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歌舞伎 演劇

『ワンピース歌舞伎』感想をズバリ【通常版と麦わらの挑戦を比較】 | 東京・大阪・名古屋


「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」2017年再演の感想。そして市川猿之助主演の通常公演と、尾上右近主演の麦わらの挑戦公演の比較をご紹介します。

また、上演時間や地方公演《大阪・大阪松竹座&名古屋・御園座》での公演情報も記載しています。

『ワンピース歌舞伎』感想をズバリ!‎

@公式サイト

 

 

市川猿之助の代役に尾上右近

通常公演と麦わらの挑戦の比較を最初にご紹介しようとしたのですが、なんと9日の公演で市川猿之助がカーテンコールの際に骨折。


通常公演でも麦わらの挑戦の配役で上演されることが決定しました。市川猿之助の復帰のめどはまだ立ってないので、少なくとも東京公演は尾上右近がルフィ&ボア・ハンコックを演じるでしょう。市川猿之助は来年の大阪公演&名古屋公演からの復帰となりそうです。

また、尾上右近が演じていたサディちゃんを坂東新悟、マルコを中村隼人が演じます。

それでは、最初に注目と猿之助の代役としての期待を集める尾上右近ルフィ&ハンコックの感想をご紹介します。

SNSでの感想


尾上右近が代役としてルフィを演じることが決まる前でも、ポジティブな感想がずらり!

特に、25歳になる尾上右近のフレッシュで全力な点が観客の心を動かしています。

私も実は8日にマチネ(麦わらの挑戦)と通常公演を観劇しました。

Twitterにも書きましたが、フレッシュで元気はつらつとしていて漫画やアニメのルフィのイメージとそっくり。一生懸命仲間を守り、真っ直ぐに生きるルフィの姿を上手に表現していました。

市川猿之助のような歌舞伎の面白さも伝えつつ...的なところは少し弱まりますが、逆に猿之助版では味わえないルフィ像が見られます。

楽しみにして全く問題ありません。また、他のキャストも演劇界のツワモノが共演しており、間違いなくこういう展開になったら燃えるでしょう。

通常公演以上の熱気あふれる最高の作品になると思います。

 

 

通常公演&麦わらの挑戦を比較【感想】

新橋演舞場の東京通常公演でも尾上右近がルフィ&ボア・ハンコックを演じることになりましたが、ここでは市川猿之助主演の通常公演と尾上右近主演の麦わらの挑戦公演の比較・感想をご紹介します。

市川猿之助のルフィは歌舞伎の熟練した芸も一緒に堪能できる

通常公演では市川猿之助がルフィ/ボア・ハンコック役を演じます。

さすが市川猿之助だけあって、ルフィというキャラクターを演じながらも、歌舞伎役者としての熟練した芸でも観客を魅了してくれます。

 

尾上右近のルフィの方が原作に近い若々しさがある

「麦わらの挑戦」では通常公演でマルコ/サディちゃんを演じる尾上右近がルフィ/ボア・ハンコックを演じます。

市川猿之助のルフィが歌舞伎の熟練した芸も味わえるのに対し、尾上右近のルフィはまだ25歳という若さゆえのハツラツとしたルフィになっていました。

アニメや漫画のルフィに近いのは尾上右近だと思います。よりルフィとしてのリアル感があるのは尾上右近なので、歌舞伎自体が初めての人は「麦わらの挑戦」から見てみるのをおすすめします。

 

坂東新悟のサディちゃんが美しい

「麦わらの挑戦」では通常公演でサディちゃんを演じる尾上右近がルフィ/ボア・ハンコック役を演じることもあり、坂東新悟がサディちゃんを演じます。

ちなみに、尾上右近も坂東新悟も女方をメインにする役者です。尾上右近よりも坂東新悟は身長が高いので、日本人ではないキャラクターになると長身とスタイルの良さが光ります。

 

エースと白ひげのお墓が変わる

これ記憶違いだったら申し訳ないのですが、通常公演と麦わらの挑戦では、エースと白ひげのお墓が変わります。

通常盤ではアニメを再現したお墓が登場しますが、麦わらの挑戦では墓石の上にエースと白ひげが直立した姿で舞台後方にせり上がってきます。

 

シャンクスの姿が変わる

通常公演ではエースを演じた平岳大、麦わらの挑戦では市川猿之助がシャンクス役を演じます。

平岳大は漫画を再現した姿、一方で市川猿之助のシャンクスは白塗りにまるで連獅子のような長く真っ赤な髪、きらびやかな衣装で登場します。

市川猿之助のシャンクスは神々しい姿をしており、ギリシャ神話のデウス・エクス・マキナや、泉鏡花の「天守物語」の近江之丞桃六のような作品の中での〈異次元さ〉を感じます。

 

ファーファータイムではシャンシャン(タンバリン)の交換が流行る

これは通常公演&麦わらの挑戦に共通しています。2幕最後のファーファータイムでは、観客とキャストでのタンバリン交換が流行っています。※キャストも2階までの客席通路に登場します。


