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ミュージカル『ファン・ホーム』あらすじ キャスト【トニー賞5部門受賞】

投稿日:2017年6月2日 更新日:


2015年トニー賞で10部門ノミネート&5部門受賞のミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』

ミュージカル「パリのアメリカ人」や「サムシング・ロッテン!」などの有力作品をおさえ、作品賞・脚本賞・演出賞・作曲賞などの主要な賞を獲得した人気&実力作です。

多くの子役が出演し、幅広い年代の役者が出演する現代ミュージカル。

同性愛者であるアリソン・ベクダルが2006年に刊行した自伝的小説「ファン・ ホーム ~ある家族の悲喜劇~」をミュージカル化した作品であり、父と娘の関係を軸にして描く家族の物語です。

この記事では、ミュージカル「ファン・ホーム」のあらすじ、キャストなどあらゆる情報をご紹介します。

ミュージカル「ファン・ ホーム」公式ホームページ



ストーリー・ネタバレ

本ミュージカルはアリソン・ベクダルの自伝的作品「ファン・ ホーム ~ある家族の悲喜劇~」が原作です。

アリソン・ベクダルが7年もの歳月をかけて執筆した「ファン・ ホーム ~ある家族の悲喜劇~」は、アイズナー賞、最優秀ノンフィクション賞受賞、全米批評家協会賞最終候補など高い評価を得ました。

 

あらすじ・紹介動画

「ファン・ ホーム ~ある家族の悲喜劇~」は同性愛者である小説家アリソン・ベクダルの半生を「tragicomic(悲喜劇)」として描いた作品。

少女時代、そして父が自殺をする前、その後と3つのタームでアリソン・ベクダルの半生をつづる物語です。

Hollywood Reporter

アリソン・ベクダルの家族―母、兄弟そして気まぐれで、頭の良く、エネルギッシュな父親―がアリソン・ベクダルとどのように関わりあっていたのかが描かれます。

上演時間

上演時間は、1時間40分です。ブロードウェイでは休憩なしの一幕でした。日本で上演されるミュージカルで一幕は珍しいので、日本版の場合休憩が間に入るでしょう。

ユニークな客席

Fun Home

ブロードウェイ作品では珍しいですが、舞台を取り囲むつくりになっています。劇場マニアにはしびれますね。

 

 

評価・感想

ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』は2013年にオフブロードウェイで上演され、アウター・クリティクス・サークル賞やドラマ・デスク・アワードで数多くの賞にノミネートされました。

さらに2015年3月に上演されたブロードウェイ版は、2015年のトニー賞で10部門にノミネート。「パリのアメリカ人」などの有名作品をおさえ、作品賞に輝きました。

ここでは、ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』の受賞歴や評価・感想をご紹介します。

評価・感想

「誠実さと美しさですぐにあなたの心をつかむ斬新なミュージカル。」 Associated Press

「このショーは新しい地平をひらくことに成功した作品であり、それは誠実さを追及したからである。この舞台は、真実の愛、忍従、同情の世界を掘り下げている。『ファン・ホーム/Fun Home』はどれだけ人びとが変化してきたかを教えてくれ、どこまで人びとが来たのかを反映しているショーだ。」ウォール・ストリートジャーナル

「『ファン・ホーム/Fun Home』は感情のジェットコースターだ。息をのむほどの心温まるストーリーと、現在のブロードウェイミュージカルの中でも最高に明るく楽しくなれる曲がミックスしている。刺激的で、元気づけられる楽しい劇を探している人にぴったしだ。驚き、ハラハラし、そしてとりこになるだろう。」ハフィントン・ポスト

「感情の発生源であるこのショーは、一瞬たりとも気が逸れるようなことはない。ショーの終りに、観客が飛び跳ねて立ち上がっても驚きはしない。そして、そこから人生が始まるのだ。」シカゴ・トリビューン

Playbill

受賞歴

オフ・ブロードウェイ

アウター・クリティクス・サークル賞

  • 作品賞、脚本賞、作曲賞、演出賞、主演男優賞、助演女優賞(2人)

