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映画 映画ランキング

おすすめフランス映画ランキング【50選】世界中の映画ファンが選ぶ!


今回は世界中のフランス映画ファンが最も素晴らしい!!と思うフランス映画を探し出そう!という企画です。

この記事では絶対にお金と時間を無駄にしない映画を紹介します(断言)! (TSUTAYAで作品を選ぶ時間を短縮いたします!)



 

 

おしゃれな恋愛映画なら「アメリ」

さて日本では、「フランス映画」と聞くとどの作品を思い出しますか?

まず、女性のファンが多いフランス映画としてあげられるのが「アメリ」です。

「アメリ」

原題は「Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain」。日本語に直すと「アメリの信じられないような人生」。

わたし自身、ふとした時にとてつもなく見たくなる映画が「アメリ」です。

よく考えたら、フランス映画で一番見ている作品かもしれません。

 

物語はモンマルトルのカフェで働く22歳の女の子が謎につつまれた男の正体をつきとめる!みたいな内容です。展開はめまぐるしくて、全体的に見ればラブストーリー。

 

主人公アメリの繊細な内面を通して世界が描かれてゆきます。この作品が人気を集めている理由も、22歳のカフェで働く内気な女性の内面がとても共感できるからだと思います。

アメリは芯はとても良い子。善いことをするために、行動に移そうと思うのだけれども、一方で恥ずかしがり屋なので、探偵のようにこっそりと行動する。

普通、大人は善いことをしなければいけないとわかっていても、できなものですよね。でも、アメリは口には出せないし、目立ったことはできないのだけれども、他人のために現実をなんとか変えようとこころみる。

観客は、「善いこと」のために行動する時に味わう爽快感ゆえに、この映画が好きになるのだと思います。内気な女性アメリを通じて勇気が生まれる不思議な作品です。

 

そして、アメリはもちろんのこと、登場するすべてのキャラクターが生き生きとしています。

シンプルな内容なんだけど、一人一人の人生をきちんと描いている。人生、良いこともあれば、悪いこともある。人間にも、良いところもあれば悪いところもある。でも最終的にすべての人が幸せに生きてゆく。

 

主演はオドレイ・トゥトゥ、これがまたかわいい!!

ヤン・ティルセンのアコーディオンを使ったテーマ曲も素敵です。

全ての点で、ファンが多いのも納得できるフランス映画です。

ちなみに、「アメリ」の舞台となったカフェが実際にフランスのモンマルトルにあるのですが、もちろんフランス旅行のときに訪れました。ショコラ・ショー(ホット・チョコレート)が美味しかったです!

 

 

おしゃれなミュージカル映画なら「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」

また、ミュージカルファンならこの2作品はきっとご存知だと思います。

まずはこの作品。

「シェルブールの雨傘」

フランス人で知らない人はいない大女優カトリーヌ・ドヌーヴが主演。ドヌーヴが20歳の時に撮影した作品で、最も「かわいい」時のドヌーヴがみられます。

それだけでも見ものですが、物語が切なくて泣ける。

おそらく賛否両論のある展開だと思いますが、一度見たらこの作品は決して忘れられないでしょう。

 

 

そして、二つ目は

「ロシュフォールの恋人たち」

カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドレアックの本当の姉妹が姉妹役として主演。

 

この作品を見れば「フランスミュージカル」と「ブロードウェイ」の違いをかなり感じるでしょう。

ブロードウェイが完成された「ショー」であるなら、フランスミュージカルは自由に踊る「パーティー」です。

踊りにも違いがあります。フランスミュージカルの振り付けは「かわいい」そして「自由」です。

 

また、音楽も最高!

「シェルブールの雨傘」と同じく音楽はミシェル・ルグランですが、特に「ロシュフォールの恋人たち」はルグランの音楽でも最高傑作です。

例えばこの場面の音楽、日本ではCMによく使われており、みなさんも耳にしたことがあると思います。

オープニングから2曲目で観客をぐいぐい作品の世界に引き込みます。

 

「シェルブールの雨傘」は作品自体が悲しいストーリーなのでキャッチーなメロディーの曲が少ないです。逆に、「ロシュフォールの恋人たち」は言ってしまえば全てが耳に残るキャッチーな曲です。全てのシーンで楽しめる。しかも見終わった後はハッピーな気持ちになる。

 

そして、主演を囲む俳優たちが良い!

なぜか「雨に唄えば」などミュージカル映画のトップスターであるジーン・ケリーも出てるし、「フレンチ・カンカン」のミシェル・ピコリ、「ウエスト・サイド・ストーリー」のジョージ・チャキリスも出ている。

女性的にはこの人も見逃せない。ジャック・ペラン演じるマクサンス。超絶イケメン。

 

個人的には「ロシュフォールの恋人たち」が今まで見たフランス映画のなかで1、2番目に面白いと思います。

 

 

フランス映画を代表する監督たちの傑作ならヌーヴェルバーグ

最後に、映画界の常識を変えた

ヌーヴェルヴァーグ

即興演出、同時録音など以前までの「脚本(小説)」ありきの撮影方法を脱却しようとした運動のことです。

現在も出版されている映画批評雑誌「カイエ・ドゥ・シネマ」の映画批評家として活動していた若手監督達を一般的にはヌーヴェルヴァーグの監督として呼んでいます。

中心的な監督を挙げると、

 

ジャン=リュック・ゴダール (1930- )

  • 「勝手にしやがれ」(1960)※ベルリン国際映画祭監督賞
  • 「アルファビル」(1965)※ベルリン国際映画祭金熊賞
  • 「気狂いピエロ」(1965)
  • 「アワーミュージック」(2004)

 

フランソワ・トリュフォー (1932- )

  • 「大人は判ってくれない」(1959)※カンヌ国際映画祭監督賞
  • 「ピアニストを撃て」(1960)
  • 「終電車」(1980)※アカデミー外国語映画賞ノミネート

 

ジャック・リヴェット (1928-2016)

  • 王手飛車取り(1956)
  • 美しき諍い女(1991)

 

エリック・ロメール (1920-2010)

  • 「獅子座」(1959)
  • 「O侯爵夫人」(1976) ※カンヌ国際映画祭審査員賞
  • 「緑の光線」(1986) ※ベルリン国際映画祭金熊賞

 

アラン・レネ (1922-2014)

  • 「夜と霧」(1955)
  • 「二十四時間の情事」(1959)
  • 「去年マリエンバートで」(1961)※ヴェネチア国際映画祭金獅子賞

アラン・レネがヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得した「去年マリエンバードで」は黒澤明監督「羅生門」の多元焦点化(ひとつの出来事、事件を複数の視点から描く方法)に影響されて生まれた作品です。

ジャン=リュック・ゴダールは日本の映画監督、特に溝口健二の影響を受けているとされています。

ちょうど19世紀後半にパリの画家たちが日本の浮世絵に影響を受けたように、この頃の若手映画監督達も日本独自の撮影方法に新しい映画の切り口を見つけたと言っても良いのかもしれません。日本人の映画ファンとしてみれば非常に嬉しいことですね。

 

ほかにも「死刑台のエレベーター」を監督したルイ・マルや「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」を監督した左岸派のジャック・ドゥミもヌーヴェルバーグの時代に活躍した作家として挙げられます。フランス映画黄金期ですね。

この時期の作品は心の底から素敵だと感じます。アートです。

 

 

映画レビューサイトの評価ランキング

しかし!私の個人的な意見だけでランキングをつけても意味がない!!!

 

そうです!そうなんです!

この記事を書こうと思ったきっかけは、ほとんどの映画ランキング記事は明確な理由がないまま順位づけされており、正直信ぴょう性がないからです!!!

 

そこで、今回は映画レビューサイトの実績に正確に基づいた映画ランキングを発表します。

 


 

数ある映画レビューサイトの中でも、最も投票数が多く、信頼性が高いサイト「ロッテン・トマト」の点数に基づいた順位を出しました。

 

もう一度言いますと、決してよくありがちなブロガーがおすすめする的な好みが出まくっているランキングではありません。個人的な見解は置いておいて、正確なランキングを出しました。

 

また、「ロッテン・トマト」には観客部門批評家部門があります。

順位は観客部門に基づいています!

 


 

 

それではここからはランキングの発表です!!!

ランキングは1位から発表します!あなたの一番好きな作品の順位は果たして??



 

1位は意外にもイヴ・モンタン主演のこの作品!

★95% 恐怖の報酬 (1953)

  • レビュー数:8,389人
  • 日本人の評価:★4.18/5
  • 海外批評家の評価:100%
  • 監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー「悪魔のような女」
  • 役者:イヴ・モンタン
  • 受賞:カンヌ国際映画祭(パルム・ドール)/ベルリン国際映画祭(金熊賞)
解説

南米の油田で発生した大火災を消火するため、ニトログリセリンをトラックで運ぶ四人の男を描いた傑作サスペンス。中盤からクライマックス、次々と襲いかかるトラブルをとてつもないサスペンスで描き出したクルーゾーの演出はそれだけでなく、男たちの人物描写にも最大限の効果を発揮し、吹きだまりに生きる男たちが一攫千金を夢見て危険な仕事に挑むという図式を克明に映し出している。

allcinema ONLINE

 

 

やはり世界中で人気を集める「アメリ」が2位

★95% アメリ (2001)

  • レビュー数:466,493人
  • 日本人の評価:★3.89/5
  • 監督:ジャン=ピエール・ジュネ ロング・エンゲージメント
  • 役者:オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ
  • 音楽:ヤン・ティルセン
  • アカデミー賞ノミネート:外国語映画賞/美術賞/撮影賞/音響賞/脚本賞
あらすじ

小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そして、あることをきっかけに、他の人を幸せにすることに喜びを見出したアメリ。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはまったく無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない……。  allcinema ONLINE

 

 

ヌーヴェル・バーグの作品が3位に入りました!

