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組替えで開花!月城かなとの魅力徹底解剖


「ちゃぴ」の退団からはや数日、その前日には星組の七海ひろきの退団も発表されましたが、皆さま心健やかにお過ごしでしょうか?

私も大好きな「みちふう」こと北翔海莉さんと妃海風さんの前星組トップコンビが卒業してしまった時は、しばらく灰になっておりました。

この推しロスをどう乗りきればいいんだ!と思っていましたが、宝塚の痛手を癒すのはやはり宝塚。今日は月組に組替え後、メキメキと頭角を現している月城かなとの魅力を語り尽くし、宝塚愛をより深めていきたいと思います!

 

男役10年目の真価

「れいこ」さんこと月城かなとは、先日退団した月組トップ娘役・愛希れいかや、元宙組トップ娘役・実咲凜音、元星組トップ娘役・妃海風らと同じく、95期生にあたります。数多くの娘役スターを輩出した期ですが、今は男役さんに注目が集まっています。

95期生は今年「男役10年」の節目。花組2番手の柚香光、雪組の朝美絢、星組2番手の礼真琴、宙組の桜木みなとなど、トップを狙える位置に男役スターが揃っており、「劇団さん、95期で全組同時トップスターなんてこと、考えてるんですよね?」と言いたくなる程の活躍ぶりなのです。

そして、月城かなとは現在月組で3番手。雪組時代、新人公演やバウ公演の主演を務めるなど元々「路線」ではあったものの、イマイチ活躍し切れない印象がありましたが、2017年に月組へ組替えしてからはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。

特に、今回の月組『エリザベート』では舞台のストーリーテラーでもある難しい役所、暗殺者ルイジ・ルキーニを見事に演じ切りました。

整った上品な顔立ちで、王道のキラキラ王子様タイプの外見をしている月城かなと。配役発表当初は皇帝フランツ・ヨーゼフ2世の方がハマり役では?とも思いましたが、妖しい美しさを秘めた狂気と、少し紳士的な雰囲気も持ち併せた月城ルキーニは、『エリザベート 』に新鮮な風を吹かせていました。

 

月組での飛躍

月組での初舞台は2017年5月にシアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアターで上演された『瑠璃色の刻』。

月組2番手の美弥るりかが主演を務めたこの舞台で、月城かなとは準主役級のジャックを演じました。見目麗しい美弥さんとのコンビは「るりれい」と呼ばれファンの心を掴んでいます。

続く月組本公演『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』では、トップコンビの邪魔をする悪役ベルナルトを熱演。

その後、全国ツアー『鳳凰伝』では盗賊団の頭領バラク、本公演『カンパニー−努力、情熱、そして仲間たち-』でトップアイドルの那由多、レビュー『BADDY-悪党は月からやってくる−』では「ちゃぴ」演じるグッティーに叶わぬ恋心を抱くポッキー巡査を演じ、月組スターとしての存在感を示してきました。

さらに、先日終演した『エリザベート』では、大劇場公演の期間中体調不良で休演した美弥るりかに代わり、急遽エリザベートの夫であるフランツ・ヨーゼフ2世をも演じています。

本役である色黒のイタリア人暗殺者であるルキーニと、王宮育ちで品行方正な皇帝であるフランツとでは役のあり方があまりにかけ離れていますが、黒髪のまま挑んだ月城のフランツは代役とは思えぬほどの出来栄えで、彼女の本来持つ品の良さを引き立てる結果となりました。

後に月城かなとは、『瑠璃色の刻』出演決定時の心境を振り返り、「これで私の運命が決まると思った」と語っています。その言葉通り、月組への組替えによって、月城かなとの運命は大きく動き出したのです。

 

主演舞台『THE LAST PARTY〜フィッツジェラルド最後の一日』でみせた魅力

筆者が本格的に月城かなとの魅力に引き込まれ、れいこ沼にどっぷりとハマることになったのは、彼女の東上初主演作品となった『THE LAST PARTY』がきっかけでした。

月城かなとは、『グレイト・ギャツビー』の作者であるスコット・フィッツジェラルドを”演じる”TUKISHIROとして舞台に登場します。栄華を極めた末にアパートの一室で寂しすぎる最期を遂げたスコット。「あの時彼は何を思ったのか…」とTSUKISHIROは想いを馳せ、舞台上ではスコットの物語が展開されていくのです。

スコットとして、そしてスコットの想いを知ろうとするTUKISHIROとして舞台上で生きる彼女の姿は、作品自体の素晴らしさも相まって、私に大きな感動を味わわせました。

スコットの苦しみ、悲しみ、喜び。それを掴もうとして、彼女がどんなに真摯にこの役と向き合ってきたか。その誠実さが彼女から滲み出て、誰もが月城演じるスコットを愛さずにはいられないのです。

スターになるために欠かせないこと。それは観客を味方につける、「愛される力」ではないでしょうか。

かつて、花組の男役トップスターとして活躍した越路吹雪を、作家の三島由紀夫は「西欧的豪華とお茶づけ的哀愁と、豊麗な女性的魅力とスッキリした男性的魅力と、……そういう相反するものをそなえたスター」と称したことがありますが、月城かなとはまさに、三島の言う「相反するものをそなえたスター」だと私は思うのです。

舞台に立てば、月城かなとはその恵まれた容姿と華やかなオーラで男役として申し分ないスター性を振りまきます。その一方で、彼女が演じる役は観客に親近感や憎めなさを感じさせることもできる。さらに、舞台を降りた「れいこさん」は、思わず「可愛い!」と言ってしまうような女性的な魅力をも持ち合わせています。

 

トップスターへの道

「男役10年」の節目を迎えたとはいえ、男役としての月城かなとはまだまだ成長途中です。今後、男役としての凄みを増し、トップスターに相応しい圧倒的なスター性と技量を身に付ける時が来るでしょう。そんな時がきても、きっと「れいこさん」はその愛すべき魅力で我々ファンを悶えさせ続けてくれている。私はそう確信しています!

 

大好きな月城かなとさん。彼女もいつか、ちゃぴの様に宝塚から巣立って行く日が来るのでしょう…。

宝塚では、毎年たくさんの退団者が出ます。仕方ないこととはいえ、ファンとしては本当に寂しいですよね。でもだからこそ、彼女たちの宝塚での輝きをしっかりと記憶に焼き付けておきたい。後悔しないように応援したい。

そして、退団後の彼女たちの活躍を心から祝福したいですね。

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