2003年にブロードウェイで初演を迎えた伝説のミュージカル『ウィキッド』が映画になって帰ってくる!
この記事では大人気ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』実写映画版のあらすじ、キャスト、公開日などあらゆる情報をご紹介します。
「ウィキッド/Wicked」のあらすじ&キャスト紹介
「Defying Gravity/自由を求めて」ほど爽快感のあるミュージカル・ナンバーがこの世にあるでしょうか?ユニバーサル・ピクチャーズがついにブロードウェイミュージカル『ウィキッド』を映画化します。
2003年にオープニングを迎えてから今現在もブロードウェイで上演し続けている名作です。劇団四季が上演したことで日本でも有名になりました。
「ウィキッド」初演の主人公エルファバを演じたのは皆様ご存知の通りイディナ・メンゼル。
イディナ・メンゼルは日本では「アナと雪の女王」エルサの声を担当し、日本でも一気にお茶の間的に有名になりましたが、彼女をトップスターまで押し上げたのがこのエルファバ役だったのです。
それだけに、映画版「ウィキッド」のエルファバ役を演じるのが誰なのか?海外のメディアでもとてつもなく注目を浴びているポジションです。
ここでは、映画版「ウィキッド」のあらすじ、そしてキャストについてご紹介します。
映画版「ウィキッド」のあらすじ
「南の善い魔女」グリンダが「西の悪い魔女」との思い出を話し始めると物語ははじまります。「ウィキッド」はグリンダの回想録なのです。
人も動物も同じ言葉を話し、共に暮らしていた自由の国──オズ。平和なこの国にいつしか異変が起きていました。動物たちが、次々と言葉を話せなくなっているのです。しかし大多数の国民は、その事態に気付いていません......。
全寮制のシズ大学に入学してきたエルファバ。特異な緑色の肌のため家族に疎まれ、周囲の学生たちとも馴染めずにいた彼女は、偶然と誤解からグリンダと同じ部屋に暮らすことになります。
見事な美貌とブロンドの髪を持つグリンダは、天性の明るさを備えたクラスの人気者。一方、思索的で激しい気性のエルファバは、生まれながらに不思議な魔法の力を持っていました。性格も外見も異なる二人は、はじめは対立するものの、 次第に互いの内面を理解し合い友情を育んでいきます。
ある日エルファバの元へ、この国の支配者にして強大な魔力を持つと言われるオズの魔法使いから招待状が届きます。
グリンダを伴い、魔法使いの住むエメラルドシティを訪れたエルファバは、緑色に輝く大都会の素晴らしさに感激しました。偏見のない、自由な空気に包まれた憧れの都に、自分たちの居場所を見つけたことを2人は喜び合うのでした。
しかし、宮殿を訪ねた二人は驚くべき事実に遭遇します。エルファバがずっと憧れていた「オズの魔法使い」こそが、自分の権力を強化するために動物たちの言葉を奪っていた、異変の元凶そのものだったのです。
陰謀の正体に驚き怒ったエルファバは、動物たちを解放するために闘うことを決意。「魔法の書」を奪って空高く飛び立ってしまいます。
真相を見抜かれた「魔法使い」は、国民を駆り立てエルファバを「悪い魔女」に、そしてグリンダをオズの国を救うシンボルに祭り上げるのでした。
心ならずも正反対の道を歩み始めたエルファバとグリンダ。怒り狂った群衆たちの魔女狩りがエルファバの身に迫ります。互いを思いやりながらも、自らの信じる道を貫くため二人はある決意をするのですが……。
あらすじはミュージカル舞台版のものを紹介しました。ミュージカル舞台版も映画版もどちらも同じユニバーサル・ピクチャーズが製作しているので、あらすじや登場人物に大きな変更はないでしょう。
映画版「ウィキッド」のキャスト紹介
映画版「ウィキッド」のキャストはまだ発表されていません。しかし、海外メディアではすでに誰がエルファバ役を演じるのか議論されています。
ここでは、海外メディアによって報道されたエルファバ役の候補をご紹介します。
ニコール・シャージンガー
Billboard
メディアで報じられているエルファバ候補の中でも最有力がアメリカのホノルル出身シンガーソングライターのニコール・シャージンガー。
1978年生まれの現在38歳。アンドリュー・ロイド・ウェバー作「キャッツ」グリザベラ役でウエスト・エンドの舞台に立っています。
アリアナ・グランデ
Billboard
ポップカルチャー界の歌姫、アリアナ・グランデも候補の一人です。1993年アメリカ生まれの23歳。
歌はもちろんのこと、テレビドラマ「ビクトリアス」「サム&キャット」にレギュラー出演したり、またディズニー実写映画「美女と野獣」の主題歌「Beauty and the Beast」を歌ったりと、幅広く活躍しており、知名度も高く世界が注目するエルファバ役にもぴったり。アリアナ・グランデの「Defying Gravity/自由を求めて」も聴いてみたい!