★94% 大人は判ってくれない (1959)

  • レビュー数:37,805人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.10/5
  • 監督:フランソワ・トリュフォー「突然炎のごとく」
  • 役者:ジャン=ピエール・レオ
  • 受賞:カンヌ国際映画祭(監督賞)
あらすじ

フランソワ・トリュフォーの長編第一作。アントワーヌ・ドワネルはパリの下町に住む13歳の少年。学校ではいつもいたずらばかりして先生に目をつけられている。共稼ぎの両親は、夫婦仲が余りよくなく何かと口論ばかりしていた。そんなある日、遊ぶ金に困った彼は父の会社のタイプライターを盗んで質に入れようとしたが、すぐにバレてしまい、両親は彼を少年鑑別所に入れてしまう……。 allcinema ONLINE

 

 

★93% 禁じられた遊び (1952)

  • レビュー数:3,951人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.20/5
  • 監督:ルネ・クレマン 「太陽がいっぱい」「居酒屋」
あらすじ

1940年6月、南仏の田舎。機銃掃射で両親を失い、さまよっていた5歳の少女ポーレットは、少年ミシェルと出会い彼の家に連れていってもらう。ポーレットのために死んだ子犬の墓を作るミシェルから、死んだものはこうやって葬る事を教わったポーレットはミシェルといっしょに次々とお墓造りをしていった……。 allcinema ONLINE

 

 

★93% さよなら子供たち (1987)

  • レビュー数:11,577人
  • 日本人:★4.24/5
  • 海外評論家の評価:★96%
  • 監督:ルイ・マル「鬼火」
  • 役者:フランソワ・ベルレアン
解説

ルイ・マル監督が描く、自伝的色彩が濃厚なナチス占領時代の少年もの。

あらすじ

1944年、ナチス占領時代のフランス。パリからカトリック寄宿学校に疎開している12歳の少年ジュリアン・カンタンの学校に、ある日ジャン・ボネという少年が転入してくる。彼は少し変わってはいるが、数学、国語、ピアノなど学業優秀でジュリアンのライバルとなった。初めはどこか打ち解けない2人だったが、次第に連帯感が生まれてきたその頃、ふとしたことからジュリアンは、彼が偽名を使って転入してきたユダヤ人であることを知る……。 allcinema ONLINE

 

 

男女問わずアラン・ドロンに恋するこの作品。

★92% 太陽がいっぱい (1960)

  • レビュー数:3,067人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.38/5
  • 監督:ルネ・クレマン 「禁じられた遊び」「居酒屋」
  • 役者:アラン・ドロン/モーリス・ロネ/マリー・ラフォレ
解説

『禁じられた遊び』などのフランスの巨匠ルネ・クレマンが監督を務め、パトリシア・ハイスミスの小説を映画化したサスペンス。イタリアに金持ちの道楽息子を連れ戻そうとやって来た貧しい青年が、激情にかられてある犯罪を思い立つ姿を甘美な調べに乗せて映し出す。本作でアラン・ドロンは鋭利な刃物のような危うい美貌と抜群の演技力を披露。映画音楽の名匠ニーノ・ロータの音楽によって際立つ、凶暴なまでの青春の狂気に惑わされる。

あらすじ

貧しい家庭に育ったアメリカ人青年トム(アラン・ドロン)は、息子のフィリップ(モーリス・ロネ)を帰国させてほしいとフィリップの父親から依頼されイタリアへと向かう。美しい恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)も手にした富豪の息子フィリップは親の金で遊び回り、全くアメリカに戻る気はなかった。一方、彼から邪険に扱われるトムの心に、やがて小さな殺意が芽生え……。 シネマトゥデイ

 

 

 

ゴダール!ゴダール!ゴダール!

★92% 女と男のいる舗道 (1962)

  • レビュー数:7,394人
  • 海外批評家:★93%
  • 日本人の評価:★3.78/5
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「気狂いピエロ」
  • 役者:アンナ・カリーナ
解説

「勝手にしやがれ」「女は女である」のジャン・リュック・ゴダールの演出した社会風俗ドラマ。マルセル・サコットのドキュメント「売春婦のいる場所」からゴダール自身が脚色したもの。撮影は「ピアニストを撃て」のラウール・クタール、音楽は「エヴァの匂い」「5時から7時までのクレオ」のミシェル・ルグランが担当した。

あらすじ

パリのあるカフェ。ナナ(アンナ・カリーナ)は別れた夫と疲れきった人生を語りあっている。現在の報告をしあって別れる。夢も希望もない。ナナはそんなある日、舗道で男に誘われ、体を与えてその代償を得た... 映画.com

 

 

クレマン・マチュー先生のキャラクターがとてつもなく好き。

★92% コーラス (2004)

  • レビュー数:34,101人
  • 日本人の評価:★4.24/5
  • 監督:クリストフ・バラティエ 「幸せはシャンソニア劇場から」
  • 役者:ジェラール・ジュニョ/ジャック・ペラン
  • 受賞:アカデミー賞(外国映画賞ノミネート、主題歌賞ノミネート)
あらすじ&解説

23人の子供達とひとりの音楽教師が織り成す感動の物語。 音楽教師を演じるのは、『バティニョールおじさん』で名演を披露したジェラール・ジュニョ。監督・脚本は、これがデビュー作となるクリストフ・バラティエ。実際にサン・マルク少年少女合唱団のソリストを務める13歳のジャン=バティスト・モニエの美声は要チェック。  シネマトゥデイ

 

 

フランスの詩人ジャン・コクトーが生み出すおとぎ話の世界。

★91% 美女と野獣 (1946)

  • レビュー数:22,385人
  • 日本人の評価:★4.63/5
  • 海外評論家の評価:★100%
  • 監督:ジャン・コクトー
  • 役者:ジャン・マレー/ジョゼット・デイ
あらすじ

素朴な詩が現出するファンタジーの傑作。三人の娘を持つ商人が旅の途中、無人の古城に迷い込む。庭園のバラの花を摘むと、野獣が現れ、花盗人の命をもらうと脅したが、娘のうち一人が父の身代わりになるなら許すと言う……。夢のように美しいラスト・シーンの昂揚を何と語ろう。コクトー魔術に、こちらはひたすら心を飛ばすだけである。 allcinema ONLINE

 

 

恋愛ものが見たいなら間違いなくグッとくる作品。

★91% シラノ・ド・ベルジュラック (1990)

  • レビュー数:16,136人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.40/5
  • 監督:ジャン=ポール・ラプノー
  • 役者:ジェラール・ドパルデュー/アンヌ・ブロシェ
解説

エドモン・ロスタンが生み出した永遠の“愛に殉ずる男”シラノ・ド・ベルジュラックの映画化。

あらすじ

詩の才に秀で、剣は一流、その上哲学者でもあるシラノの唯一のコンプレックスは巨大な鼻。彼はロクサーヌという女性を心の底から愛していたが、そのコンプレックスゆえに打ち明けられないでいた。そんな彼の心の内を知らない彼女はある日、別の人に恋をして苦しんでいることをシラノに相談する。しかしその相手から女性にオクテだと逆に相談されたシラノは、2人の為に詩才を生かし彼の名でラブレターの代筆を始める……。 allcinema ONLINE

 

 

アンナ・カリーナのキュートなダンスが見られる作品。

★91% はなればなれに (1964)

  • レビュー数:12,197人
  • 海外批評家:★95%
  • 日本人の評価:★4.26/5
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「気狂いピエロ」
  • 役者:アンナ・カリーナ
解説

「勝手にしやがれ」のジャン=リュック・ゴダールが64年に製作した長編第7作目で、即興演出が冴え、ミュージカル・シーンも織り込んだコメディ・タッチの犯罪ミステリー。

あらすじ

冬のパリ。フランツとアルチュールは大親友だが、性格は正反対。推理小説マニアで、ヒマはあるけど金がないのだけが共通点。そんな二人は美しいオディールに一目ぼれ。ある日、オディールが叔母の家で愛人が隠している大金を見たことから3人は強奪計画をたてるのだが……。 allcinema ONLINE

 

 

★91% 死刑台のエレベーター (1958)

  • レビュー数:5,831人
  • 日本人:★3.89/5
  • 海外評論家の評価:★92%
  • 監督:ルイ・マル「鬼火」
  • 役者:モーリス・ロネ/ジャンヌ・モロー
解説

欲望の果てに運命を狂わせていくカップルの行く末を、洗練されたタッチで描いたクライム・サスペンス。ヌーベルバーグの巨匠ルイ・マルが25歳の若さで手掛けた監督デビュー作で、その斬新な演出は当時の映画界に衝撃を与えた。主演は、フランス映画界を代表するジャンヌ・モローとモーリス・ロネ。モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスによる即興演奏や、スタイリッシュなモノクロの映像美など、今も色あせない魅力を放つ名作をニュープリントで堪能したい。

あらすじ

大企業社長の側近ジュリアン(モーリス・ロネ)と社長夫人のフロランス(ジャンヌ・モロー)は不倫関係にあり、社長殺害を計画。完全犯罪を成し遂げたはずだったが、ミスに気付いたジュリアンは犯行現場に引き返す途中、無人となった会社のエレベーター内に閉じ込められてしまう。そのころ、彼の車を盗んだ若いカップルが別の犯罪を引き起こしていた……。 シネマトゥデイ

 

 

★91% ポネット (1996)

  • レビュー数:4,490人
  • 日本人:★3.53/5
  • 海外評論家の評価:★91%
  • 監督:ジャック・ドワイヨン「ラ・ピラート」
  • 役者:ヴィクトワール・ティヴィソル
解説

4歳の主演少女ヴィクトワール・ティヴィソルが、96年のヴェネチア映画祭で女優賞を受賞した感動作。愛する母親の死に直面した4歳の少女が、死と向かい合いながら乗り越えてゆくまでを温かい眼差しで描く。史上最年少で受賞した、ティヴィソルの純朴な演技は絶品。

あらすじ

事故で亡くなってしまった母親を、ひとり待ち続ける少女ポネット。そんな彼女を見た周囲の大人達は、彼女に死の意味を教えるが、ポネットは逆に自分の世界に閉じこもってしまう。そんな時、彼女の前にある“奇跡”が訪れるが……。

allcinema ONLINE

 

 

 

★90% プレイタイム (1967)

  • レビュー数:6,985人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.20/5
  • 監督:ジャック・タチ 「のんき大将脱線の巻」
あらすじ

遠くない将来。パリにやってきたユロは、ガラス張りの超高層ビルが立ち並ぶ街並みと化した慣れないパリ市街で、アメリカの団体旅行客らと共に右往左往する。アメリカから団体旅行でパリ観光に来ていた若い娘バーバラと幾度かすれ違い、夜会にたまたま居合わせたバーバラとユロは共にダンスを踊る。

 

 

ショートカットのジーン・セバーグの可愛さたるや!

