今日は、花組「花より男子」を赤坂ACTシアターまで観劇してきました。
感想や、評判とのギャップなどをお伝えいたします!
— ART@6月『エリザベート』『恋スルARENA』『化粧二題』 (@arisugawahana) 2019年6月18日
目次
花組「花より男子」、ミュージカル作品として面白かった!当日券・おけぴなどでぜひ!
平日昼の赤坂ACTシアターで満員はなかなか珍しいと言いますか、
休演日を除くと15日間の公演で前売券完売はすごい人気だなと。
宝塚人気・おけぴで少し譲渡が出ている・当日券がある・演目が「花より男子」という事実はあれど、、、
注目公演であることは間違いないと思います。
そして結論、花組「花より男子」、面白かったです!!!
私のような、花男はテレビでも映画でも見たことない男性でもすごく楽しかったのだから、
ぜひ、チケットない方もおけぴや当日券で見に行っていただきたいなと思いました。
ではでは、本題に入ります!!
野口幸作の演出はオリジナルの方が良いと思った
今回の野口演出、全体的には良かったです。(音くり寿演じる三条桜子の描き方など、微妙な場面もありましたが、、、)
理由は、明転後にすぐ群舞を使うことで、レビューのごとく「1シーン、1シーンに切れ目のないつながり」を生み出し、全体がまとまっていて飽きずに見ることができたからだと思っています。
大学の頃、演劇学専攻だった私は、暗転なしでスムーズに場転をするところに演出家の力量が見えると教わってきたのですが、今回は暗転が多かった!
でもそれは、赤坂ACTシアターの舞台構造にも原因があるのでしょうがないと。
むしろ、暗転は多かったのだけど、レビューのように全体の流れがスムーズだったので、気持ちが切れたりすることがほとんどなく楽しめました。
月組「ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)」は正直、あまり面白くなかったですが、自由が効くオリジナル(原作が小説なども含む)の方がレビューが得意な野口演出が生きると思います。
野口演出はオリジナルの方が好きかも。暗転はよく使うなと思ったけど、シーンが大きく変わる時の始まりに群舞を使うことが多く、いきなり歌い踊るというミュージカルの違和感もあまり感じず、全体に集中を切らさないで見られた。意外にもミュージカル作品として楽しかった!#花より男子 #花組
— ART@6月『エリザベート』『恋スルARENA』『化粧二題』 (@arisugawahana) 2019年6月18日
オラオラ系柚香光が演じる道明寺はハマり役だと思う
元々オラオラ系の演技をする柚香光と道明寺のキャラクターは合っていたと思います!!!
今まで見た役でも一番しっくりきたかなと。
おっちょこちょいなところも柚香光の美しい見た目に、愛嬌を与えていたかと。
本当は愛されキャラですよね、彼女。
柚香光がトップになったら、、、という姿がイメージできた作品だった
柚香光のソロ曲も結構多いです。
ただ、正直なことをいうとフィナーレでも柚香光だけ歌の場面がないなど、劇団や演出側の思惑みたいなものはすごく伝わってきました。
劇中ラスト、城妃美伶とのデュエットも、最後のフレーズがかすれて心配に。。。
トップになった際には、周りのメンバーの支えがやはり必要不可欠で、特に男役の2番手や別格を中心に、周りには歌がある程度上手いメンバーを擁さないと、作品がダメな場合は結構キツイかなと思います。
城妃美伶と柚香光のコンビは合う
ただし、城妃美伶のような、美しいだけでなく、時には庶民的なキャラクターもできる、演技が上手などっしりと構えられる娘役と柚香光は合うし、
返って見た目の美しさだけで売る娘役よりも柚香光のオラオラした感じや美しさといった良さが引き立つなと思いました。
柚香光はいるだけで目立つので、娘役がむしろ目立つぐらいの方が均衡が取れる気がします。娘役が前に出て、それを止めるくらいの方が良いと思います。
城妃美伶は主演が似合う
主演城妃美伶?という感じでした!月組時代のちゃぴ並みの目立ち方。主演としてもこれほどできるのかと、、、改めて主演で見たい女優さんだなと。
また、可愛らしさを犠牲にしてまで役に徹するなど、大胆な演技が非常に良かったです。
城妃美伶の牧野つくしはハマり役。真ん中に起用したい娘役だとつくづく思った。
— ART@6月『エリザベート』『恋スルARENA』『化粧二題』 (@arisugawahana) 2019年6月18日
三条桜子役、音くり寿の演技と歌は主役級だが、、、
ご存知かと思いますが、途中で桜子がつくしを騙していたことが発覚します。
今までおとなしい生徒だったのですが、実は道明寺に恨みを持ち、つくしを利用して道明寺を罠にはめるのですが、、、
なぜ、この豹変する場面を描かなかったのか??(場転するといきなりつくしが縛られている)
そして、道明寺への復讐の理由が簡単すぎる。
この落差や理由の深さがないと、その後の音くり寿の狂気の演技が、過剰に見えてしまう。
音くり寿の演技を褒める声が多いですが、演出や脚本の三条桜子の描き方があまり上手くないので、私には過剰に見えました。
音くり寿の方がキャラクターの読み込みが深かったのでしょうか、役不足。1時間使って三条桜子について描いた後の演技だった気がします。
もっとディープな「三条桜子物語」を見てみたい。もちろん主演は音くり寿で。
歌、いいですね。声が低い時は普通なのですが、キーが高くなればなるほど、ビブラートが響いて声がよく通る!本領を聞いたときにびっくりしました。
「CASANOVA」の時もそうだったのですが、音くり寿には脇は合わないので主演を!
ただ、比較的小柄なのと、彼女の非常に可愛らしい顔が作品を選んでしまう。。。
花沢類役の聖乃あすかは良かったと思う!
聖乃あすかの「まーきの」が自然で、わざとらしい感じもなく、すごく良かったです。モノマネ感がなかったというか。満点でした。
100期ですからね。十分じゃないでしょうか。95期の柚香光の恋のライバル役としても、十分に健闘していたと思います。
柚香光が就任した暁には、次期2番手になるのでしょうか?!十分に期待に答えられるかと思いました。
賛否両論ありますが、聖乃あすかの花沢類良かったと思うんだよね。いや良かった。#花より男子
— ART@6月『エリザベート』『恋スルARENA』『化粧二題』 (@arisugawahana) 2019年6月18日
聖乃あすか花沢類の「まーきの」すごくさりげなくてわざとらしい感じもなくて満点だった。
— ART@6月『エリザベート』『恋スルARENA』『化粧二題』 (@arisugawahana) 2019年6月18日