今回の記事では、アメリカ出身の映画監督ジェームズ・マンゴールドのおすすめ映画を海外での評価が高い順にご紹介します。
海外の映画レビューサイトの得点を参考に、ジェームズ・マンゴールド監督最高の作品をお伝えします!
@「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
『17歳のカルテ』『ニューヨークの恋人』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などのロマンスものから、最近では『3時10分、決断のとき』『ナイト&デイ』などのアクション映画、さらにはマーベル作品シリーズ『ウルヴァリン: SAMURAI』まで幅広いジャンルで才能を発揮しているジェームズ・マンゴールド監督。
@「ウルヴァリン: SAMURAI」
2017年6月には日本でヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンを主人公としたシリーズ第3作目『LOGAN/ローガン』が公開されます。
MARVEL @「LOGAN/ローガン」
では、ジェームズ・マンゴールドが監督した映画の中でも最も評価の高いおすすめ作品はなにか―
今回の記事では、ジェームズ・マンゴールド監督作品を評価の高い順にご紹介します。
ジェームズ・マンゴールド(1963年アメリカ出身)
Variety
1963年アメリカ合衆国ニューヨーク生まれの53歳、両親は芸術家。カリフォルニア芸術大学へ進み、映画撮影技術について学びます。
1988年にディズニーのミュージカルアニメーション作品「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」の脚本を執筆、その後コロンビア大学に進学し映画についてさらに研究を行います。1995年に映画「君に逢いたくて」でサンダンス映画祭の監督賞を受賞。2作目「コップランド」はシルベスタ・スタローン主演。1999年の3作目「17歳のカルテ」ではアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー助演女優賞を受賞。また、2001年に公開された「ニューヨークの恋人」ではヒュー・ジャックマンがアカデミー助演男優賞にノミネートしました。
2005年に公開された「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」はカントリー・ミュージシャンのジョニー・キャッシュの伝記映画で、ホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンは劇中歌をすべて吹き替えなしで歌い、リース・ウィザースプーンが初のアカデミー主演女優賞を受賞しました。また、本作は主演男優賞や編集賞など合計5つの部門でノミネートを果たしています。
2013年にヒュー・ジャックマン主演のマーベル作品「ウルヴァリン: SAMURAI」を監督。本作は日本が舞台となっており、真田広之がシンゲン・ヤシダ役で出演しています。
2017年には「ウルヴァリン」シリーズ第3作目にして最終作の「ローガン/LOGAN」が公開。本作は海外映画サイト、映画批評家から高い評価を得ており、来年のアカデミー賞でもノミネートが予想されています。
それではジェームズ・マンゴールド監督の作品をランキングでご紹介します
今回作品を評価するにあたり参考にしたのが海外最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」です。
ジェームズ・マンゴールド監督の評価が高いおすすめ映画ランキング
10位 ナイト&デイ
IMP Awards
Collider
解説
「バニラ・スカイ」以来となるトム・クルーズとキャメロン・ディアスの共演作。
あらすじ
理想の男性を追い求める平凡な女性がミステリアスな男と空港で偶然の出会いを果たすも、その男がCIAのスパイだったために大騒動に巻き込まれるラブストーリー&アクション映画。
- 公開:2010年
- キャスト:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ヴィオラ・デイヴィス、ピーター・サースガード
- 批評家の評価:52% 観客の評価:49%
9位 ニューヨークの恋人
Romantic's Society
VR Goggles
解説
メグ・ライアンとジェームズ・マンゴールド作品でおなじみのヒュー・ジャックマンによるロマンチック・コメディ。
あらすじ
1876年のニューヨーク。貴族のレオポルド公爵は今日花嫁を決めなければならないのにまだ本当に愛する女性に巡り会ってない。舞踏会場で目にし挙動不審な怪しい男性を追いかけていくうちに、現代のニューヨークへとタイムスリップしてしまう。
ニューヨークで働くキャリアウーマンのケイトは過去のイタい恋愛経験から男を諦め仕事一筋、しかしケイトの前に貴族の姿をした不思議な男が現れる。
- 公開:2001年
- キャスト:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー
- 批評家の評価:50% 観客の評価:62%
8位 アイデンティティー
Michael DVD
CHUD.com
解説
アメリカでは5週間興行収入でトップ10にランクしていた人気サイコ・ミステリー映画。クライマックスのどんでんがえしが斬新すぎる作品です。
あらすじ
