ミュージカル「スノーチャイルド」あらすじ | 2018年アメリカで初演
アメリカ合衆国ワシントンD.C.の有名な劇場アリーナ・ステージで2018年3月よりミュージカル「スノーチャイルド」が世界初演を迎えます。
エアウィン・アイヴィーのデビュー作にして、ピューリッツァー賞の最終選考にまで残った小説「The Snow Child」。
この度、アラスカをバックグラウンドにしたトラディショナルな弦楽バンドの音楽でミュージカル化されます。
ストーリー
舞台は1920年。そのころの荒れたアラスカは結婚生活を続けるのに厳しい場所でした。胎児を失い、悲しみにくれるマーベルとジャック。二人の間は亀裂が広がりつつ、なんとか関係をやり直そうとする。しかし、アラスカの暮らしは、彼らを無慈悲にも追い詰めます。彼らの暮らすキャビンを囲む暗い森。それを具象化するミステリアスな少女。
美しく、残酷な土地。日比の状況を見つめることも難しい場所。スノーチャイルドは彼らに、究極的な変化を迫る。
上演日程
April 13 — May 20, 2018
劇場
Kreeger Theater
脚本:ジョン・ストランド
作曲:ボブ・バングハート、ジョージア・スティット
作詞:ジョージア・スティット
演出:モリー・スミス
音楽監督:リン・シャンケル
編曲:リン・シャンケル
あらすじ
1920年のアラスカ。自給自足してゆくには厳しい土地。特に、最近この地に住み着いたジャックとマーベルには酷なことだった。子供を失った二人。地に足のつかない生活。農場の仕事の過酷さに押しつぶされそうになっている。マーベルは孤独と絶望により崩れ落ちていた。冬に入りかけた初雪の時、雪から子どもをつくる。
次の朝、雪でつくった子どもはいなくなっていた。しかし、二人は木々の間を走るブロンドヘアーの少女の姿を見る。
小さな少女、彼女の名前はファイナ。まるで森から生まれた子どものよう。ファイナは赤狐を狩り、雪の上に軽く触れ、アラスカの大地に一人で生きている。
おとぎ話から抜け出したような少女について、二人はもっと知ろうとする。二人は少女を娘のように育てることに。しかし、美しく、そして残酷なこの土地では物事の本質を見つめるには難しく。ファイナと出会ったことで二人は究極的な変化を迫られる。