2018年公開予定のディズニー実写版『ダンボ』。その監督を務める予定のティム・バートン監督。
『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』など数多くのヒットムービーを生み出してきました。
では、ティム・バートン監督作品の中で最も評価の高い作品はなにかー
マシュー・ボーンによって舞台化もされている『シザーハンズ』なのか。
それとも、2016年よりブロードウェイで上演予定の『チャーリーとチョコレート工場』か。
もしくはユアン・マクレガー主演のファンタジー映画『ビッグフィッシュ』なのかー
今回の記事では数あるティム・バートン作品を評価の高い順にご紹介します。
ティム・バートン (1958- アメリカ)
1958年アメリカ生まれ。高校卒業後にディズニーより奨学金を受けてカルフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。
1988年にホラーコメディ映画「ビートルジュース」を監督後、1988年には「バットマン」で監督を務める。1990年にはジョニー・デップ主演「シザーハンズ」が大ヒット。
また、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の原案や、「アリス・イン・ワンダーランド」の監督などディズニー作品にも多く携わる。
2018年には実写版「ダンボ」を監督することが予定されています。
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それでは、ティム・バートン監督の作品を評価の高い順にご紹介します。
今回作品を評価するにあたり参考にしたのが「Rotten Tomatoes」。海外最大の映画レビューサイトです。
ティム・バートン監督作品ランキング
90点 シザーハンズ
解説
鬼才ティム・バートン監督の描くラブ・ファンタジー。
あらすじ
エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまうが……。
- 公開年:1990
- キャスト:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト
90点 エド・ウッド
解説
実在の映画監督で、“史上最低の監督”と謳われた、エドワード・D・ウッド・ジュニア-通称エド・ウッドの伝記的作品。
あらすじ
50年代のハリウッド。スタジオの片隅で使い走りをしながら、映画監督になる日を夢見て働いていた映画青年エドは、ある日業界誌に載った性転換をした男性の物語の映画化を知り、本物の服装倒錯者だったエドは、シナリオを3日間で書き上げ、ふとしたきっかけで知り合った往年のドラキュラ俳優、ベラ・ルゴシの出演を条件に資金を得て、監督デビューを飾るが……。
- 公開年:1994
- キャスト:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー
- 主な受賞:助演男優賞、メイクアップ賞(アカデミー賞)
84点 ピーウィーの大冒険
解説
ピーウィーの記念すべき初主演映画で、ティム・バートンの長編初監督作。独特のオーバーアクションなシャベリなもけたたましく、変てこりんなキャラクターも次々に登場。チープなSFX効果もバートンならではの味わいと言えよう。美術小道具もなかなかセンスよくスタイリッシュ。
あらすじ
グレン・チェックのぴちぴちスーツに赤い蝶ネクタイがトレードマークのピーウィー。しかし大切な“赤い自転車”を盗まれて大騒ぎ。インチキ占い師によると“アラモの果て”にあると言うのでおバカさんな彼は大冒険に出発してしまう……。
- 公開年:1985
- キャスト:ポール・ルーベンス
83.5点 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
解説
ブロードウェイの巨匠スティーヴン・ソンドハイムのトニー賞受賞ミュージカルを映画化。ティム・バートンと6度目のコラボレートとなるジョニー・デップが、これまでにも映画や舞台で数多く取り上げられてきた伝説の殺人鬼スウィーニー・トッドを演じる。共演はヘレナ・ボナム=カーター。本格的な歌声を初披露するジョニーのミュージカルスターぶりに注目だ。
あらすじ
19世紀のイギリス。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始めるが、彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への復しゅうに燃えていた。
- 公開年:2007
- キャスト:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
- 主な受賞:美術賞(アカデミー賞)
83点 ビッグ・フィッシュ
解説
ファンタジーと現実を織り交ぜて描く父と息子の感動物語。ベストセラーを映画化。虚言癖のある父親役にアルバート・フィニー、その若き日を演じるのはユアン・マクレガー。その他にジェシカ・ラング、スティーブ・ブシェミ、ヘレナ・ボム=カーターなど脇を固める俳優陣も個性派揃い。ティム・バートンならではのファンタジックな映像にのせて展開される感動の人間讃歌。
あらすじ
ジャーナリストのウィルとジョセフィーンの結婚式で、ウィルの父親エドワードがウィルの生まれた日に釣った巨大魚の話を始めるのだが……。
- 公開年:2003
- キャスト:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング
- 主な受賞:作曲賞ノミネート(アカデミー賞)
81.5点 ビートルジュース
解説
マイケル・キートン主演による、ブラックなホラー・コメディ。
あらすじ
ある日突然死んでしまった若い夫婦。彼らは自分たちの住んでいた家に引っ越してきた一家を追い出そうと、人間を退治する“バイオ・エクソシスト”ビートルジュースを呼び出すが……。
- 公開年:1988
- キャスト:マイケル・キートン、アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス
- 主な受賞:メイクアップ賞(アカデミー賞)
80点 ティム・バートンのコープスブライド
解説
ブラックユーモアたっぷりのファンタジーアニメ。声優陣には、ゴールデンコンビとして知られるジョニー・デップやヘレナ・ボナムカーターらを迎え、人間とゾンビの奇妙なラブストーリーを描く。全編をとおして昔ながらの「コマ撮り」で撮影された映像は、最近のアニメーションにはない深い味わいがある。
あらすじ
