ゴーメンガーストがテレビドラマ化 あらすじ・キャスト
イギリスの作家マーヴィン・ピークのゴシック・ファンタジー小説3部作「ゴーメンガースト」が映画化の前にテレビドラマ化されます。
2000年に「タイタス・グローン」「ゴーメンガースト」がBBCで放送されました。
今作は、「アメリカン・ゴッズ」の製作会社であるフリーマントル・メディアが、SF作家ニール・ゲイマンと脚本家アキヴァ・ゴールズマンとともに手がけます。
あらすじ・ネタバレ
第1部「タイタス・グローン」
いつとは知れぬ時の、いずことも知れぬ地にその城はあった。巨大な石の迷宮ゴーメンガースト。そして今、七十七代城主が呱々の産声を上げた。菫色の瞳をもつこの男児の名はタイタス……昏く異形の叙事詩が始まろうとしている。
第2部「ゴーメンガースト」
巨大な迷宮のごときゴーメンガースト城。その当主は、いまだ年少の第77代伯爵タイタス・グローン。彼は、何千年も前から繰り返される煩瑣な儀式に飽き、未知の外界への強い憧れを抱きはじめた。城中では、一使用人から成り上がったスティアパイクが狡猾な陰謀の罠を張りめぐらしていた。
第3部「タイタス・アローン」
ゴーメンガースト城を逃れ、己を知るべく〈外〉の世界に初めて足を踏み入れたタイタス。その彼が目のあたりにしたのは、棲む者の誰一人としてゴーメンガーストの存在すら知らぬ、まったくの異界だった。いくたの遍歴をへて、タイタスが最後にたどり着いた地とは……。
※創元推理文庫解説より
遺された第4部作
「ゴーメンガースト」はもともと三部作ではなく、マーヴィン・ピークは第四部を構想しアイディアを遺していました。夫マーヴィン・ピークの亡くなったあとに、夫人が書き上げた「タイタス・アウェイクス」という作品があります。
「タイタス・アウェイクス」
故郷を離れたタイタスは彷徨を重ねる。奇矯な人々に出会い、様々な出来事に遭遇するも、安住の地を見いだせず、終わりなき探索を続けるタイタス。
キャラクター紹介
■タイタス・グローン
本作の主人公。ゴーメンガースト伯爵の後継者。
■セパルクレイヴ
タイタスの父。76代目ゴーメンガースト城当主。
■ガートルード
タイタスの母。暗赤色の髪の太った女性。
■フューシャ
タイタスの姉。
■スティアパイク
若き異端児。大台所の使用人だったが、自己の利益のために徐々にゴーメンガーストの権力の階段を上っていく。
脚本
原作者 マーヴィン・ローレンス・ピーク
1911年生まれのイギリス人ファンタジー小説家。
1968年に亡くなるまで「行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙」などの子供向け物語などを書く。
ニール・ゲイマン
1960年イギリス生まれの作家。
「コララインとボタンの魔女」でヒューゴー賞 中長編小説部門受賞。
アキヴァ・ゴールズマン
1962年アメリカ生まれの脚本家。
「ビューティフル・マインド」でアカデミー脚色賞を受賞。
その他に、「ダ・ヴィンチ・コード」「ダ・ヴィンチ・コード」など。