「シャーロック」シーズン4のエピソード2『The Lying Detective』のあらすじをいち早くご紹介します!
エピソード1「The Six Thatchers」のあらすじはこちらをご覧ください。
エピソード1ではジョン・ワトソンとメアリーの間に子供を授かるという幸せなオープニングで始まりました。
しかし、最後にメアリーがシャーロックの身代わりとなり銃で撃たれ、メアリーはジョンと子供を残して死んでしまいます。
どうやら今回放送されたエピソード2に登場するシャーロックの隠された妹が、メアリーの過去や、メアリーを操ってきた組織に関わっているのかもしれません!
そして、新たな悪役も登場しますよ!
それでは早速あらすじをご紹介します。
「シャーロック」シーズン4・エピソード2『The Lying Detective』のあらすじ
セクション1
メアリーの死により、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの仲は遠ざかる一方でした。
セラピストとの面会をはじめたジョン・ワトソン。ジョンは、亡きメアリーの幻想をいまだに抱いていることをセラピストに告白します。
セクション2
ここで新しいキャラクターであるカルヴァートン・スミスが登場します。
※カルヴァートン・スミスはコナン・ドイル原作「シャーロック・ホームズ」にも登場する悪役です。
著名な起業家、かつ博愛主義者であるカルヴァートン・スミスは、娘のフェイスを含んだ親しい同僚たちを集め、カルヴァートン自身が誰かを殺そうとしていると告白します。
しかし、彼は強制的に彼の発言を忘れさせる薬を集まった同僚たちに飲ませました。
それにもかかわらず、娘のフェイスは父カルヴァートンの発言を断片的に思い出し、紙に書き留めます。
セクション3
フェイスはシャーロックの元へ向かい、その紙を見せます。
そこには彼女にショックを与える人物と思わしき「one name(一人の名前)」という文字が書かれていたのです。
しかし、その時、シャーロックはメアリーを死なせてしまった苦しみからドラッグを使い始め、副作用に苦しんでいました。
シャーロックは無下にも彼女の依頼を奇妙すぎると言って断り、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)へ行くように言います。
ただ、彼女が去る前に、シャーロックはフェイスが気が非常に滅入っていることを案じ、夜のロンドンを一緒に散歩しようと提案します。
セクション4
シャーロックはフェイスと一晩中ロンドンの街を散歩します。
翌朝、ようやく彼女の事件の捜査に乗り出すことを決めます。
シャーロックの兄マイクロフトは、シャーロックの異常な行動を追跡します。そこで、ジョンに電話するのですが、彼の立場には無関心を装う一方で、マイクロフトとシャーロック以外の兄弟の存在について、ふと情報を漏らしてしまうのです。
朝、シャーロックは瞬間的にドラッグの副作用が襲ってきます。意識が戻り始めましたが、そこに先ほどまでいたフェイスの姿がありませんでした。
明晰さを取り戻したシャーロックは、フェイスが持ってきた紙に書かれた「one name」が誰であるか悟ります。
セクション5
シャーロックは分析の結果、妙にカルヴァートン・スミスに固執するようになります。しかし、シャーロックのドラッグによって引き起こされる副作用の恐怖に怯えていたハドソン夫人は、シャーロックを効果的に治療しようと試みます。
セクション6
シャーロックとジョン・ワトソンはカルヴァートン・スミスに会うため、ある場所に行きます。
そこは、スミスが寄付金を投じ、またスミスの名が入った病院でした。その病院の新しくできた棟にシャーロックとワトソンの二人を連れて行きます。
スミスは、シャーロックとジョンに自身が連続殺人犯であることを微妙に示唆しながら、病院で入院する子供たちと面会します。
その後スミスは、シャーロックとジョンを彼の「お気に入りの部屋(葬儀場)」に連れて行き、実在したアメリカのシリアルキラー(連続殺人犯人)Dr. Henry Howard Holmesの名を繰り返し言及しながら、病院巡りを続けます。