恋人のビクトリアと結婚間近のビクターは、間違って別の女性と結婚の誓いをしてしまう。しかもその女性はすでに死んでいて……。
- 公開年:2005
- キャスト(声):ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン
- 主な受賞:長編アニメーション賞ノミネート(アカデミー賞)
78.5点 フランケンウィニー
解説
ティム・バートンが1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー。愛犬を亡くした孤独な少年が、その蘇生に挑んだことから巻き起こる騒動と冒険の行方を映し出す。ウィノナ・ライダーが声の出演を果たしている。『ティム・バートンのコープス・ブライド』でも披露された、バートン監督ならではのダークで温かな味わいのストップ・モーションを駆使したビジュアルに目を見張る。
あらすじ
大好きな科学に夢中になるあまり、友達が一人もできない少年ヴィクター。そんな彼を両親は心配していたが、ヴィクターは愛犬スパーキーを相棒にして楽しい毎日を送っていた。しかし、思いも寄らぬ事故が起きて、スパーキーは天国へと旅立ってしまう。深い悲しみに沈んでいたヴィクターだったが、次第にスパーキーをよみがえらせたいという強い気持ちを抱くように。少しばかり危険な科学な知識を駆使してスパーキー蘇生に成功するが、その姿はつぎはぎだらけで、まるでフランケンシュタインのようだった……。
- 公開年:2012
- キャスト(声):キャサリン・オハラ、マーティン・ショート
- 主な受賞:長編アニメーション賞ノミネート(アカデミー賞)
78点 バットマン
解説
DCコミックスの誇るスーパー・ヒーローを巨費を投じて映画化した大作。ゴッサム・シティの闇に跳梁し悪を粉砕するバットマンと犯罪組織の新ボス・ジョーカーとの戦い。単純明解な娯楽編にはせずにひねった作品を目指していたのか、バットマンの誕生の秘密やジョーカーの設定などかなり暗めで、マニアックな仕上がりになっている。ニコルソン怪演。
- 公開年:1989
- キャスト:マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー
76.5点 バットマン リターンズ
解説
人気アクション「バットマン」シリーズの第2弾。
あらすじ
ゴッサム・シティに現れた謎の怪人ペンギン。彼はシティの実力者と手を組み、町を裏から支配しようと画策していた。そして彼の野望はやがて、バットマンの知るところとなった。しかしバットマンの前にキャット・ウーマンと名乗る新たな敵も現れ……。
- 公開年:1992
- キャスト:マイケル・キートン、ミシェル・ファイファー、ダニー・デヴィート
- 主な受賞:メイクアップ賞(アカデミー賞)
73.5点 スリーピー・ホロウ
解説
“首なし騎士”の伝説を映画化した、ゴシック・ホラー。首なし騎士を具現化した見事な映像や、不気味でユーモラスな美術などバートン色が満載。ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ共演。
あらすじ
1799年、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生した。調査に訪れた市警捜査官のイガボットは、南北戦争で殺され、自分の首を求めてさまよう幽霊騎士の伝説を聞かされる。
- 公開年:1999年
- キャスト:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ
- 主な受賞:美術賞(アカデミー賞)
70点 ビッグ・アイズ
解説
世界中でブームとなった絵画シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻が引き起こした事件の行方を描く伝記作品。妻が描いた絵を夫が自分名義で販売し名声を手にしていたことから、アート界を揺るがす大スキャンダルへと発展していく。マーガレットに『アメリカン・ハッスル』などのエイミー・アダムス、夫ウォルターをオスカー俳優クリストフ・ヴァルツが演じる。
あらすじ
1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレットだった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。
- 公開年:2014
- キャスト:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ
67点 チャーリーとチョコレート工場
解説
40年以上も世界でベストセラーになり続けている「チャーリーとチョコレート工場」を映像化したファンタジック・ムービー。鬼才ティム・バートン監督とジョニー・デップがタッグを組み独特の世界観を作り出した。共演に『ネバーランド』のピーター役で天才子役として世界中から注目を集めたフレディー・ハイモア。原作には描かれていない工場長ウィリー・ウォンカの子供時代も明らかにされる。工場の従業員である小人のウンパ・ルンパのダンスといろいろなジャンル音楽で奏でられるコーラスは見逃せない。
あらすじ
家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年は失業中の父と母、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。
- 公開年:2005
- キャスト:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ヘレナ・ボナム=カーター
- 主な受賞:衣裳デザイン賞ノミネート(アカデミー賞)
53.5点 アリス・イン・ワンダーランド
解説
児童小説家ルイス・キャロルが1865年に発表した「不思議の国のアリス」と、その続編「鏡の国のアリス」のヒロインであるアリスの新たな冒険を、イマジネーションあふれる世界観で描くファンタジー。アリスを演じるのはオーストラリア出身の新進女優ミア・ワシコウスカ。ストーリーの鍵を握る重要なキャラクターである帽子屋を、バートン監督と7度目のコンビとなるジョニー・デップ。そのほかにヘレナ・ボナム=カーターやアン・ハサウェイも出演。
あらすじ
白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムとトゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。
- 公開年:2010
- キャスト:ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ
52.5点 マーズ・アタック!
