猫が主人公のドキュメンタリー映画「ケディ/Kedi」が海外で高い評価を得ています!
監督はトルコ・イスタンブール出身のジェイダ・トルン。イスタンブール・インディペンデント・フェスティバルで2016年2月21日に初公開され、北米では2017年2月10日から劇場公開されました。
2017年5月10日からは日本でもYouTubeのストリーミングサービスで有料で観られます。
エンターテインメント・ウィークリーの2017年ここまでの傑作TOP10に入り、Rotten Tomatoesなどの海外映画レビューサイトでも高得点を出しています。日本でもぜひ字幕で劇場公開を望む映画「ケディ/Kedi」の見どころやあらすじをご紹介します。
あらすじ
何世紀ものトルコの中心都市として栄えてきたイスタンブールには数千ものストリートキャットがいます。野生の、人間を頼りにしない猫もいれば、飼いならされ、人間に世話される猫もいます。
映画「ケディ/Kedi」では、イスタンブールに住むこれらの猫を描いた作品です。猫たちにどう接しているのか住民にインタビューし、イスタンブールの猫の姿をさらに深く掘り下げてゆきます。特に、本作品では7匹の猫を中心に追いかけます。
動画・ストーリー紹介
予告動画が公開されていますが、とても深い映画だなと思います。なぜ深いかというと、猫に対するイスタンブールの人々の考え方を通して、イスタンブールに暮らす人々の価値観や生きる世界観が見えてくるからです。
イスタンブールでは、猫は単なる「猫」以上の存在です。猫は、イスタンブールにある表現しきれないカオスや、文化、特徴を体現しているのです。
道に迷うこともなければ、家もありません。まるでお返しのように、鏡のように、あなたが猫に気付く時には、猫もあなたに気付いています。
動物への愛には、様々な種類の愛が含まれます。
もし動物を愛せないのであれば、人を愛することもできないでしょう。
カメラマンは猫を彼らの目線で撮影するように心がけています。また、撮影クルーは猫が公の場所から、彼らのプライベートな場所まで撮影するために、イスタンブールの住民に協力してもらいました。撮影の対象となった猫の数は35匹。その中から実際には19匹を撮影し、映画を編集する上で7匹にまで絞られたようです。
ドキュメンタリー映画「ケディ/Kedi」を観る方法
現在YouTubeから1,250円で見ることが可能です。日本語の字幕版や吹替版はまだありません。