さまよえる若者の魂と、世界の破滅前夜を描いた新作ミュージカル「Burn All Night/バーン・オール・ナイト」
ケンブリッジのオベロン劇場にて2017年8月18日に初演を迎えます。
この記事では、ミュージカル「Burn All Night/バーン・オール・ナイト」のあらすじ、公演情報、キャストなどをまとめてご紹介します。
公演日程
アメリカン・レパートリー・シアターの主有する劇場オベロンにて、8月18日から9月8日まで世界初演のミュージカル「Burn All Night/バーン・オール・ナイト」が上演されます。
オベロン劇場
オベロンは2009年にできたナイトクラブ型の劇場です。
小規模な劇場ですが、2015年にはトニー賞で最多12部門にノミネートした「ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星/Natasha, Pierre & The Great Comet of 1812」が上演されました。
舞台と客席が自由にデザインでき、チャレンジングな作品にも対応できる劇場です。
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劇場を生かした作品になる
「Burn All Night/バーン・オール・ナイト」では、そのままナイトクラブを生かした劇場空間にして、観客はダンスフロアにスタンディングで鑑賞するようです。
ブロードウェイ公演はいつ?
アメリカのブロードウェイミュージカルサイトBroadway.comの上演予定リストにはまだ挙がってないので、ブロードウェイやオフで観ることができるのは2年先ぐらいでしょう。
あらすじ
不安定な時代に、行方不明なった4つの魂が自分自身を探しに町へ集まる。世界的破滅の前夜を舞台にした作品です。
脚本 アンディ・ミエンタス
脚本と作詞を手がけたのはアンディ・ミエンタス。アンディ・ミエンタスは2014年から2015年までブロードウェイで上演された「レ・ミゼラブル」のリバイバル版にマリウス役で出演。
2015年にリバイバルされた「春のめざめ」にも出演しています。
今まで俳優として名を残してきた1986年生まれのアンディ・ミエンタス初の作詞・脚本作品となります。
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音楽はTeen Commandments
音楽はニューヨークで活動するバンドTeen Commandmentsのメンバーであるバン・ヒューズ、ニック・ラグラスタ、ブレット・モーゼス。
演出・振付
演出はニューヨークを拠点に活動するジェニー・クーンズ。
振付にはミュージカル「ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星」でトニー賞にノミネートされたサム・ピンクルトン。サム・ピンクルトンは2017年にブロードウェイで上演されたミュージカル「アメリ」の振付も手掛けています。
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キャスト
メインキャスト
- ホリー:クリスティーナ・アラバド(「春のめざめ」)
- ザック:ケン・クラーク(「ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星」)
- ボビー:リンカーン・クラウス
- ウィル:ペリー・シャーマン(「ファン・ホーム」)
アンサンブル
- ガブリエル・カルッバ
- オーリー・セイロン
- マルケス・ジョンソン(「美女と野獣」)
- アシュリー・ラロンド(「ヴァイオレット」)
- A.J.ラファエル
- M.J.ロドリゲス
- ジャマー・ウィリアムス
クリエイティブチーム
- 舞台デザイン:サラ・ブラウン(「The Shape She Makes」)
- 衣裳デザイン:ニール・フォーティン(「The Pirate Princess」)
- 照明デザイン:ブラッドレイ・キング(「ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星」)
- 音響デザイン:ジェシカ・パズ(「ディア・エヴァン・ハンセン」)
- 音楽監督:シアン・マッカーシー(「ブック・オブ・モルモン」)
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現在は初演に向け稽古中でしょうか。
変形型の劇場でキャッチーなミュージカル「ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星/Natasha, Pierre & The Great Comet of 1812」がブロードウェイで大ヒットしたことで、今までにない劇場空間にチャレンジするトレンドがさらに加速するでしょう。
日本での上演も楽しみな作品ですね。今後もミュージカル「Burn All Night/バーン・オール・ナイト」の最新情報をお届けします!
オベロン劇場公演でのチケットはこちらから。