また、私が見た公演では市川猿之助が宙乗りしている時に、下にいる観客にタンバリンを投げて渡していました。


タンバリンは一個900円。私ももちろん買いましたよ!使用するのは2幕最後のほんの5分から10分くらいですが、かなり盛り上がるためおすすめです。

所有率は5割くらいです。

また、タンバリン以外にもたくさんのグッズが発売されていました。

公式グッズホームページ

 

カーテンコールの並び順が変わる

カーテンコールでは、麦わらの挑戦ではカーテンコールの最前列にルフィ役を演じた尾上右近とシャンクス役の市川猿之助。

通常盤ではルフィ役の市川猿之助と、エース役の平岳大が最前列でした。カーテンコールの並び順に関しては変化することもあります。

 

観客の違い

通常公演に比べて麦わらの挑戦の観客の方が平均年齢が下がっています。麦わらの挑戦の方が笑い声が若く、また反応も良かったと思います。

 

 

2017年東京公演日程・スケジュール

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」2017年東京公演の日程・スケジュールをご紹介します。

新橋演舞場で上演される東京公演は2ヶ月間です。

東京公演の上演期間

公演期間:2017年10月6日(金)~11月25日(土)

麦わらの挑戦 日程

10月8日(日)/ 11日(水)/ 14日(土)/ 17日(火)/ 22日(日)/ 25日(水)/ 28日(水)/ 28日(土)

11月3日(金・祝)/ 6日(月)/ 9日(木)/ 12日(日)/ 15日(水)/ 20日(月)/ 23日(木・祝)

※開演時間は全て11時

上演時間

昼の部

第一幕:11時20分〜12時

幕間(休憩):30分

第二幕:12時30分〜13時35分

幕間(休憩):25分

第三幕:14時〜15時25分

夜の部

第一幕:16時30分〜17時30分

幕間(休憩):30分

第二幕:18時〜19時5分

幕間(休憩):25分

第三幕:19時30分〜20時55分

※合計4時間5分

チケット

通常公演の料金

桟敷:17,500 / 1等:16,500 / 2等A:9,500 / 2等B:5,000 / 3階A:5,000 / 3階B:3,000

麦わらの挑戦

桟敷:15,500 / 1等:14,500 / 2等A:8,500 / 2等B:4,500 / 3階A:4,500 / 3階B:2,500

フジテレビダイレクト

ヤフーチケット

 

 

2018年大阪公演日程・スケジュール

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」2018年大阪公演の日程・スケジュールをご紹介します。

大阪松竹座で上演される大阪公演は約1ヶ月間です。

大阪公演の上演期間

公演期間:2018年4月1日(日)~4月25日(水)

麦わらの挑戦 日程

情報解禁され次第、ご紹介します。

上演時間

上演時間は、休憩を含む4時間5分です。

 

 

2018年名古屋公演日程・スケジュール

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」2018年名古屋公演の日程・スケジュールをご紹介します。

御園座で上演される名古屋公演は約1ヶ月間です。

名古屋公演の上演期間

公演期間:2018年5月3日(木・祝)~27日(日)

麦わらの挑戦 日程

情報解禁され次第、ご紹介します。

上演時間

上演時間は、休憩を含む4時間5分です。

 

 

キャスト

メインキャスト

市川猿之助

モンキー・D・ルフィ/ボア・ハンコック ※シャンクス(麦わらの挑戦)

市川右團次

エドワード・ニューゲート(白ひげ)

坂東巳之助

ロロノア・ゾロ/ボン・クレー/スクアード

中村隼人

サンジ/イナズマ ※サンジ/イナズマ/マルコ(麦わらの挑戦)

0

尾上右近

マルコ/サディちゃん ※モンキー・D・ルフィ/ボア・ハンコック(麦わらの挑戦)

0

坂東新悟

ナミ/サンダーソニア ※ナミ/サンダーソニア/サディちゃん(麦わらの挑戦)

市川寿猿

アバロ・ピサロ

市川右近

トニートニー・チョッパー

市川弘太郎

はっちゃん/戦桃丸/ニューカマー・スー

坂東竹三郎

ベラドンナ

市川笑三郎

ニョン婆

市川猿弥

ジンベエ/アーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)

市川笑也

ニコ・ロビン/マリーゴールド

市川男女蔵

マゼラン

市川門之助

つる

平岳大

ポートガス・D・エース/シャンクス ※ポートガス・D・エース(麦わら公演)

嘉島典俊

ブルック/"赤犬"サカズキ/ニューカマー・サッチン

浅野和之

センゴク/エンポリオ・イワンコフ

 


 

ルフィ役の尾上右近への注目が集まりますが、私が一番演技の上手さに驚いたのが坂東巳之助。

ゾロからボン・クレー、最後にスクアードと見た目も性格も与えられている役割も全く異なる3つのキャラクターを一つの作品の中で演じきります。

この人の才能は本当にすごい。10年以上エンタメの世界で勉強&仕事をし続けて、生で見てきた役者の中でも、ここまで「すごい!」と感動する人にはなかなかめぐり合えません。今後歌舞伎だけでなくストレートプレイなどでも坂東巳之助の名を耳にするかもしれませんね。

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