ドラマ・デスク・アワード

  • 作品賞、演出賞、助演女優賞、作曲賞、作詞賞、脚本賞、編集賞、音響デザイン賞

※太字は受賞

ブロードウェイ

トニー賞

  • 作品賞、脚本賞、演出賞、作曲賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞(3人)、編曲賞、舞台デザイン賞、照明デザイン賞




曲・サウンドトラック

ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』は心温まるストーリーだけではなく音楽への評価も高い作品です。

それは、トニー賞の作曲賞受賞などアワードでの受賞・ノミネート数が物語っています。私もサウンドトラックを聴きましたが、ハフィントン・ポストのレビューの通り「ブロードウェイミュージカルの中でも最高に明るく楽しくなれる曲」が最初から終りまで連続していて飽きることがありません。

ストーリーはもちろんのこと、1時間40分という短めのミュージカルの中で、耳に残る名曲が連なっているからこそ、これほど作品が高い評価を受けたのでしょう。曲数は合計で27曲もあります。

サウンドトラック・購入

 

 

キャスト

ここでは、ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』のキャストについてご紹介します。

アリソン・ベックデル:ベス・マローン

Broadway.com

主人公であるアリソン・ベックデル役を演じたのは女優・歌手のベス・マローン。ベス・マローンも同性愛者であり、音楽技術者のロシェル・ショッパートと結婚しています。

主な出演作

  • ミュージカル「アニーよ銃をとれ」:アニー・オークリー

ブルース・ベックデル:マイケル・サーヴェリス

Alchetron

アリソン・ベックデルの父ブルース役を演じたのは今までに計6度のトニー賞ノミネート経験を持つマイケル・サーヴェリス。海外ドラマ「フリンジ」などテレビや映画にも多数出演するアメリカ出身の俳優です。本作でトニー賞の主演男優賞を獲得しています。

主な出演作

  • ミュージカル「The Who's Tommy」トニー賞:助演男優賞ノミネート
  • ミュージカル「アサシンズ」トニー賞:主演男優賞受賞
  • ミュージカル「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トニー賞:主演男優賞ノミネート
  • ミュージカル「エビータ」トニー賞:助演男優賞ノミネート

ヘレン・ベックデル:ジュディー・クーン

OKMusic

ブルースの妻ヘレン役を演じたのはディズニー映画「ポカホンタス」の劇中歌を担当した女優ジュディー・クーン。ポカホンタスが歌う「カラーオブ・ザウィンド」「川の向こうで」はジュディー・クーンが歌っています。

またブロードウェイ版初演「レ・ミゼラブル」のコゼットもジュディー・クーンです。「レ・ミゼラブル」「ファン・ホーム/Fun Home」含め過去に4度トニー賞にノミネートしています。

主な出演作

  • ミュージカル「レ・ミゼラブル」トニー賞:助演女優賞ノミネート
  • ミュージカル「チェス」トニー賞:主演女優賞ノミネート
  • ミュージカル「She Loves Me」トニー賞:主演女優賞ノミネート

 

 

公演日程

ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』ブロードウェイ版、そして日本公演の日程をご紹介します。

ブロードウェイ版

ブロードウェイでは2015年3月27日にプレビュー公演&4月19日初演を迎え、2016年9月10日に582回目の公演でクローズしました。

また、2016年10月からは国内ツアーが始まっています。

日本版・日本公演

現在ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』の日本公演は計画されていません。

子どもが多く出演する作品であり、日本版として上演するのはハードルが少し高くなりますが、本当に評価の高い作品なので是非上演して欲しいですよね。




 

トニー賞の作品賞「キンキーブーツ」「紳士のための愛と殺人の手引き」は日本でも数多く上演されてきた

過去のトニー賞で作品賞を獲得した作品の多くが日本で上演されてきました。近年では2010年「メンフィス」、2013年「キンキーブーツ」、2014年「紳士のための愛と殺人の手引き」。

2012年「ONCE ダブリンの街角で」も日本人キャスト版ではありませんが、来日公演が六本木EXシアターにて上演されています。

ミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』日本での上演はあるのでしょうか!?このサイトでは今後もミュージカル『ファン・ホーム/Fun Home』の最新情報をお届けします!

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