リュック・ベッソン監督が「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の続編製作を視野に入れていることを語りました!
リュック・ベッソン監督が興行的には失敗に終わった映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」続編製作の可能性がまだあると語りました。
すでに続編のために自身で書いた脚本が完成しており、その脚本を元に続編の製作に動いているようです。
第2作目、続編製作への道のり
リュック・ベンソン監督は2017年に公開されたフランスやアメリカによる共同製作映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の続編製作を視野に入れています。
興行的には失敗に終わった第1作目
デイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュが主演を務めた「ヴァレリアン」シリーズ第1作目。フランス映画史上最高の製作費を使って生みだした作品でありながら、批評家からの評価は低く、興行的にも2.3億ドル程度の収入に終わり、日本円にして150億円にも上る赤字を計上しました。
その結果、配給会社ヨーロッパ・コープのCEOが辞任するなど、失敗作として海外メディアに報道された経緯があります。
アメリカ最大の映画レビューサイトROtten Tomatoesでは観客のうち半分の人が否定的な評価を下しました。
第2作目の脚本をすでに執筆、第3作目も執筆中
映画が公開される前、すでにリュック・ベンソン監督は続編の脚本を執筆し、現在第3作目に取り掛かっていると語りました。
「続編の製作はまだわからないね。それは私達ではなく、作品を気に入ってくれる観客にゆだねられているから」とその時ベンソン監督は語りました。
評価に関してリュック・ベンソン監督の意見
そして公開されてまだ4か月しか経っていませんが、第1作の興行的失敗にも関わらず、すでにベンソン監督は続編のオファーを受けているようです。
「DVDやブルーレイ、ネット配信で上手くゆく可能性がある。観てみれば分かるが、実際とても面白い作品なんだ。事実、アメリカでは非常に劇場公開の宣伝が良くなかったのだよ」こうベンソン監督は説明します。
「まあ、それは私の意見であって、いくつかの記事を見たが70%は高評価で30%は悪い評価だったね。悪い評価が見てない人に悪影響を与えることも多いんだ。」
ベッソンはさらに、アメリカでの評価の低さを参考にした世界の映画ファンが、わざわざ観に行くのを止めたと語ります。
「とても良い評価を下した国も、実際にたくさんあるんだ。評価の高い国では、『ルーシー』よりも良い評価を下している。事実、そんなに悪い映画ではないんだ。アメリカでの評価ゆえに、残りの国の観客も影響されてしまったのだ」。
とにかく「ヴァレリアン」シリーズファンにとっては、ひとつの希望が生まれましたね。今後も続編の製作に注目しましょう。
第1作目「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の日本公開日&あらすじ
日本公開
アメリカ・フランスでは2017年7月に公開。日本でも2018年3月にキノフィルムズ配給により公開予定です。
あらすじ
舞台は2740年の宇宙。
銀河を守る連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌはあらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」へと向かう。長期間拡張を続けてきた都市の、邪悪な企みを暴こうとするが...。