★90% 勝手にしやがれ (1959)

  • 評価人数:38,150人
  • 海外批評家:★97%
  • 日本人の評価:★3.85/5
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「気狂いピエロ」
  • 役者:ジャン=ポール・ベルモンド/ジーン・セバーグ
  • 受賞:ベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞)
あらすじ&解説

フランス、ヌーヴェル・ヴァーグの決定打と言わしめたジャン=リュック・ゴダール監督の最高傑作。 警官を殺してパリに逃げて来た自転車泥棒のミシェルは、アメリカ人の恋人パトリシアとお互い自由で束縛のない関係を楽しんでいた。そんなある日、彼の元に警察の手が及んでくる。パトリシアはミシェルの愛を確かめる為、彼の居場所を警察に密告、そして彼にも同様に警察が追ってきた事を伝えるが……。  allcinema ONLINE

 

 

★90% 夜霧の恋人たち (1968)

  • 評価人数:6,126人
  • 海外批評家:★96%
  • 日本人の評価:★3.81/5
  • 監督:フランソワ・トリュフォー「突然炎のごとく」
  • 役者:ジャン=ピエール・レオ/クロード・ジャド
解説

フランソワ・トリュフォー、クロード・ド・ジヴレー、ベルナール・ルボンの三人になるオリジナル・シナリオを「黒衣の花嫁」のフランソワ・トリュフォーが監督した、「大人は判ってくれない」「二十歳の恋」と一連のもの。

あらすじ

陸軍を除隊になったアントワーヌ(J・P・レオ)は、その足で昔のガール・フレンドのクリスティーヌ(C・ジャド)を訪ねたが、彼女はスキーに行っていなかった。アントワーヌはホテルの夜警の仕事をみつけたが、アンリという私立探偵とその依頼人を、密通中の部屋に通したことからクビになってしまった...  映画.com

 

 

★90% 鬼火 (1963)

  • 評価人数:1,798人
  • 日本人:★3.70/5
  • 海外評論家の評価:★90%
  • 監督:ルイ・マル「死刑台のエレベーター」
  • 役者:モーリス・ロネ/ジャンヌ・モロー
解説

自己を失い死を決意した男の最期の48時間を描く。63年度ヴェネチア映画祭審査員特別賞、イタリア批評家選定最優秀外国映画賞受賞作品。

あらすじ

「人生の歩みは緩慢すぎる自らの手で速めねば……」。アラン(モーリス・ロネ)はアルコール中毒で入院療養中、死にとりつかれていた。壁の鏡には、7月23日の文字。彼の人生最期の日だ。鏡の周囲には、彼を愛さなかった妻の写真、マリリン・モンローの自殺記事の切り抜き、悲惨な事件の切り抜き……。 映画.com

 

 

★89% 突然炎のごとく (1961)

  • 評価人数:21,288人
  • 海外批評家:★97%
  • 日本人の評価:★4.23/5
  • 監督:フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない」
  • 役者:ジャンヌ・モロー
あらすじ

モンパルナスで出会ったジムとジュール。文学青年同士の二人はやがて親友となり、美しい娘カトリーヌと知りあった時も共に彼女に惹かれてしまう。だが熱烈にアタックしたのはジュールであった。彼はカトリーヌと結婚し、祖国に連れ帰る。だが、第一次大戦後、久方ぶりにライン河畔の夫妻の家を訪ねたジムは、ジュールからカトリーヌと一緒になって欲しいと請われるのだが……。  allcinema ONLINE

 

 

★89% 預言者 (2009)

  • 評価人数:24,373人
  • 日本人の評価:★4.20/5
  • 海外評論家の評価:★97%
  • 監督:ジャック・オーディアール 「真夜中のピアニスト」
  • 役者:タハール・ラヒム/ニエル・アレストリュプ
  • アカデミー賞ノミネート:外国語映画賞
解説

第62回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリに輝き、第82回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた刑務所を舞台としたドラマ。マフィアが支配する刑務所へと送られたアラブ系の青年が、壮絶なサバイバルを経て自身のファミリーを形成する姿を活写する。メガホンを取るのは、『リード・マイ・リップス』『真夜中のピアニスト』などで知られ、フランスを代表する監督の一人、ジャック・オーディアール。主演は、本作で本格的に俳優デビューを飾り、セザール賞初となる主演男優賞と新人賞のダブル受賞という栄誉をつかんだ新星タハール・ラヒム。

あらすじ

傷害罪によって禁固6年の刑を受け、刑務所へと収監された無学で孤独なアラブ系青年のマリク(タハール・ラヒム)。そこで彼は、所内を牛耳るコルシカ・マフィアのボスであるセザール(ニエル・アレストリュプ)から殺人の指令を下される。圧倒的権力を誇る上に冷酷非情な彼に逆らえず、殺人に手を染めるマリク。それを機にセザールたちの手下として動きながら、読み書きや生きるすべを学んでいく。徐々に所内で独自のコネクションを築き上げていく彼は、ある秘めた計画を進行させていく。 シネマトゥデイ

 

 

★89% 5時から7時までのクレオ (1962)

  • 評価人数:5,095人
  • 日本人の評価:★4.20/5
  • 海外評論家の評価:★96%
  • 監督:アニエス・ヴァルダ
  • 役者:コリーヌ・マルシャン/アントワーヌ・ブルセイエ
あらすじ

クレオは、ポップシンガーである。クレオは、生体組織診断の結果を待つ間、自分は癌なのではないかという恐怖を抱きながら、パリの街中をさまよう。7時に医師と会う心の準備をしながら、死に取り組もうとしつつ、何人かの友だちや見知らぬ人と出逢う。

 

 

★89% ぼくの伯父さん (1958)

  • 評価人数:7,384人
  • 海外批評家:★92%
  • 日本人の評価:★4.00/5
  • 監督:ジャック・タチ 「のんき大将脱線の巻」
  • 役者:ジャック・タチ
あらすじ

プラスティック工場のオーナー社長(J=P・ゾラ)の超モダンな邸宅をその息子(A・ベクール)は全く気に入っておらず、度々、伯父さんの住む下町を訪ねる。両親は息子を取られたようで面白くなく、独身の伯父さんに嫁を押しつけるべくパーティを催すが、これを無意識に彼がぶち壊しにしてしまうのは言わずもがな。社長は兄に社会性を備えさせようと自分の工場に雇うが、ここでも失敗ばかりの彼は奇妙なパイプを大量生産してしまう。呆れた社長はこの暢気な兄貴を地方支店に転任させることにしたが、これにも飄然と応じて伯父さんは懐かしの町を去って行くのだった……。 allcinema ONLINE

 

 

ジョルジュ・ドリューの音楽が可愛い。

★89% ピアニストを撃て (1960)

  • 評価人数:6,541人
  • 日本人の評価:★3.86/5
  • 監督:フランソワ・トリュフォー大人は判ってくれない
  • 役者:シャルル・アズナヴール/マリー・デュボワ
  • 音楽:ジョルジュ・ドルリュー
あらすじ

パリのカフェ「マミイ」でピアノを弾くシャルリ・コレールの正体は、かつて世間を賑わせたアルメニア出身の天才ピアニスト、エドゥアール・サローヤンである。彼はかつての妻との間に起こった、ある悲しい出来事が元で、人生にすっかり絶望していた。そんな彼に思いを寄せる店の給仕女レナは、なんとかして彼の心を開かせたいと思っていた。ある日、シャルリの兄でやくざ者のシコが助けを求めてきて、2人は嫌々ながらもギャングの抗争に巻き込まれてしまう。  ピアニストを撃て

 

 

★89% ポンヌフの恋人 (1991)

  • 評価人数:5,566人
  • 海外評論家:★83%
  • 日本人の評価:★3.94/5
  • 監督:レオス・カラックス「ボーイ・ミーツ・ガール」
  • 役者:ドニ・ラヴァン/ジュリエット・ビノシュ
解説

レオス・カラックス監督による『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』に続く青春3部作最終章のニュープリント版、HDリマスター版。孤独な青年と深い絶望の闇に生きる女性の運命の出会いを描く。3部作を通して主人公を演じるのは、オムニバス作品『TOKYO!』でもカラックス監督作品に出演したドニ・ラヴァン。ヒロインを、本作への出演を機に国際派女優として飛躍したジュリエット・ビノシュが熱演する。くすんだパリの風景と共によみがえる究極の愛の物語を、ニュープリント版で堪能したい。

あらすじ

ある晩、大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)は車に足をひかれてしまう。それを不治の眼病で、失明の危機にある画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)が見つめていた。その後、アレックスがすみかである改修中のパリ最古のポンヌフ橋に戻ると、ベンチにはミシェルが横たわっており……。 シネマトゥデイ

 

 

★89% 愛と哀しみのボレロ (1981)

