本場の評論家が考える、歌唱力の高いブロードウェイミュージカルの女優は誰かー
ミュージカルの聖地であるブロードウェイで現在も活躍するスターたちの中で、評論家が考える「最も歌が上手な女優」は誰か。そんな疑問を今回は解消したいと思います。
選出のメンバーはアメリカのエンターテイメント界でも特に有名なコムニストであるマイケル・ムストの記事を参考にしています。
2014年の記事なので若干の変動や、個人の趣味趣向が影響していると思いますが、ぜひご参考ください。
目次
- 1位 オードラ・マクドナルド(Audra McDonald)
- 2位 サットン・フォスター(Sutton Foster)
- 3位 ケリー・オハラ(Kelli O'Hara)
- 4位 クリスティン・チェノウェス(Kristin Chenoweth)
- 5位 イディナ・メンゼル(Idina Mentzel)
- 6位 パティ・ルポーン(Patti LuPone)
- 7位 バーナデット・ピーターズ(Bernadette Peters)
- 8位 ドナ・マーフィー(Donna Murphy)
- 9位 ジェシー・ミューラー(Jessie Mueller)
- 10位 ローラ・オズネス(Laura Osnes)
- その他、ブロードウェイのディーバたち
1位 オードラ・マクドナルド(Audra McDonald)
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1970年ドイツ生まれ
代表作に「回転木馬」「ポーギーとベス」など。演劇も含め、7回のトニー賞受賞という輝かしい経歴を持つ。否定しようのない歌唱力。
また、実写版「美女と野獣」ではマダム・ド・ガルドローブ役を演じています。
2位 サットン・フォスター(Sutton Foster)
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1975年アメリカ生まれ
6回のトニー賞ノミネート、2回の受賞。洗練さ、プロフェッショナリズムを漂わせている名女優です。名前だけでチケットが完売になるようなことはないかもしれませんが、才能に満ち溢れ、出演すれば期待以上のものを見せてくれるブロードウェイのディーバです。
今までの代表作に、「モダン・ミリー」「エニシング・ゴーズ」「ヴァイオレット」など。また、テレビドラマ「Younger」で主演を務めるなど、映像でも活躍しています。
3位 ケリー・オハラ(Kelli O'Hara)
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トニー賞5回のノミネート、また2015年には「王様と私」でトニー賞の主演女優賞を獲得しました。「ジキル&ハイド」でブロードウェイ・デビューして以降、「南太平洋」「マディソン郡の橋」などのブロードウェイ作品で主演を務めてきました。
歌に注目されますが、「パジャマゲーム」などダンススキルが必要なミュージカルでのパフォーマンスにも定評があります。
4位 クリスティン・チェノウェス(Kristin Chenoweth)
1968年アメリカ生まれ
『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』サリー役で、ブロードウェイ2作目にしてトニー賞を受賞。その後、『ウィキッド』グリンダ役でもトニー賞にノミネートされています。また、2015年の『20世紀号に乗って』で久々にブロードウェイミュージカルに戻ってきました。
もともとオペラを習っていたこともあり、真骨頂は「キャンディード」などオペレッタなど声楽のスキルを必要とするソングナンバーでしょうか。
また、テレビドラマや映画にも出演しており、ディズニー「ディセンダント」シリーズのマレフィセント役でも知られています。
5位 イディナ・メンゼル(Idina Mentzel)
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1971年アメリカ生まれ
2003年のミュージカル「ウィキッド」エルファバ役でトニー賞の主演女優賞を獲得、その後は映像に活躍の場を移し「レント」モーリーン役、「魔法にかけられて」ナンシー役、また「アナと雪の女王」エルサの声でもお馴染みでしょうか。
2014年の「If/Then」以降はブロードウェイの舞台に立っていませんが、ぜひ舞台上でのパフォーマンスを見たいですね!
6位 パティ・ルポーン(Patti LuPone)
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1949年アメリカ生まれ
2度のトニー賞『エビータ』『ジプシー』、2度のローレンス・オリヴィエ賞「レ・ミゼラブル」「カンパニー」を獲得しているミュージカル界のレジェンド。出演作は数知れず、「エビータ」エヴァ、「レ・ミゼラブル」ファンティーヌ(ウエストエンド初演)、「サンセット大通り」ノルマ(ウエストエンド初演)などなど。
2020年には「カンパニー」ブロードウェイリバイバル版に出演予定。ファンティーヌから「エニシング・ゴーズ」リノまで、幅広いキャラクターを演じ分ける演技力や歌唱力など、「ミュージカルスキル」の高い女優です。
7位 バーナデット・ピーターズ(Bernadette Peters)
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1948年アメリカ生まれ
今までに2度のトニー賞を獲得(『ソング・アンド・ダンス』『アニーよ銃をとれ』)。また、映像作品にも数多く出演しており、アニメ映画「アナスタシア」ではマリー皇太后のお世話人であるソフィーの声も担当している。最近では「Mozart in the Jungle」などのテレビドラマにもメインキャストとして出演。
ミュージカルでは「Sunday in the Park with George」「Into the Woods」「A Little Night Music」などスティーヴン・ソンドハイム作品への出演が多い。ジャジーな歌い方が特徴的で、しっとりと聴かせる系の曲を歌う時の心地良さは最強。
8位 ドナ・マーフィー(Donna Murphy)
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1959年アメリカ生まれ
「パッション」「王様と私」で2度のトニー賞を獲得。また『塔の上のラプンツェル』ゴーテルの声も担当しています。
過剰にテクニックを使うのではなく、感情をダイレクトに歌に乗せる歌い方が特徴的。
9位 ジェシー・ミューラー(Jessie Mueller)
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1983年アメリカ生まれ
2014年に「ビューティフル」オリジナルキャストとして出演し、トニー賞の主演女優賞を獲得。また、「ウェイトレス」でも主演としてノミネートしています。迫力ある低音の響きに注目!
10位 ローラ・オズネス(Laura Osnes)
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1985年アメリカ生まれ
2013年に上演された「ロジャース&ハマースタインのシンデレラ」にてトニー賞の主演女優賞にノミネート。「エニシング・ゴーズ」「ボニー&クライド」「バンドスタンド」などのブロードウェイ作品で主演。
ジュリー・アンドリュースのように心地よい裏声の響かせ方が特徴。声に可愛さもあり、ディズニープリンセス系の楽曲を歌わせたら最強。
その他、ブロードウェイのディーバたち
- パティーナ・ミラー
- トーニャ・ピンキンズ
- マリン・マッツィー
- クリスティン・エバーソール
- ケリー・バトラー
- アンドレア・マーティン
- ベベ・ノイワース
- キャロリー・カーメロ
- ビクトリア・クラーク
- シャーロット・ダンボワーズ
- ケイティ・フィネラン
- レベッカ・ルーカー
- ヤン・マックスウェル
- ローラ・ベナンティ
関連記事:ブロードウェイミュージカル | 2020年スケジュール&ラインナップ | ニューヨーク
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