今回は「モーツァルト!」で帝劇初主演を果たし、順調に日本ミュージカル界のトップスターとなりつつある古川雄大にスポットライト当てて見ました。
題して、「今後、古川雄大に演じて欲しいミュージカルの役10選」。
「古川雄大で見てみたい!」と思った役を勝手に選んでみました!
古川雄大の魅力は「美しさ」
私が思う古川雄大の魅力は大きくひとつ「美しさ」。
そして、「美しさ」を構成しているのが3つの要素。
- ダンス
- スタイル(立ち姿のシュッ!)
- 謙虚な演技
ここで、一つ一つの要素を説明したいと思います。
ダンス
まずダンスですが、若くしてダンスを初めた(しかもクラシックバレエ)だけあって、身体を美しくみせる力に長けていると感じます。
それは、バレエ以外のダンスを踊るときも同じです。「俺が俺が」ではなく、「美しく」の意識が高いです。
スタイル
スタイルは、クラシックバレエをやっていたおかげか、シュッ!とした立ち姿がまるで宝塚男役スターのようです。
謙虚な演技
謙虚な演技は古川雄大を帝劇主演のステージにまで成長させた一番の要因です。
モーツァルト!観劇。
古川雄大の良さと、新しさが見られた。
古川君の良いところは【実力を見極めた謙虚な表現】。これはディズニーでの経験が生きていると思っている。
そこに【舞台上で潜在的なスキルと見つめ合う】というチャレンジがあった。謙虚な彼が、表現者として挑戦する姿に胸を打たれた… pic.twitter.com/AOYBnO0XGZ— ART@23日恋におちたシェイクスピア&25日モーツァルト! (@arisugawahana) 2018年6月25日
多くの若手俳優がつまずく失敗を古川雄大が乗り越えられた理由とは?
多くの若手俳優が舞台上で陥りやすい失敗が、「自分の実力が70しかないのに、100出そうとする」です。もっと簡単に説明すると、「明らかに実力が足りないのに、無理に演じたり歌おうとする」。
無理に演じようとすると、自分の能力がいつになってもどのレベルにあるのか分からなくなります。観客からは好意的に思われず、次第に与えられる役も減ってゆきます。
古川雄大は、自分の実力を過信せず、持っていないものを舞台上で出そうとしない。
謙虚に自分の実力を見つめ、今出せるスキルでまとめてくる。
「持ってないスキルを出そうとしてごちゃごちゃになる」のではなく、「持っているスキルを客観的に見つめ、美しくまとめる」。
だから、帝劇主演にまで登りつめたのでしょう。
帝劇主演に抜擢されたのは、ファンが多いからと考える人も多いと思います。間違っていません、でも実力や魅力ががなければそもそもファンは増えないのです。謙虚な姿勢で成長し、多くのファンと役を着実に増やしていったのだと思います。
謙虚な姿勢は古川雄大をさらなるトップスターへと押し上げるでしょう。
この3つの要素が合わさった姿が、古川雄大という俳優だと思っています。
そこで、「将来、古川雄大に演じて欲しいミュージカルの役」を勝手ながら選んでみました。
東宝から劇団四季、さらにはまだ日本で上演されていないウエストエンドミュージカルも含まれています。
現実的に演じる可能性よりも、「古川雄大で見てみたい」と思った役を選んでいます!
将来、古川雄大に演じて欲しいミュージカルの役
※順不同
- ラウル「オペラ座の怪人」
- フィエロ「ウィキッド」
- ベルナルド「ウエストサイド物語」
- アンジョルラス「レ・ミゼラブル」
- フレディ「マイ・フェア・レディ」
- ロナン「1789 -バスティーユの恋人たち-」
- トート「エリザベート」
- エドガー・ポーツネル「ポーの一族」
- アンドレ「ベルサイユのばら」
- ジェイミー「エブリバディ・トーキング・アバウト・ジェイミー」
実現可能性では、
- 「1789 -バスティーユの恋人たち-」ロナン・マズリエ
- 「エリザベート」トート
- 「マイ・フェア・レディ」フレディ
「1789」はすでにマクシミリアン・ロベスピエール役で出演しています。加藤和樹や小池徹平の次に来るロナン役として古川雄大の名前が浮かびました。
「エリザベート」もルドルフ役で出演済。前回は井上芳雄と城田優がトートを演じました。今勢いがあって、次にトートを演じる俳優は?と考えたら古川雄大の名前が出てくるのは当然でしょう。
「マイ・フェア・レディ」フレディは、古川雄大の「On The Street Where You Live」が聴きたいという個人的な願望も込めて。
見たい順では、
- 「1789 -バスティーユの恋人たち-」ロナン・マズリエ
- 「エブリバディ・トーキング・アバウト・ジェイミー」ジェイミー
- 「ウエストサイド物語」ベルナルド
1の「1789」ロナンは現実的にもあり得そう。古川雄大の演技力なら貧しい地域の出身というロナンの設定にも合わせられると思います。
2の「エブリバディ・トーキング・アバウト・ジェイミー」と「ウエストサイド物語」を選んだ理由を説明します。
ダンス・歌・演技で最も好きな古川雄大のスキルは「ダンス」です。なので、古川雄大のダンスシーンができるだけ劇中で見られる役を選びました。
(ウエストエンド ミュージカル「エブリバディ・トーキング・アバウト・ジェイミー」)
話題性なら、
- 「エリザベート」トート
- 「ポーの一族」エドガー・ポーツネル
- 「ベルサイユのばら」アンドレ
1の「エリザベート」トートは、実現可能性も高く、次の東宝公演で抜擢されるような気がしています。
2、3の「ポーの一族」「ベルサイユのばら」は、もし東宝で上演されるとしたら古川雄大でないと男性は演じられないでしょう。どちらも宝塚作品、しかも明日海りおが演じています。
あっ最後に、私は宝塚ファンに「日本のミュージカル俳優で男役スターに匹敵するほど美しい人は?」って聞かれたとき、
あらゆる面で古川雄大をおすすめします!
と言っています。