  • 評価人数:2,098人
  • 日本人の評価:★4.39/5
  • 海外評論家の評価:★67%
  • 監督:クロード・ルルーシュ
  • 役者:ロベール・オッセン/ニコール・ガルシア/ジョルジュ・ドン
解説

『マイ・ラブ』『男と女』などのクロード・ルルーシュ監督によるドラマ。ベルリン、モスクワ、パリ、ニューヨークを舞台に指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン、バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフ、シャンソン歌手エディット・ピアフ、ジャズミュージシャンのグレン・ミラーらの波瀾(はらん)の人生をモデルに壮大な物語を紡ぐ。伝説のバレエダンサー、ジョルジュ・ドンを筆頭に『ソルト』のダニエル・オルブリフスキーらが勢ぞろいする。

あらすじ

1936年、タチアナ(リタ・ポールブールド)はモスクワのボリショイ劇場のプリマドンナの選考に漏れるものの審査員のボリス(ジョルジュ・ドン)の目に留まり、後に彼と結婚する。1937年パリ、人気のキャバレー“フォリー・ベルジェール”のバイオリニストのアンヌ(ニコール・ガルシア)は、やがてピアニストのシモン(ロベール・オッセン)と結ばれるが……。

シネマトゥデイ

 

 

 

★88% カミーユ・クローデル (1988)

  • 評価人数:5,019人
  • 日本人の評価:★4.55/5
  • 海外評論家の評価:★100%
  • 監督:ブリュノ・ニュイッテン
  • 役者:イザベル・アジャーニ/ジェラール・ドパルデュー
  • 受賞:セザール賞 (作品賞)
あらすじ

1885年、パリ。才能を認められ、彫刻家ロダン(ドパルデュー)の弟子となったカミーユ・クローデル(アジャーニ)は、やがて妻のいる彼と愛し合うようになる。妊娠し、結婚を迫るが、ロダンは妻と別れられず、失意のカミーユは彼の元を去る。流産し、それを振り払うように創作に没頭、次第に評価を得るも貧困は続く。愛を無くした心の隙間には猜疑心と憎悪が住み着き、徐々に精神のバランスを失っていく。あれほど愛したロダンすら憎しみの対象となり、そして……。 allcinema ONLINE

 

 

★88% アニエスの浜辺 (2008)

  • 評価人数:1,174人
  • 日本人の評価:★3.50/5
  • 海外評論家の評価:★95%
  • 監督:アニエス・ヴァルダ
  • 役者:アニエス・ヴァルダ/マチュー・ドゥミ
解説

『5時から7時までのクレオ』『冬の旅』などで知られるフランスの女性監督、アニエス・ヴァルダが自らの過去をつづり、本国で大ヒットしたドキュメンタリー。ヴァルダ監督が、人生の節目節目を過ごしたいくつもの浜辺を舞台に、幼いころの記憶や過去の作品の裏話、著名な映画監督で夫でもあるジャック・ドゥミとの思い出を語る。80代になってもなお、ユニークなクリエーティビティを軽やかに発揮するヴァルダ監督の魅力をのぞき込むことができる。

あらすじ

ベルギーから移住したアニエス・ヴァルダの初監督作品の舞台は、フランスで最初に住んだ港町、セートだった。その後、夫のジャック・ドゥミとともに渡ったアメリカ・西海岸、さらには人工の浜辺をこしらえた『ダゲール街の人々』の舞台となったパリの通りと、公私ともに思い出深い浜辺をヴァルダ監督が再訪する。 シネマトゥデイ

 

 

ハリウッド、日本ともに評価の高い名作。

★88% 男と女 (1966)

  • 評価人数:5,427人
  • 日本人の評価:★4.17/5
  • 監督:クロード・ルルーシュ「白い恋人たち」
  • 役者:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン
  • 音楽:フランシス・レイ
  • 受賞:アカデミー賞(外国語映画賞、脚本賞)、ゴールデングローブ賞(外国語映画賞門、女優賞)、カンヌ国際映画祭(パルム・ドール、国際カトリック映画事務局賞、フランス映画高等技術委員会賞)
あらすじ

パリで一人暮らしをしている女性アンヌは、スタントマンの夫を不慮の事故で失い失意の日々を送っていた。一方プロのレーサー、ジャン・ルイも、妻に自殺されいつまでも悲しみに暮れていた。そんな2人は、偶然にもそれぞれの子どもを同じドービルの寄宿学校にあずけていた。ある日曜日、アンヌはいつものように娘との面会を終え、パリへ帰ろうとしていたとき、息子の面会に来ていたジャン・ルイと出会い、彼の車で一緒の車で帰ることに。その翌日からジャン・ルイはアンヌのことが頭から離れなくなってしまう…。  allcinema ONLINE

 

 

★87% 海辺のポーリーヌ (1983)

  • 評価人数:2,496人
  • 日本人の評価:★4.00/5
  • 海外評論家の評価:★100%
  • 監督:エリック・ロメール「緑の光線」
  • 役者:アマンダ・ラングレ
  • 受賞:ベルリン国際映画祭(監督賞)
あらすじ&解説

ロメールの“喜劇と格言劇”シリーズの第三作、シェイクスピアの恋愛喜劇のような香気と毒気のある映画である。色見本のような紺青の空と海が眩しい、夏のノルマンディ。避暑に訪れた15歳の少女ポーリーヌが初体験に至るまでを、ロマンチシズムとは無縁なるもドライというほどでなく、ロメールらしい辛辣なユーモアをたっぷりまじえ、年長の従姉の奔放なアバンチュールと協奏させる形で描いている。

 

 

★87% シェルブールの雨傘 (1963)

  • 評価人数:9,368人
  • 日本人の評価:★4.08/5
  • 海外評論家の評価:★98%
  • 監督:ジャック・ドゥミロシュフォールの恋人たち
  • 役者:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーヴォ
  • 音楽:ミシェル・ルグラン
  • 受賞:カンヌ国際映画祭(パルム・ドール/国際カトリック映画事務局賞/フランス映画高等技術委員会賞)、アカデミー賞(外国映画賞ノミネート)
解説&あらすじ

互いに愛し合っていた傘屋の少女と修理工の若者が、戦争に引き裂かれ、別々の人生を歩くまでを描くミュージカル。 フランスの名匠ジャック・ドゥミ監督は語り調のセリフを排除。すべてを歌で表現する大胆な歌曲形式を採用して、観る者の心を強く揺さぶる感動ドラマを撮り上げた。ヒロインはフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴ。作曲家ミシェル・ルグランのポップな楽曲と、歌って踊るドヌーヴの魅力が全開の悲恋物語に心酔する。  シネマトゥデイ

 

 

★87% アーティスト (2011)

  • 評価人数:57,409人
  • 日本人の評価:★3.99/5
  • 海外評論家の評価:★97%
  • 監督:ミシェル・アザナヴィシウス
  • 役者:ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ
  • 受賞:アカデミー賞(作品賞、監督賞、主演男優賞、作曲賞、衣裳デザイン賞、編集賞ノミネート、美術賞ノミネート、撮影賞ノミネート、助演男優賞ノミネート、脚本賞ノミネート)
解説

サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。

フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。

あらすじ

1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。 シネマトゥデイ

 

 

★87% 黒いオルフェ (1959)

  • 評価人数:6,155人
  • 日本人の評価:★4.13/5
  • 海外評論家の評価:★88%
  • 監督:マルセル・カミュ
  • 役者:ブレノ・メロ、マルペッサ・ドーン
  • 受賞:第66回カンヌ国際映画祭 (パルム・ドール)、アカデミー賞(外国語映画賞)
解説

リオのカーニバルを背景にギリシャ神話のオルフェとユリディスの愛の現代化を試みたもの。監督は「濁流(1957)」のマルセル・カミュ。

出演者はほとんど一般市民から選ばれた。

 

 

★87% 気狂いピエロ (1965)

  • 評価人数:9,480人
  • 日本人の評価:★3.75/5
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「勝手にしやがれ」
  • 役者:ジャン=ポール・ベルモンド/アンナ・カリーナ
  • 受賞:ヴェネチア国際映画祭 (新鋭評論家賞)
解説&あらすじ

ジャン=リュック・ゴダールの描く、「勝手にしやがれ」と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品。映画的文法に基づいたストーリーというものはなく、既成の様々な映画の要素を混ぜ合わせ、光・色・音等を交差させて、引用で組み立てられた作品。

「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを主演にして、ただただ破滅へと向かってゆく主人公の姿を描く。  allcinema ONLINE

 

 

★86% 緑の光線 (1986)

  • 評価人数:1,686人
  • 日本人の評価:★4.26/5
  • 海外評論家の評価:★96%
  • 監督:エリック・ロメール「海辺のポーリーヌ」
  • 役者:マリー・リヴィエール
  • 受賞:ヴェネチア国際映画祭(金獅子賞)
あらすじ

独りぼっちのヴァカンスを何とか実りあるものにしようとする若い女性の旅を、優しい南仏の光に包まれる幸福を、観る者にも味わわせながら、おっとりと軽妙に語っていく、E・ロメールによる“喜劇とことわざ”シリーズの第5作目。恋に恋する彼女の理想は高く、昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまうデルフィーヌ。そんな彼女の今年のヴァカンスは女友達と二人でシェルブールへ。 でも、なぜか独りで海を見つめるばかり……。

 

 

★86% 女は女である (1961)

  • 評価人数:8,707人
  • 日本人の評価:★3.51/5
  • 海外評論家の評価:★87%
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」
  • 役者:ジャン=クロード・ブリアリ/アンナ・カリーナ/ジャン=ポール・ベルモンド
あらすじ

子供を欲しがらない夫を慌てさせようと、妻はボーイフレンドと関係を持ったかのように信じ込ませたが……。ジャン=リュック・ゴダールによるコメディ劇。

 

 

★85% 冬の旅 (1985)

