2019年トニー賞の候補として期待されるミュージカル「ハーフ・タイム」のあらすじ・ストーリー・音楽などをまとめてご紹介します。
いたって普通の年寄りの女性たちがありえないような夢をかなえる姿を描いた、実話に基づいたミュージカル「ハーフ・タイム」。2018年秋の上演を予定しており、2019年トニー賞でも注目の作品として挙げられています。
この記事では日本のどのサイトよりもいち早くミュージカル「ハーフ・タイム」についてご紹介します。
Playbill
ミュージカル「ハーフ・タイム」の見どころを1分で解説!
演出・振付にジェリー・ミッチェル
演出・作曲などクリエイターにブロードウェイの実力者たち!
ミュージカル「ハーフ・タイム」は数多くのブロードウェイで活躍するクリエイターが携わっている作品です。
脚本は「アラジン」チャド・ベゲリンと「エルフ」ボブ・マーティン、歌詞は「キューティ・ブロンド」ネル・ベンジャミン、作曲は「エルフ」マシュー・スクラー。また、演出・振付には「キンキーブーツ」でトニー賞を獲得したジェリー・ミッチェルが参加しています。また、共同振付は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ニック・ケンケルです。
ストーリー・あらすじ
ミュージカル「ハーフ・タイム」は実話を元にした作品です。
ニューヨークに本拠地を持つバスケットチーム、ブルックリン・ネッツはNBA特有のハーフタイムのヒップホップダンスチームに60歳以上の人を集めようとしました。そこに集まった59歳から80歳までの人たちが、オーディションを受け、トレーニングする姿を撮影したドキュメンタリー映画が2008年にトライベッカ映画祭で上映され、観客賞のファイナリストまで残り高い評価を得たのです。
その後さまざまな映画祭で上映され、パームビーチ映画祭の観客賞などを獲得しました。
映画「Gotta Dance」紹介動画
この映画の特徴は、ハーフタイムのパフォーマンスだけでなく、集まったバックグラウンドの異なる59歳から80歳までのメンバーの生活にまで密着したことです。
ミュージカルでも同じく、ダンスショーではなく、一人ひとりの心情や背景に迫る脚本が見どころなのです。
また、初演は2015年シカゴのバンク・オブ・アメリカ劇場、その時のタイトルは「Gotta Dance」。しかし、ブロードウェイ公演に際し、内容とタイトルを一致させるために「Half Time/ハーフタイム」という名へ変更しました。
ミュージカル「Gotta Dance」紹介動画
音楽・作曲
音楽に女優、シンガーソングライター、プロデューサーのエスター・ディーンが参加
さらに、なんとブロードウェイ公演のために映画「ピッチ・パーフェクト」シリーズのシンシア役を演じる歌手エスター・ディーンが作詞・作曲に参加。エスター・ディーンはクリスティーナ・アギレラ、ビヨンセ、ケリー・クラークソン、メアリー・J. ブライジ、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュら音楽界のスーパースターと共同で作曲を手がけるアーティストです。
エスター・ディーンが加わったことで、ヒップホップ風のミュージカルソングではなく、若者を熱狂させるような今どきのヒップホップが追加され、かなりホットな作品になりそうです!
感想・評価
「『ハーフタイム』はパフォーマンスチームNETSational Seniorsを簡潔にまとめたものではなく、映画の舞台化でもない。これは、脚本を担当したチャド・ベゲリンとボブ・マーティン、そして作曲家のマシュー・スクラーなどのクリエイティブチームが、数多くのNBAチームから真似されるほどの魅力を真に伝えた物語なんだ。」プロデューサーのドリー・ベリスタイン
実話を元にした作品である「ハーフタイム」。見どころは何と言ってもブロードウェイを代表する豪華なクリエイティブチーム!ジェリー・ミッチェルは「キンキーブーツ」「ラ・カージュ・オ・フォール」と二度のトニー賞を獲得し、また今までに「ヘアスプレー」「On Your Feet!」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「キューティ・ブロンド」「ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ」「ジプシー」などのミュージカル作品を手がけてきました。本作も期待しましょう!
このサイトでは、これからもミュージカル「ハーフタイム」に注目してゆきます。