激しい豪雨が降り続く嵐の中、11人はあるモーテルで出会います。モーテルという密室で猟奇殺人が連続する中、生存者たちはある共通点に気づきます。それは偶然なのか、それとも誰かに仕組まれたものなのか...誰もが予想できないクライマックスが待っています。
- 公開:2003年
- キャスト:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、アマンダ・ピート、ジョン・ホークス
- 批評家の評価:62% 観客の評価:75%
5位 コップランド
IMP Awards
Yesmovies
解説
シルベスター・スタローンとロバート・デ・ニーロの共演作です。
あらすじ
NY市警の警官が多く暮らす街、ニュージャージー州ギャリソンを舞台に、不正の事実を知った保安官の孤独な戦いを描いています。
- 公開:1997年
- キャスト:シルヴェスター・スタローン、レイ・リオッタ、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロ
- 批評家の評価:72% 観客の評価:66%
5位 ウルヴァリン: SAMURAI
MARVEL
MARVEL
解説
ウルヴァリンを主人公としたスピンオフシリーズ第2作品目。日本が舞台になっています。
あらすじ
かつて原爆の爆発から日本人青年将校矢志田を助けたローガンは、日本に招かれるが矢志田と再開するもすぐに矢志田は亡くなってしまう。ローガンはヤクザの襲撃から矢志田の孫娘マリコを守るべく戦う。
- 公開:2013年
- キャスト:ヒュー・ジャックマン、TAO、福島リラ、真田広之
- 批評家の評価:69% 観客の評価:69%
5位 17歳のカルテ
解説
精神科病院のボス的存在であるリサ役を演じたアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ助演女優賞を獲得した作品です。
あらすじ
自殺未遂を起こして精神科病院に収容されたスザンナは、精神疾患である事を誇るかのような態度をするボス的存在のリサの影響で次第に精神病院に居場所を見つけてゆくのだが...。
- 公開:1999年
- キャスト:ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、エリザベス・モス、ジャレッド・レト
- 主な受賞:アカデミー助演女優賞受賞。
- 批評家の評価:54% 観客の評価:84%
4位 君に逢いたくて
解説
ジェームズ・マンゴールド監督初作品。また、リヴ・タイラーの初主演映画。
あらすじ
リヴ・タイラー演じる大学を中退しレストランで働くキャリーが主人公。同棲中の恋人に不満をかかえる中、レストランの店主の息子に好意を抱かれる...。
- 公開:1995年
- キャスト:リヴ・タイラー、シェリー・ウィンタース、デボラ・ハリー
- 主な受賞:サンダンス映画祭監督賞受賞
- 批評家の評価:86% 観客の評価:71%
3位 ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
解説
1950年代のカントリー・ミュージシャンのスターであるジョニー・キャッシュの伝記映画。アカデミー賞ではジョニー・キャッシュの2人目の妻となった歌手のジューン・カーターを演じたリース・ウィザースプーンが主演女優賞を受賞。
あらすじ
オーディションに合格したジョニーは妻と子を残しツアーに出る、そこで2番目の妻となる歌手ジューン・カーターと運命的な出会いをする。
- 公開:2005年
- キャスト:ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、ロバート・パトリック
- 主な受賞:アカデミー主演女優賞受賞
- 批評家の評価:82% 観客の評価:90%
2位 3時10分、決断のとき
解説
エルモア・レナードの短編小説を映画化した1957年公開『決断の3時10分』のリメイク作品。アカデミー賞では作曲賞と録音賞の2部門にノミネート。
あらすじ
舞台は、南北戦争が終わってまだ間もないアリゾナ州。ラッセル・クロウ演じる刑務所に連行される強盗団のボスであるベン・ウェイドと、ベンを危険な道をたどりながらも護送する牧場主ダン・エヴァンスとの男同士のきずなを描いています。
- 公開:2007年
- キャスト:ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ローガン・ラーマン、ベン・フォスター
- 主な受賞:アカデミー作曲賞ノミネート
- 批評家の評価:89% 観客の評価:86%
1位 LOGAN/ローガン
解説
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』と『ウルヴァリン: SAMURAI』の続編。『X-MEN』10作目の本作は、ウルヴァリンの25年後の姿を描いた作品。
あらすじ
ウルヴァリンが、治癒能力の効果が弱まりつつも、老いてなおミュータント存亡の危機を救うために突き進む姿を描いています。
- 公開:2017年
- キャスト:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーン、ボイド・ホルブルック
- 批評家の評価:92% 観客の評価:92%
1位は2017年公開のマーベル作品最新作「ローガン/LOGAN」でした。
批評家、観客とも評価がかなり高く、2018年のアカデミー賞が楽しみですね!