  • 評価人数:1,659人
  • 日本人の評価:★4.63/5
  • 海外評論家の評価:★100%
  • 監督:アニエス・ヴァルダ
  • 役者:サンドリーヌ・ボネール/マーシャ・メリル
あらすじ

実話を基にした、アニエス・ヴァルダ監督作品。少女がひとり、行き倒れて寒さで死んだ。誰に知られる事もなく、共同墓地に葬られた少女モナ。彼女が誰であったのか、それは彼女が死ぬ前の数週間に彼女と出会った人々の証言を聞くほかなかった。そして映画は、バイクの青年たち、ガソリン・スタンドの主人、さすらいの青年ダヴィッド、山にこもって山羊を飼う元学生運動のリーダー、など様々な人々の証言をもとに、彼女の軌跡を辿ってゆく……。 allcinema ONLINE

 

 

★85% ぼくの伯父さんの休暇 (1952)

  • 評価人数:6,790人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★4.00/5
  • 監督:ジャック・タチ 「のんき大将脱線の巻」「ぼくの伯父さん」
  • 役者:ジャック・タチ
解説

「ぼくの伯父さん」以前の作品(長篇第二作)で、タチの商標であるユロ氏初登場の作品だが、日本では紹介の順番が逆になり、従ってここでは“誰の伯父さんでもない”にも関わらず、この題名となった。

あらすじ

誰もが海へと繰り出すヴァカンス時、汽車もバスもスシ詰めで旅行客を運ぶ。我らがユロ氏もまた小さなボロ車で海辺を目指す。リゾート・ホテルに集まった宿泊客の生活の軽いスケッチをつみ重ねてくすりと笑わす術は巧み。 allcinema ONLINE

 

 

★85% 美しき諍い女 (1991)

  • 評価人数:2,837人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:★3.83/5
  • 監督:ジャック・リヴェット 「北の橋」「王手飛車取り」
  • 役者:ミシェル・ピコリ/ジェーン・バーキン/エマニュエル・ベアール
解説

バルザックの『知られざる傑作』を原作に撮った、ジャック・リヴェット監督作品。

あらすじ

孤高の画家リベットは、自らの最高傑作“美しき諍い女”を描こうと妻をモデルにするが完成直前に破棄してしまう。そして10年後。彼の前に、若いモデル、マリアが現れた事から彼は再び“美しき諍い女”の仕上げにとりかかるが……。 allcinema ONLINE

 

 

★85% アンダルシアの犬 (1929)

  • 評価人数:23,428人
  • 日本人:★3.58/5
  • 海外批評家:★100%
  • 監督:ルイス・ブニュエル/サルバドール・ダリ
解説&あらすじ

今みても感嘆する他にないシュールレアリズムの映像詩。L・ブニュエルの凄い所はこのイマジネイティヴな実験精神を失わず、“アンチ”カトリシズムの不条理劇と果敢な映画的創造を貫いたことだ。ダリが共同脚本を手がけた本作は全く論理的脈略はなく、あまりにも有名な、眼球を剃刀で真二つにされる女、路上に切り落とされた手首をみつめる女装の男、痙攣する掌を這い回る蟻の群れなど、夢魔的イメージが全篇を支配している。 allcinema ONLINE

 

 

★85% ロシュフォールの恋人たち (1966)

  • 評価人数:4,301人
  • 日本人:★4.34/5
  • 海外批評家:★97%
  • 監督:ジャック・ドゥミ「シェルブールの雨傘」
  • 役者:カトリーヌ・ドヌーヴ/フランソワーズ・ドルレアック
  • 音楽:ミシェル・ルグラン
  • アカデミー賞ノミネート:ミュージカル映画音楽賞
解説&あらすじ

フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴが、実姉フランソワーズ・ドルレアックと唯一共演を果たした本格ミュージカル映画。フランス西南部の街ロシュフォールを舞台に、『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミ監督が、美しい双子の姉妹の恋や夢をダイナミックなダンスとともに描く。ドリーミーな世界を盛り上げるジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスら豪華共演陣、作曲家ミシェル・ルグランの胸躍るメロディーも忘れられない。

お祭りを2日後に控えたフランス西南部の海辺の街ロシュフォールに、作曲家の卵のソランジュ(フランソワーズ・ドルレアック)とダンサー志望の妹デルフィーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)という双子姉妹が暮らしていた。お祭の当日、旅芸人のエチエンヌ(ジョージ・チャキリス)たちに頼まれ、彼女たちは歌と踊りを披露する。 シネマトゥデイ

 

 

★85% 昼顔 (1967)

  • 評価人数:3,875人
  • 日本人:★3.83/5
  • 海外評論家:★95%
  • 監督:ルイス・ブニュエル「アンダルシアの犬」
  • 役者:カトリーヌ・ドヌーヴ
  • 受賞:ヴェネチア国際映画祭 (金獅子賞)
あらすじ

若い外科医の妻セブリーヌは、外見は貞淑な女性だったが、内面には激しい情欲が渦巻いていた。淫らな妄想に駆られたあげく、彼女は、昼間だけの娼婦として欲望に身をまかせるようになる……。

 

 

★85% アデル、ブルーは熱い色 (2013)

  • 評価人数:22,351人
  • 日本人:★3.70/5
  • 海外評論家:★90%
  • 監督:アブデラティフ・ケシシュ
  • 役者:アデル・エグザルホプロス/レア・セドゥ
  • 受賞:第66回カンヌ国際映画祭 (パルム・ドール)
解説

第66回カンヌ国際映画祭で史上初、パルムドールが主演女優2人にも贈られ話題を集めたラブストーリー。ジュリー・マロによるフランスの人気コミックを原作に、運命的に出会った女性同士の真っすぐな愛の行方を大胆なラブシーンを交えて繊細に描き出す。監督はこれまで数々の映画賞に輝いてきた俊英、アブデラティフ・ケシシュ。『マリー・アントワネットに別れをつげて』などのレア・セドゥと、『カレ・ブラン』のアデル・エグザルコプロスの体当たり演技が光る。

あらすじ

教師を夢見る高校生アデル(アデル・エグザルコプロス)は、運命的に出会った青い髪の画家エマ(レア・セドゥ)の知性や独特の雰囲気に魅了され、二人は情熱的に愛し合うようになる。数年後、念願の教師になったアデルは自らをモデルに絵を描くエマと一緒に住み、幸せに満ちあふれた毎日を過ごしていた。しかしエマの作品披露パーティーをきっかけに、二人の気持ちは徐々に擦れ違っていき……。 シネマトゥデイ

 

 

中世の修道院を舞台にしたサスペンス映画。個人的に好きな作品。

★85% 薔薇の名前 (1986)

  • 評価人数:39,941人
  • 日本人:★4.08/5
  • 海外評論家:★76%
  • 監督:ジャン=ジャック・アノー
  • 役者:ショーン・コネリー
あらすじ

中世イタリアの修道院に、イギリスの修道士がやってきた。彼は、おりしも発生した連続殺人事件を調査することになるが……。

解説

ウンベルト・エーコの暗喩と象徴に満ちた同名小説の映画化作品。

 

 

★84% のんき大将脱線の巻 (1950)

  • 評価人数:2,551人
  • 海外批評家:★100%
  • 日本人の評価:
  • 監督:ジャック・タチ 「トラフィック」
  • 役者:ジャック・タチ
解説

フランスの喜劇王ジャック・タチが1949年に発表した長編監督デビュー作。毎年恒例の夏祭りで盛りあがるフランスの小さな村。のんきでお人好しの郵便配達員フランソワは、偶然にもテント小屋で上映されていたアメリカの郵便配達についての記録映画を見る。飛行機を駆使して驚異的な早さで配達する姿に衝撃を受けた彼は、対抗心を燃やして自分もアメリカ式スピード配達を実践しようとするが……。 映画.com

 

 

★84% 危険なプロット (2012)

  • レビュー数:5,411人
  • 日本人の評価:★3.79/5
  • 海外評論家:★89%
  • 監督:フランソワ・オゾン「スイミング・プール」
  • 役者:ファブリス・ルキーニ/エルンスト・ウンハウアー
解説

『スイミング・プール』『しあわせの雨傘』などのフランソワ・オゾンが、フアン・マヨルガの戯曲を原作にして放つサスペンスドラマ。類まれな文才を秘めていた生徒と彼に物語の書き方を指導する国語教師が、思わぬ事態を引き起こしていくさまを見つめていく。『屋根裏部屋のマリアたち』などのファブリス・ルキーニ、『サラの鍵』などのクリスティン・スコット・トーマスなど、実力派が出演。ユーモアを絡めながら日常に存在する狂気や人間が抱える闇を浮き上がらせる、オゾン監督の卓越した演出手腕に引き込まれる。

あらすじ

作文の添削ばかりで刺激のない毎日に嫌気が差している高校の国語教師ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、クロード(エルンスト・ウンハウアー)という生徒が書いた同級生とその家族を皮肉った文章に心を奪われる。その秘めた文才と人間観察能力の高さに感嘆したジェルマンは、彼に小説の書き方を指南する。かつて諦めた作家になる夢を託すようにして熱心に指導するジェルマンだが、クロードの人間観察は次第に過激さを増すように。そして、その果てにジェルマンを思わぬ事態に引きずり込んでいく。 シネマトゥデイ

 

 

★84% 真夜中のピアニスト (2005)

  • レビュー数:9,764人
  • 日本人の評価:★3.82/5
  • 海外評論家:★85%
  • 監督:ジャック・オーディアール 「預言者」
  • 役者:ロマン・デュリス/ニエル・アレストリュプ
解説

ハーヴェイ・カイテル主演のフィルム・ノワール、『マッド・フィンガーズ』のリメイク。『天使が隣で眠る夜』のジャック・オディアール監督が舞台をNYからパリに移し、よりスタイリッシュな物語を作り上げた。主演は『ルパン』で怪盗ルパンにふんしたフランス期待の星、ロマン・デュリス。芸術家を夢見ながらも、実際は正反対の仕事を請け負う男の心の機微を見事に演じ切った彼の演技は最高だ。