解説
奇才ティム・バートンが贈る、笑い連続の地球侵略映画。
あらすじ
ハッブル宇宙望遠鏡が、円盤の大編隊を確認!慌てたデイル大統領は、スタッフを召集。友好的だと判明すると、ネバダ州の砂漠でついに火星人と対面することに。世紀の瞬間をテレビ中継で見守る人々。だが火星人はレーザー兵器で人々を虐殺し始めた!
- 公開年:1996
- キャスト:ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン
41.5点 ダーク・シャドウ
解説
ジョニー・デップが、8度目のタッグを組んだファンタジー映画。1960年代に放映されたテレビドラマを基に、魔女によってヴァンパイアにされ200年にわたり生き埋めにされていた男と、その末裔たちの姿を描く。ジョニーが主人公バーナバス・コリンズを演じ、これまでのヴァンパイアのイメージを一新するような演技を披露。共演にはミシェル・ファイファー、クロエ・グレース・モレッツ、ヘレナ・ボナム=カーター。
あらすじ
イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバスは、魔女アンジェリークによってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。
- 公開年:2012
- キャスト:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ベラ・ヒースコート
36点 PLANET OF THE APES/猿の惑星
解説
そのユニークな設定と衝撃のラストでSF映画の金字塔となった68年作品を再映画化。リメイクを超えたリ・イマジネーションとして甦る。
あらすじ
西暦2029年。惑星間の偵察を行っていたスペースステーション、オベロン号に乗る宇宙飛行士レオ。ポッドでの偵察行動の際、謎の惑星に墜落。なんとか脱出したレオだったが、彼はそこで猿に人間が支配されている光景を目のあたりにするのだった……。
- 公開年:2001
- キャスト:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター
また、ティム・バートンが原案を作り、ヘンリー・セリックが監督した「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」は92.5点という最も高い評価を得ています。
92.5点 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
解説
ティム・バートン製作の大ヒット人形アニメ。クリスマスの国に憧れるハロウィンの王様ジャック、彼に密かに想いを寄せるツギハギ人形のサリー、彼らを取り巻くちょっと不気味でユニークな仲間たち……。美しい映像と音楽でつづられる究極のラブ・ファンタジー。
あらすじ
日々繰り返される祭りの準備に憂鬱なハロウィンの王様ジャックは、ある日、偶然クリスマスの世界へ迷い込む。その華やかさに魅了された彼は、ハロウィン風クリスマスの計画を思いつく。しかし、サリーはそんなジャックが心配で……。
- 公開年:1993
- キャスト(声・歌):クリス・サランドン、ダニー・エルフマン、キャサリン・オハラ
鬼才ティム・バートンのハジける才能を味わいたい人は「シザーハンズ」や「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「コープスブライド」、ミュージカル好きな人には「スウィーニー・トッド」、ファンタジー好きや家族&恋人と観る人には「ビッグ・フィッシュ」をおすすめします。
最後にミュージカルのチケット発売情報をカレンダー形式で表示してくれる、ミュージカルファン向けの最強アプリをご紹介します。
その名も「チケットカレンダー」です。
チケット争奪戦で一番難敵なのが「どうすればチケットの発売日を知ることができるか」だと考えています。
発売場所はわかっていても、チケット発売日は急に発表されます。
そのため、「今日実は発売日だったのか、知らなかった、、、」
ということがよくあります。
「チケットカレンダー」では、クレジットカードから公式サイトまであらゆるチケット情報をまとめて見られます。
例えば、東宝主催で上演された『マドモアゼル・モーツァルト』であれば先行抽選の情報がこのように掲載されています。
演劇・ミュージカルファンであればこの公演に限らずかなり使えますので、この記事を読む前にまずダウンロードしてみて、機能を試してみてください。