ジョンは、スミスにどうして病院内のすべての部屋を自由に移動できるのか尋ねます。するとスミスは、ジョンに全ての部屋に通じる病院の鍵を持っていると返答します。
ようやくシャーロックは同行する娘フェイスの助けを借りて、スミスに本当のことを告白させようとします。しかし、シャーロックはフェイスが以前に会った女性とは違うことに気づくのです。
一度考えた案が頓挫し、引き下がりますが、次にシャーロックはスミスを医療用メスで攻撃しようとします。
だが、ジョンに制止され、ジョンは以前からシャーロックに抱いていた怒りから、メアリーの死の責任をシャーロックに責め立てます。
セクション7
シャーロックはスミスの病院に入院することになりました。ジョンは一度だけシャーロックと面会します。
ある日、秘密の扉を通ってきたスミスがシャーロックのいる部屋に訪れます。
シャーロックは、死にたくないのだが、自分を殺してほしいとスミスに伝えるのです。スミスは、自分自身が殺人者であると告白し、シャーロックの思いに応えようとします。
しかし、スミスはすべてはシャーロックの策略であると知りませんでした。
実はこれら全ての出来事は、スミスを暴露させるための精巧な策略の一部であり、また「地獄へ行く "going to hell"」ことで「ジョンを守って "save John"」というメアリーの最後の望みを叶えるための行動だったのです。
メアリーの願いに基づいて、シャーロックは自分自身を危険な立場に置き、ジョンに自分を助けさせるような立場に置くことで、壊れた友情関係を修復し、さらにジョン自身を救うようここまで動いてきたのです。
セクション8
ジョンはベイカーストリートに届いたメアリーからのビデオを見ると、病院に直行し、首を絞められ窒息しそうになったシャーロックからスミスを引き離しました。
スミスは、殺人犯であるという告白の証拠がなくなったと信じていました。しかし、シャーロックは、ジョンが以前病室に残していった歩行器に録音機器が隠されていることを明かします。
ジョンはシャーロックと和解し、メアリーの死についてもうシャーロックを責めないように誓います。
また、別の女性とのメールを用いてメアリーを欺いたことを告白します。
セクション9
ジョンが次にセラピストと面会した時。セラピストは自分がフェイスのふりをしていた女性であり、また以前ジョンとメールをした人間だと明かします。
すると、彼女はジョンに銃口を向け、自分はシャーロックとマイクロフトの隠された妹ユーラス・ホームズであると語るのです。ユーラスはギリシャ語で東風のことだと説明します。
最後に、ジョンが去ろうとしたその時、ユーラスは銃の引き金をひくのでした!
いかがでしたでしょうか?ついに新しい重要人物が登場しましたね。ユーラス・ホームズ!
ユーラス・ホームズ役:シアン・ブルック
ユーラス・ホームズ、バスの中に登場する女性、ジョンのセラピスト、カルヴァートンの娘。この4役をこなしたのがイギリス人女優シアン・ブルックです。
イギリスのテレビドラマで活躍している現在36歳の女性です。
エピソード3『The Final Problem』はこうなる!
さあ残すところもあと1話のみ。ユーラス・ホームズが登場し、その後の展開が気になるところ!
プロデューサーのスティーブ・モファットは、
"The show will become more like James Bond than ever before in the series finale"
「シリーズ最終話では、今までの作品よりも『ジェームズ・ボンド(007)』のような展開になる」と語っています。
次回『The Final Problem』の予告編では「ダイハード」並みの今までのシャーロックでは想像もつかないような爆発シーンが出てきます!
次回のヒントは「The Final Problem」
ヒントとしては、題名の『The Final Problem』。
これ、コナン・ドイルの原作ではモリアーティとホームズが滝から落ちるあの有名な短編の題名なのです。
ということは、モリアーティがやはり生きていて、登場するということ??
さあ謎は深まるばかり!!!
放送は15日(日)、このサイトでもエピソード3のあらすじを取り上げますので、チェックしてみてくださいね!
『The Final Problem』予告編