あらすじ

トム(ロマン・デュリス)は父(ニール・アルストラップ)の跡を継ぎ、不動産の裏ブローカーになった。だが彼の本当の夢はピアニストになること。ある日昔の恩師に再会し、彼のピアノへの情熱が再び甦る。 シネマトゥデイ

 

 

★83% ラルジャン (1983)

  • レビュー数:2,869人
  • 日本人の評価:★4.08/5
  • 海外評論家:★96%
  • 監督:ロベール・ブレッソン「バルタザールどこへ行く」
  • 役者:クリスチャン・パティ/カロリーヌ・ラング
  • 受賞:カンヌ国際映画祭 (監督賞)
あらすじ

小遣いに不足したブルジョワ少年は、友人に唆されて偽札を写真店で使った。偽札をつかまされた店の主人夫婦は、これを燃料店への支払いに使う。結果、何も知らずに食堂で偽札を使った従業員イヴォンは、告発され失職してしまう。彼は仕方なく知人の強盗の運び屋をし、未然に逮捕され3年の実刑を受ける。その間に愛娘が病死、妻の心は彼を離れる……。不運にも偽札をつかまされたことからすべてを失う青年の姿をドキュメント・タッチで描いた作品。

allcinema ONLINE

 

 

 

★83% まぼろし (2000)

  • レビュー数:4,051人
  • 日本人の評価:★4.10/5
  • 海外評論家:★94%
  • 監督:フランソワ・オゾン「スイミング・プール」
  • 役者:シャーロット・ランプリング/ブリュノ・クレメール
あらすじ

マリーとジャンは結婚して25年になる50代の夫婦。子どもはいないが幸せな生活を送っている。毎年夏になると、フランス南西部・ランド地方の別荘で過ごしていた。今年も同じようにバカンスを楽しみに来た。昼間、マリーが浜辺でうたた寝をしている間、ジャンは海に泳ぎに行く。目を覚ましたマリーは、ジャンがまだ海から戻っていないことに気づく。気を揉みながらも平静を装うマリー。しかし、不安は現実のものとなってしまう。ヘリコプターまで出動した大がかりな捜索にもかかわらずジャンの行方は不明のまま。数日後、マリーはひとりパリへと戻るのだったが…。 allcinema ONLINE

 

 

★83% 汚れた血 (1986)

  • 評価人数:2,296人
  • 海外評論家:★90%
  • 日本人の評価:★3.88/5
  • 監督:レオス・カラックス「ボーイ・ミーツ・ガール」
  • 役者:ドニ・ラヴァン/ジュリエット・ビノシュ
解説

ハレー彗星が再び近づく近未来を舞台に、才人カラックスが展開するSF的なフィルム・ノワールにメロドラマの要素が溶け込んだ作品。

あらすじ

愛なきセックスによって伝染する“STBO”という奇病が蔓延するパリで、男がメトロで死ぬ。友人マルクは金貸しのアメリカ女に殺されたのではと疑うが、マルクも彼女から汚れた金を借りていた。その返済のため、ある製薬会社が開発した“STBO”の特効薬を盗み出そうと計画するが…。 allcinema ONLINE

 

 

★82% パリ20区、僕たちのクラス (2008)

  • レビュー数:12,400人
  • 日本人の評価:★3.65/5
  • 監督:ローラン・カンテ 「ヒューマン・リソース」
  • 役者:フランソワ・ベゴドー
  • 受賞:カンヌ国際映画祭 (パルム・ドール)、アカデミー賞(外国語映画賞ノミネート)
解説

第61回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールに輝いた、パリ20区にある中学のクラスの1年を追ったドキュメンタリー風人間ドラマ。移民の子弟が多数を占める教室を舞台に、出身国も生い立ちもさまざまな子どもたちのありのままの日常をきっちりと描写する。悩み多き教師を演じるのは、本作の原作となった小説「教室へ」の作者でもあるフランソワ・ベゴドー。彼と24人の演技経験のない子どもたちによる迫真の演技に感嘆する。

あらすじ

この中学に赴任して4年目になる国語教師のフランソワ(フランソワ・ベゴドー)は、新学期初日に教室の入口で 24人の生徒を出迎える。彼らの担任でもあるフランソワは教室では帽子を脱ぐように注意したり、生徒たちに静かにするよう指示したりしている。だが、スレイマン(フランク・ケイタ)らは相変わらず反抗的な態度で……。 シネマトゥデイ

 

 

★81% パリでかくれんぼ (1995)

  • レビュー数:253人
  • 海外批評家の評価:★100%
  • 日本人の評価:★4.00/5
  • 監督:ジャック・リヴェット 「北の橋」「王手飛車取り」
  • 役者:ナタリー・リシャール/マリアンヌ・ドニクール
あらすじ

恐喝で騒ぎを起こし、足を洗ってバイク宅配便に転職したニノン。昏睡状態から五年ぶりに覚め、相続した家に移り住んだルイーズ。装飾美術博物館図書室に勤めながら、母親を探しているイダ。

解説

パリを舞台に、三人の女の子それぞれの冒険を描いた、ミュージカルを織り交ぜた作品。 allcinema ONLINE

 

 

★81% 子熊物語 (1988)

  • レビュー数:8,785人
  • 日本人の評価:★3.80/5
  • 海外評論家の評価:★92%
  • 監督:ジャン=ジャック・アノー
  • 役者:チェッキー・カリョ
解説

ロッキー山脈の山奥を舞台に、母親を亡くした子熊と、ハンターに傷付けられた手負いの雄熊の交流を、細やかな表情も捉えてドキュメンタリー・タッチで描いた大自然ドラマ。監督は『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノー。 allcinema ONLINE

 

 

1965年につくられた近未来サスペンス。

ゴダールがつくったSF映画なので物語が示唆的。愛がテーマ。これも個人的に好きな作品。

★81% アルファビル (1965)

  • レビュー数:12,821人
  • 日本人の評価:★3.69/5
  • 海外評論家の評価:★90%
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「勝手にしやがれ」
  • 役者:エディ・コンスタンティーヌ/アンナ・カリーナ
  • 受賞:ベルリン国際映画祭 (金熊賞)
あらすじ

コンピューター・アルファ60に支配され、何の感情もなしに人々が暮らす星雲都市アルファヴィル。活劇シリーズ物のヒーロー左利きの探偵レミー・コーション(コンスタンティーヌ)は、ブラウン教授救出の命を受けてそこに潜入。だが教授こそコンピューターの開発者だった。  allcinema ONLINE

 

 

★80% 自由を我等に (1931)

  • レビュー数:2,388
  • 日本人の評価:★4.33/5
  • 海外評論家の評価:★100%
  • 監督:ルネ・クレール 「巴里祭」
  • 受賞:ヴェネチア国際映画祭(金獅子賞)
解説&あらすじ

「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」に次いでルネ・クレールが原作脚色した映画で、スタッフは殆ど全部右二作と同じ顔ぶれであるが音楽は所詮「大人組」の一人ジョルジュ・オーリックが特に作曲した。

脱獄囚ルイとエミイルは官憲に発見され、ルイだけが成功する。利口なルイは世の中へ出てから忽ち出世して縁日のレコード売りから蓄音器店の主人、最後に大蓄音器工場の社長となる。一方、刑を終えて出獄したエミイルは途上、乙女に出会い、彼女に近づこうとして彼女の働いている工場までついて来る...

 

 

★80% 君と歩く世界 (2012)

  • レビュー数:20,944
  • 日本人の評価:★3.43/5
  • 海外評論家の評価:★82%
  • 監督:ジャック・オーディアール 「預言者」
  • 役者:マリオン・コティヤール/マティアス・スーナールツ
解説

監督作『預言者』がカンヌ国際映画祭やセザール賞を席巻したジャック・オーディアール監督が、オスカー女優マリオン・コティヤールを主演に迎えた人間ドラマ。事故で両脚をなくし絶望し切ったヒロインが、粗野なシングルファーザーとの触れ合いを経て生きる希望を取り戻していく。マリオンの相手役には、『闇を生きる男』のマティアス・スーナールツ。膝から下を失う大事故に見舞われながらも、再び力強く歩み始めるヒロインの姿が胸を打つ。

あらすじ

南仏の観光施設でシャチの調教師をしているステファニー(マリオン・コティヤール)は、ショーの最中に事故に遭い、両脚の膝から下を失ってしまう。失意の彼女を支えたのは、不器用なシングルファーザーのアリ(マティアス・スーナールツ)だった。粗野だが哀れみの目を向けずフランクに接してくる彼と交流を重ねるうちに、ステファニーは次第に生きる希望を取り戻していく。 シネマトゥデイ

 

 

★80% 傷ついた男 (1983)

  • レビュー数:321人
  • 海外批評家の評価:
  • 日本人:★4.50/5
  • 監督:パトリス・シェロー 「インティマシー/親密」
  • 役者:ジャン=ユーグ・アングラード
解説

暴力的で、魅力的な中年男を愛した孤独な青年の姿を描いた作品。監督パトリス・シェローとの共同脚本は、91年エイズにより死亡したエルヴェ・ギベール。

 

 

★79% 愛人/ラマン (1992)

  • レビュー数:8,526人
  • 日本人の評価:★3.67/5
  • 海外評論家の評価:★20%
  • 監督:ジャン=ジャック・アノー
  • 役者:ジェーン・マーチ/レオン・カーフェイ
あらすじ

1920年代。フランス領下のインドシナに暮らす貧しいフランス人の少女。だが、富豪の中国系青年に目を付けられたときから、彼女の家庭には大金が転がり込んでくるようになった……。

