アメリカ・フロリダにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で300ものドローンを使用したクリスマスショーがはじまりました。
今回はその全貌をお伝えします!
ついに幕を開けた次世代のクリスマスショーについて
ついに、次世代のディズニーショーがついにフロリダで幕を切りました。
では、どのようなショーなのでしょうか?まずはショーについてお伝えしますね。
政府から特別の許可を得る
ディズニーは今月11月のはじめ、政府よりショーを目的としたドローンの特別使用許可を得ました。
その後数回のテスト飛行を終え、今月はじめてのショーをフロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」でショーを行いました。
その名も「Starbright Holidays」
ショーでは、「Carol of the Bell」などクリスマスの定番ソングに合わせながら、ドローンが様々な色に輝きクリスマスにちなんだ10個の模様をつくってゆきます。
「クリスマスツリー」や「ハト」など、まるでマジックのように鮮やかに変化してゆくのです。
ぜひ動画で確認してみてくださいね。
使用曲はクリスマス定番曲がメイン
使用されている音楽のほとんどがクリスマス定番曲。
また、少しだけディズニーの曲も使用されていたりします。
YouTubeの映像から知ってる限りすべての曲を抜きだしました。
クリスマスソング
- We wish you a merry Christmas
- Carol of the Bells
- Christmas Tree
- Have Yourself a Merry Little Christmas
- O Holy Night
- きよしこの夜
- くるみ割り人形
など
ディズニーソング
- 星に願いを
ショーは1日2回
時間は夜の7時からと、8時30分からの2回。このショーは1月8日まで開催予定です。
ただし、ドローンの最大飛行時間が20分だけなので、時間は少し短めになっています。
ドローンについて
では、このショーで使われているドローンはどのようなものでしょうか?大きさは?
次はドローンについてお伝えしますね。
300ものドローン
ドローンの数は300機です。300ものドローンの操作はたった一台のパソコンで操作しています。
つまり、たった一人の人間で300ものドローンを使ったショーができるようになったのです。
自分もやれるのではと思った方。できます!ただし、国の許可と、300もの高性能ドローンさえあればの話ですよ。
ドローンはインテル製
今回ディズニーがタッグを組んだのはインテル社。300もの輝くドローンこのショーのために生み出しました。
その名も「Shooting Star」
ドローンの名前は「Shooting Star(流れ星)」といいます。あれは妖精とか火の粉とかのイメージではなく、宇宙に輝く星のイメージだったのですね!
300もの流れ星が宇宙に星座をつくってゆくと思うとなかなかロマンチックですよね?
大きさはバレーボールくらい
バレーボール程のドローンで、プラスチックでできています。
またドローン同士でぶつからないようにセンサーとGPSがついてあります。
ひとつのショーができるまでに数日
今回ディズニーのために開発されたシステムでは数日でひとつのショーができてしまいます。
かつてインテル社が同じようなドローンショーを試みたことがあり、その時はひとつのショーを作るのに6週間もかかりました。
雨天でも中止にならないのがすごい!
また、ドローンは雨天でも飛行できるように作られています。フロリダのように冬に雨が降る地域でもショーの開催が可能になっています。
花火は少しでも雨が降ると中止ですが、このドローンショーは多少の雨が降っても夜空に星座をつくることができるんですね!これは便利。
湖上で飛ばすので落ちても安全性が確保できる
フロリダのショーはランド内にある大きな湖の上で行われるので、仮に落ちても人に当たる心配はありません。
今後のドローンショーについて
今後このドローンショーは増えてゆくのでしょうか?
答えはYESです。結果的に、ディズニーはこのドローンショーの成功によって、さらなるロボットによるショーの拡充に向かいそうです。そのわけをご紹介しますね。
理由①:利益の回復
実はここ最近、フロリダのディズニー・ワールドの稼働率が上がらず、実は苦戦していた経緯があります。
しかし、フロリダのディズニーランドでは、「Disney Springs」といって湖を囲むようにハイエンドな飲食店やショップが入ったショッピングモールがあります。
ホテルや今紹介した「Disney Springs」を拡充した結果、利用料の増益などもあり、今年の夏には業績が回復しました。
さらに、ドローンショーに一通りめどがついたので、今後は「Disney Springs」で食事を楽しみながら湖上のドローンショーを楽しむといったプランが増えるでしょう。
ディズニーサイドもすでに今後も違うパターンのドローンショーを開催する予定だと発表しているそうです。
理由②:人件費の削減
ドローンの操作はたった一台のパソコンで行っており、たった一人の人間で300ものドローンを操作し、何万もの人と利益を呼び込む力があります。
今後もロボットを使用したショーなどが増えると考えたほうが自然の流れです。
そして、ダンサーを見たい人には悲しい話ですが、ディズニーサイドにしてみれば人件費の削減にもなります。
待ちきれない日本でのドローン・ショー
さて、話は日本にすすみます。
日本ではドローンショーを行う予定や、環境があるのでしょうか?
まだ日本での開催は発表されていないのが現状ですが、今後の可能性含め考えてみたいと思います。
日本でのドローンショーは未定
日本での予定は今のところありませんが、今年の3月期の減収減益を考えると、早期にドローンショーを取り入れる可能性があります。
ただし、ダンサーや既存のショーを減らすことで収益が回復するかどうかは疑問ですね。
今あるショーに加えて、ドローンショーを取り入れたり、ドローンショーとのコラボレーションをおこなったりと、工夫が必要になるでしょう。
ショーはディズニーシーで
また日本で行うとすれば、ディズニーシーが現実的です。
メディテレーニアンハーバーの上で行えば万が一落下したとしてもゲストへの被害がありません。
日本でのドローン飛行は基本的に許可制
日本では人が密集する地域でドローンを飛ばすのに許可が必要です。
国の基準を見てみると、「人口集中地域の上空」では、「安全性を確保し、許可を受けた場合は飛行可能」となっています。
つまり、メディテレーニアンハーバーでのテスト飛行を行って、なおかつ安全性が確保されればショーは現実のものとなるでしょう。
また、オリエンタルランドもフロリダのように港の周りに飲食店を増やし、ショーと食事を一緒に楽しむような時間を多く生み出せれば、利益の増加につながることは重々承知だと思います。
ディズニーにしかできないスケールをファンは期待している!
日本で見るにはいろいろステップを踏む必要があります。
それでもドローンショーはやく見たいですね!
USJは次々と期間限定のアトラクションなどを増やして、東京からの観光客を増やしています。
ディズニーにしかできないテクノロジーの力を生かし、テーマパークの常識をくつがえすようなチャレンジを一人のディズニーファンとして期待しています!
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