アナ・ケンドリック
Hollywood Reporter
アナ・ケンドリックだったらエルファバできそう!魔女のように端正な顔立ち、歌の上手さ、演技力。全て兼ね揃えています。
映画「ピッチ・パーフェクト」のベッカ・ミッチェル役でお馴染みですが、元々はブロードウェイ出身、史上3番目の若さでトニー賞にノミネートされた逸材。
映画「マイレージ・マイライフ」ではアカデミー助演女優賞にもノミネートされています。
1985年生まれの31歳。年齢的にもまだまだでしょう。
リア・ミシェル
Jazz at Lincoln Center
リア・ミシェル!ありですね。えらの張った顔立ちもイディナ・メンゼルに似ている。
歌も十分すぎるくらい上手いし、年齢的にも1986年生まれの30歳で問題なし。「glee/グリー」レイチェル・ベリー役で有名ですが、アナ・ケンドリック同様にリア・ミシェルもデビューはブロードウェイミュージカル「レ・ミゼラブル」ヤングコゼット。そしてトニー賞8部門受賞「春のめざめ」主演。リア・ミシェルのエルファバ見てみたいですよね。
クリスティン・チェノウェス
YOU.co.za
「ウィキッド」初演のグリンダ役です。『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』のサリー役でトニー賞も受賞しています。名実共に問題なし。
ただ、1968年生まれの48歳という年齢だけが気になります。
映画「ウィキッド/Wicked」の監督&公開日
キャストはユニバーサルも1番ふさわしい人をはめてくるだろうし、キャストもエルファバ役なら他のオファー蹴ってでも演じるでしょう。
では、監督は誰になるのか!
ユニバーサルも作品の重要性を感じているのか最高の選択をしました。スティーブン・ダルドリー。ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞受賞。ほとんどの作品でアカデミー賞ノミネートという経歴の持ち主です。
ここでは、映画「ウィキッド」の監督、そして公開日をご紹介します。
映画版「ウィキッド」の監督は『リトル・ダンサー』のスティーブン・ダルドリー
1961年イギリス出身。2000年公開の「リトル・ダンサー/Billy Elliot」で映画監督デビューし、アカデミー監督賞ノミネート。2008年にブロードウェイで上演されトニー賞10部門受賞。
監督2作目となる「めぐりあう時間たち」でもアカデミー賞9部門ノミネート、ゴールデングローブ賞では作品賞も受賞しました。
4作目「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」でもアカデミー作品賞にノミネートしています。
映画版「ウィキッド」の公開日は2019年12月20日
ミュージカル映画「ウィキッド」の公開日は2019年12月20日です!早く見たすぎる。
劇団四季でも上演され、日本でも馴染み深いミュージカル「ウィキッド」。これからもこのサイトでは「ウィキッド」映画化の最新情報をご紹介します!