解説

M・デュラスの自伝的ベストセラー小説を基に、自由を求めようとする青年と、彼の愛人となった少女の淡い交歓を描いたドラマ。 allcinema ONLINE

 

 

★77% 太陽のめざめ(2015)

  • レビュー数:174人
  • 海外批評家:★81%
  • 監督:エマニュエル・ベルコ
  • 役者:カトリーヌ・ドヌーヴ
解説&あらすじ

愛とは、見捨てないこと。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演最新作。

2015年カンヌ国際映画祭で女性監督史上2度目のオープニング作品を飾り、女優賞(『モン・ロワ(原題)』)も獲得したエマニュエル・ベルコ監督最新作。主演にはフランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーヴ。少年マロニーを演じたロッド・パラドは、フランスの二大映画賞リュミエール賞、セザール賞で新人賞を受賞。

親の愛を知らず人生に迷う少年と引退間近の判事が出会い、新たな道をみつけるまでを描く感動の物語。家庭裁判所の判事のフローランスは、母親に置き去りにされた6歳の少年マロニーを保護する。しかし10年後、16歳となったマロニーは、育児放棄により心に傷を負い、学校にも通えず非行を繰り返していた。マロニーと再会したフローランスは、似た境遇でありながら更生したヤンを教育係に、マロニーが人生をみつけられるように優しく手を差し伸べる。そして、田舎の更生施設に行ったマロニーは、同年代のテスと恋に落ちるが…。 フランス映画祭2016

 

 

★77% 殺意の夏 (1983)

  • レビュー数:597人
  • 海外批評家:
  • 日本人の評価:★3.63/5
  • 監督:ジャン・ベッケル 「画家と庭師とカンパーニュ」
  • 役者:イザベル・アジャーニ
解説

「黄金の男」のジャン・ベッケル監督が、フランスの人気女優イザベル・アジャーニを主演に描いたミステリー。フランスのとある田舎町を舞台に、母を襲った男たちへの復讐を目論む一人の女の姿を描く。「雨の訪問者」などの脚本家としても知られるフランスのミステリー作家S・ジャプリゾが原作・脚本を担当、本作でセザール賞脚本賞を受賞。

allcinema ONLINE

 

 

★76% 神々と男たち (2010)

  • 評価人数:14,827人
  • 日本人:★3.70/5
  • 海外評論家:★93%
  • 監督:グザヴィエ・ボーヴォワ
  • 役者:ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール、オリヴィエ・ラブルダン
  • 受賞:セザール賞(作品賞)
解説

1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるとされるフランス人修道士の誘拐、殺害事件を題材に、人間の尊厳と使命を問うドラマ。テロの恐怖に直面した修道士たちの心の葛藤(かっとう)を描いた本作は、第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞、第83回アカデミー賞外国語映画賞フランス代表に選ばれた。監督は、俳優としても活躍するグザヴィエ・ボーヴォワ。出演には『恋するシャンソン』のランベール・ウィルソンなど、フランス映画界の実力派がそろう。

あらすじ

1990年代、アルジェリアの人里離れた村にある修道院では、カトリックの修道士たちが共同生活を送っていた。戒律を厳格に守り信仰に身をささげる一方、地域の診療所としても機能する修道院には、毎日地元の住民たちが訪ねてきていた。修道士たちはイスラム教徒の地元民と良好な関係を築いていたが、アルジェリア内戦による影響が出始め……。 シネマトゥデイ

 

 

 

★76% 8人の女たち (2002)

  • 評価人数:22,756人
  • 日本人の評価:★3.86/5
  • 監督:フランソワ・オゾン スイミング・プール」「まぼろし
  • 役者:カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール、エマニュエル・ベアール、リュディヴィーヌ・サニエ
  • 音楽:クリシュナ・レヴィ
  • 受賞:ベルリン国際映画祭 銀熊賞(芸術貢献賞)
あらすじ

1950年代のフランス。クリスマスを祝うため、雪に閉ざされた大邸宅に家族が集うこととなった。ちょうどその日の朝、メイドのルイーズが、一家の主マルセルの部屋へ朝食を持っていくと、彼はナイフで背中を刺され死んでいた。外から何者かが侵入した形跡はない。電話線は切られ、雪で外部との連絡を完全に絶たれた8人の女たち。祝祭気分は一転、彼女たちは疑心暗鬼を募らせていく。やがて、互いの詮索が始まる。そして、次々と彼女たち一人ひとりの思惑や秘密が暴露されていく…。  allcinema ONLINE

 

 

★75% 人類創世 (1981)

  • 評価人数:8,539人
  • 日本人:★3.00/5
  • 海外評論家:★78%
  • 監督:ジャン=ジャック・アノー「ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー」
  • 役者:レイ・ドーン・チョン、エヴェレット・マッギル、ロン・パールマン
解説

“火”を求めて旅を続ける人類の祖先の姿を、徹底したリアリズムで描き出した原始スペクタクル。セリフは一切無く、登場人物はみな特殊メイクによって原始人に扮している。「薔薇の名前」や「愛人/ラマン」のJ=J・アノーの意欲作。 allcinema ONLINE

 

 

 

★75% トゥー・ブラザーズ (2004)

  • 評価人数:32,275人
  • 日本人:★3.56/5
  • 海外評論家:★78%
  • 監督:ジャン=ジャック・アノー「ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー」
  • 役者:ガイ・ピアース、フレディ・ハイモア、ジャン=クロード・ドレフュス
解説

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノーが監督・原作・脚本・製作と4役こなし、親を殺され、引き離されたトラの兄弟の数奇な運命の巡りあわせと、少年とトラとの友情を壮大なスケールで描いた感動作。『メメント』のガイ・ピアースや『デリカテッセン』のジャン=クロード・ドレヒュスらが出演。30頭を集め交代で演じさせたトラの演技は、微妙な表情さえも感じるほどリアル。

あらすじ

カンボジアのジャングルにひっそりとたたずむ古い寺院で父トラ、母トラとともにふたごのトラが暮らしていた。そこへある日、イギリスの有名な冒険家エイダン・マクロリー(ガイ・ピアース)一行が訪れ父トラを撃ち殺す。 シネマトゥデイ

 

 

★73% ボーイ・ミーツ・ガール (1984)

  • 評価人数:626人
  • 海外評論家:★100%
  • 日本人の評価:★3.58/5
  • 監督:レオス・カラックス 「汚れた血」
  • 役者:ドニ・ラヴァン、ミレーユ・ペリエ
あらすじ

親友に恋人を奪われ、彼を殺そうとし思いとどまったアレックスは同じ様な境遇のミレーユを知る。彼女が向かうパーティ会場に潜り込み、近づきになった途端、二人は恋の情熱を燃やすが、彼女は別れたばかりの恋人との悶着をひきずっており……。

解説

異才カラックスのデビュー作。お互いに自閉的な男女の刹那的な生き方をスタイリッシュな映像で綴った作品。 allcinema ONLINE

 

 

★73% パリは燃えているか (1966)

  • 評価人数:1,290人
  • 海外批評家:★80%
  • 日本人の評価:★3.92/5
  • 監督:ルネ・クレマン 「太陽がいっぱい」「居酒屋」
  • 役者:カーク・ダグラス、グレン・フォード、ゲルト・フレーベ、イヴ・モンタン
あらすじ

1944年8月7日から、8月19日のレジスタンスの蜂起開始、アメリカ軍の援護を受けて、8月25日のフランスの首都パリの解放に至るまでを描く。

 

 

★72% パリはわれらのもの (1991)

  • 評価人数:764人
  • 海外批評家:★91%
  • 日本人の評価:/5
  • 監督:ジャック・リヴェット 「北の橋」「王手飛車取り」
  • 役者:ベティ・シュナイダー、ジャンニ・エスポジート、フランソワーズ・プレヴォー
解説&あらすじ

「カイエ・デュ・シネマ」を代表する批評家として知られたリヴェットが盟友ジャン・グリュオーと共に、仲間に先駆け1958年に撮影をスタートした最初のヌーヴェルヴァーグ作品。

しかし製作は困難を極め完成まで2年を要した。トリュフォーやシャブロルが資金を提供し、ゴダールやジャック・ドゥミも出演している。

パリに来た女学生アンヌ・グーピル(ベティ・シュナイダー)の目から見た、この街の隠されたもう一つの顔が描かれる。シェークスピアを上演しようとする野心的だが資金に乏しい演劇グループに参加したアンヌは、若いボヘミアンたちの周囲に見え隠れする謎の組織による陰謀にやがて巻き込まれていくことになる。だが、それは実在する組織なのだろうか。第二次大戦後の社会を覆う空虚さと若者たちの遊戯的な躍動感、そしてパラノイアックな空気に満ちた本作は、巨匠リヴェットが生涯探求し続けた「演じること」と「都市の陰謀」のテーマが描かれた傑作。

 

 

★72% アワーミュージック (2004)

  • 評価人数:3,172人
  • 日本人の評価:★3.75/5
  • 海外評論家:★67%
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「勝手にしやがれ」「軽蔑」
  • 役者:サラ・アドラー、ナード・デュー
解説

『映画史』『愛の世紀』などで知られる、フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが、サラエヴォの厳しい現実を少女オルガの生き様を通して描いた意欲作。ゴダール特有の詩的な映像が堪能できるとともに、マフムード・ダーウィッシュやピエール・ベルグニウといった、フランスやサラエヴォと縁の深い芸術家たちが実名で登場している点も興味深い。

あらすじ

戦争の傷跡が深く刻まれた町サラエヴォに住む大学生のオルガ(ナード・デュー)は、講師として生徒を教える映画監督(ジャン=リュック・ゴダール)に自作の映像作品を渡そうとする。 シネマトゥデイ

 

 

★71% ホーリー・モーターズ (2012)

  • 評価人数:11,823人
  • 海外評論家:★91%
  • 日本人の評価:★3.59/5
  • 監督:レオス・カラックス 「汚れた血」
  • 役者:ドニ・ラヴァン、エディット・スコブ、エヴァ・メンデス
解説

フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、『ポーラX』以来およそ13年ぶりに単独でメガホンを取った異色作。変装してリッチな銀行家や物乞いの女性、ごく平凡な父親から殺人者まで11人それぞれの人生をリアルに演じる主人公の長い一日を映し出す。主演をカラックス監督の常連ドニ・ラヴァンが怪演し、歌手のカイリー・ミノーグや、『バッド・ルーテナント』などのエヴァ・メンデスらが共演。幻惑的な映像美に彩られた夢と現実の間をたゆたう感覚の物語に驚嘆する。

あらすじ

夜もふけた頃に、ホテルの部屋で目を覚ました男レオス・カラックス(レオス・カラックス)が、隠し扉を発見し下りていくと顔のない観客たちであふれた映画館へと続いていた。一方、オスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られて真っ白なストレッチリムジンに揺られて出勤。美しい女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)が車のそばで彼を待っており……。 シネマトゥデイ

 

 

★71% Tokyo! (2008)

  • 評価人数:11,994人
  • 海外評論家:★75%
  • 日本人の評価:★2.93/5
  • 監督:レオス・カラックス 「汚れた血」
  • 役者:ドニ・ラヴァン、香川照之、蒼井優
解説

『殺人の追憶』のポン・ジュノ、『恋愛睡眠のすすめ』のミシェル・ゴンドリー、『ポーラX』のレオス・カラックスという国際的に注目される3人の映画作家が、それぞれの視点で東京を描いたオムニバス映画。出演には香川照之、蒼井優、加瀬亮、妻夫木聡、竹中直人ら人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが集結。独自の文化やライフスタイルが渦巻く大都市東京を、個性あふれる3人の鬼才監督がどのように読み解くのか、目が離せない。

あらすじ

10年間引きこもり続ける男はある日、ピザ配達の女性に恋をする。彼女に会いに行こうと外に出ると、東京中が信じられない事態になっていた(『シェイキング東京』より)。映画監督を目指す恋人と一緒に上京してきたものの、自分自身の夢や目的を見いだせない女性。そんなある日、彼女は肋骨(ろっこつ)の一部が木になってきていることに気づく(『インテリア・デザイン』より)。 シネマトゥデイ

 

 

★71% 舞踏会の手帖 (1937)

  • 評価人数:191人
  • 日本人の評価:★3.69/5
  • 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ「アンナ・カレニナ」
  • 役者:マリー・ベルフランソワーズ・ロゼー
  • 受賞:ヴェネチア国際映画祭(金獅子賞)
解説&あらすじ

未亡人になったクリスチーネが、20年前に社交界デビューを果たした時の手帖を見つける。懐かしく思った彼女は、その時のダンス・パートナーに再会しようと思い立つが……。若くして未亡人となった女性の、ノスタルジックな感傷を華麗な映像で描く。 allcinema ONLINE

 

 

★70% 愛と死の谷 (2015)

  • 評価人数:105人
  • 海外評論家:★70%
  • 監督:ギヨーム・ニクルー
  • 役者:イザベル・ユペール、ジェラール・ドパルデュー
解説&あらすじ

ユペールとドパルデュー、久々の共演!
砂漠で元夫婦を待ち受けるものとは...。

離婚した夫婦、イザベルとジェラールが数年ぶりにカリフォルニアのデスバレーのモーテルで再会する。二人は息子のマイケルから奇妙な手紙を受け取っていた。ある特定の日時にデスバレーの特定の場所に二人で来てほしい、との内容であったが、アメリカで写真家として活動していたマイケルは、ボーイフレンドと別れたことをきっかけに半年前に自殺していた。手紙には、指定した場所に二人で来てくれれば、その場にマイケルが現れると書かれていた。イザベルとジェラールはマイケルの指示に従い、指定された場所へと向かう…。

フランスを代表する2大スター俳優であるイザベル・ユペールとジェラール・ドパルデューがモーリス・ピアラ監督作品『ルル』(80)以来35年ぶりに共演したことが大きな話題を呼んだ作品。監督は『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』(14)等で知られる鬼才ギヨーム・ニクルー。本作は2015年カンヌ映画祭コンペティション部門に選ばれた。 フランス映画祭2016

 

 

オゾン監督を知るならこの作品から!

★67% スイミング・プール (2003)

  • 評価人数:29,619人
  • 日本人の評価:★3.36/5
  • 海外評論家:★84%
  • 監督:フランソワ・オゾン 「まぼろし」
  • 役者:シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニ
解説

フランスの気鋭監督、フランソワ・オゾンが彼の新旧のミューズである、リュディヴィーヌ・サニエとシャーロット・ランプリングを主役に迎えて贈る、刺激的な推理劇。『ピーター・パン』のティンカーベル役でハリウッド・デビューを飾った、サニエの若く挑発的な魅力と、ランプリングの成熟した大人の女の色香の調和も素晴らしい。南仏プロヴァンスの美しい風景を舞台に繰り広げられる、何ともゴージャスで薫り高き一本。

あらすじ

スランプ中の英国のミステリー作家、サラ(シャーロット・ランプリング)は、南仏にプール付き別荘を借りる。しかし突然借り主の娘、ジュリ-(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れ、彼女の生活は一変する。 シネマトゥデイ

 

 

★63% 悪魔の陽の下に (1987)

  • 評価人数:513人
  • 日本人の評価:★2.73/5
  • 監督:モーリス・ピアラ 「愛の記念に」
  • 役者:ジェラール・ドパルデュー、サンドリーヌ・ボネール、モーリス・ピアラ
  • 受賞:カンヌ国際映画祭(パルム・ドール)
あらすじ

ドパルデュー演ずる田舎司祭は厳しい修行によって真実の神への信頼を求めるが、意に反し悪魔と出会い、人の心を見透かす力を得てしまう。そして、恋人を殺したことで絶望にくれる少女を救おうと懸命になるが……。

 

 

★61% 17歳 (2013)

  • 評価人数:3,281人
  • 日本人の評価:★3.40/5
  • 海外評論家:★73%
  • 監督:フランソワ・オゾン 「まぼろし」
  • 役者:マリーヌ・ヴァクト、シャーロット・ランプリング
解説

『スイミング・プール』などのフランソワ・オゾン監督が、少女から大人へと変化を遂げる17歳の女子高生の心理とセクシュアリティーをあぶり出す青春ドラマ。不特定多数の男と性交を重ねる名門高校に通う美しい女子高生。ある事件をきっかけにその問題行動が発覚、行動の裏にある少女でも大人でもない17歳の女性の揺れ動く気持ちを描き出す。主演は、モデル出身のマリーヌ・ヴァクト。『輝ける女たち』などのジェラルディーヌ・ペラスや『まぼろし』などのシャーロット・ランプリングが共演。オゾン監督らしい繊細で鋭い心理描写に心を揺さぶられる。

あらすじ

パリの名門高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は、バカンス先で出会ったドイツ人青年との初体験を終え、数日後に17歳の誕生日を迎える。パリに戻ったイザベルは、SNSを通じてさまざまな男性との密会を重ねるようになっていた。そんなある日、ホテルのベッドの上で初老の男ジョルジュ(ヨハン・レイゼン)が発作を起こしそのまま帰らぬ人となってしまう。イザベルはその場から逃げ……。 シネマトゥデイ

 

 

★61% パッション (1982)

  • 評価人数:783人
  • 海外批評家:★67%
  • 日本人:★3.53/5
  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール 「気狂いピエロ」「軽蔑」
  • 役者:イザベル・ユペール、ハンナ・シグラ、ミシェル・ピコリ
あらすじ

スイスらしき村のスタジオで、ポーランド人監督のジェルジーやハンガリー出身のプロデューサー・ラズロらの撮影スタッフは、「パッション」という作品をビデオ撮影していた。その作品は、レンブラントやドラクロワの名画を、俳優たちに様々な扮装をさせたり裸でカメラの前で静止させたりして再現するというもの。だが、監督が光の具合に不満を露わにしてNGを連発したり、予算超過で製作中止の危機に陥っていた。ジェルジーは工場従業員のイザベルとホテルの女主人ハンナの間で揺れながら作品を完成させようと模索するが…。

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エボリューション(2015)

  • 評価人数:168人
  • 海外批評家:★80%
  • 監督:ルシール・アザリロヴィック「エコール」
  • 役者:マックス・ブラバン
  • 受賞:ストックホルム国際映画祭 最優秀撮影賞
解説&あらすじ

『エコール』の監督が贈る、
最も美しい“悪夢”。

少年と女性しかいない、人里離れた島に母親と暮らす10歳の二コラ。その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。「なにかがおかしい」と異変に気付き始めた二コラは、夜半に出かける母親の後をつける。そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった。“エヴォリューション(進化)”とは何なのか…?

ギャスパー・ノエの公私にわたるパートナーであり、森で暮らす少女たちを描いた『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督が贈る、最も美しい“悪夢”。映画祭で上映されるや否や「初期クローネンバーグを思わせる!」「ルイス・キャロル、グリム兄弟、アンデルセンの死体を掘り起こした」等大きな反響を巻き起こした。 フランス映画祭2016

 

 

★53% 溝の中の月 (1983)

  • 評価人数:67人
  • 海外批評家:
  • 日本人:★5.00/5
  • 監督:ジャン=ジャック・ベネックス 「ディーバ」「ベティ・ブルー」
  • 役者:ジェラール・ドパルデュー、ナスターシャ・キンスキー、ドミニク・ピノン
解説

「ディーバ」のジャン=ジャック・ベネックス監督が、デヴィッド・グーディスの原作を映画化した奇妙なサスペンス映画。「終電車」のジェラール・ドパルデューを主演に、妹を自殺に追い込んだ強姦犯に復讐を誓った兄の追跡劇を描く。

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