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トップから紐解く!宝塚各組「現在」の特徴(2020年版)


煌びやかな舞台と華やかな演出で、100年以上にわたって人々を魅了し続ける宝塚歌劇団。

本拠地・兵庫宝塚と東京日比谷に専用の劇場を持ち、一年を通して5つの組に分かれて公演を行っています。きょうは宝塚をさらに楽しむために、各組の特徴を、そして現トップの特徴ご紹介します!

 

■花組(現トップ:柚香光/華優希)

1921年、最初に誕生し、『伝統』が最も重んじられる組です。

花組の男役、娘役は自分たちが「花組の生徒である」ということにプライドを持っており、それぞれ敬意を込めて「花男」「花娘」と呼称されています。

特徴として「花男」は紳士的にキザに振舞い、娘役を褒めてエスコートする、本物の王子様のような言動が目立ちます。また、「花娘」も王子様に並ぶ女らしく、華やかに気高く振舞う印象を受けます。そういった特徴からか、花組のトップスターは若手の頃から人気が絶大で、エリート街道を歩んできた「王子様系」の生徒が就任することが多いです。

 

昨年末からトップ男役に就任した柚香光もその一人。花組ではかなり若手の頃から人気を集め、エリート街道を歩み続けてきました。

花組は『歌・芝居・ダンス』が三拍子そろった、好き嫌いが分かれないスターがトップに就任することが多いのですが、柚香は少し違うタイプ。柚香を三拍子で表現するならば、ダイナミックな『ダンス』と情が深い『芝居』、そして宝塚映えする二次元寄りの『容姿』。花組らしい万人受けする男役とは少し違うかもしれませんが、見るもの全ての目線を惹きつける力は抜群です。

相手役の華優希は柚香同様、情の芝居をするタイプの娘役。その顔立ちからか、幼い役を与えられることが多いのですが、彼女の演技は感情だけで表現する幼い役よりも、むしろ大人の役にこそ光るものがあります。そして華の顔はいわゆる『劇団が好む顔』。桜乃彩音や蘭乃はなと同じ系統の宝塚映えする顔立ち。現代的なメイク・衣装の公演よりも、クラシックなコスチューマチックな公演の方が似合う娘役です。

今回残念ながら延期となってしまった『はいからさんが通る』など、宝塚らしい二次元チックな作品は二人に非常に似合う公演と言えるのではないでしょうか。

そして柚香の魅力のひとつであるダイナミックなダンス。お芝居で感情を表現するために踊る姿も素敵なのですが、柚香の指先までエネルギーが溢れるダンスはショーの方が発揮されると感じています。今秋に予定(公演延期のためスケジュール変更の可能性有)されていた二本立てのショー「Cool Beast!」は、宝塚の王道ショーを生む第一人者、藤井先生の演出ということで、柚香の魅力を楽しむことができそうだと感じています!

 

■月組(現トップ:珠城りょう/美園さくら)

月組は1921年花組と同時に誕生した組です。その特徴は『伝統』の花組とは全く違い、一言で言うと『個性的』。他組の男役が月組トップ娘役として特別出演しに来たり、トップスターが役替わりしたり…毎度斬新な人事でファンを驚かせます。

生徒のキャラクターもかなりユニークで、トップ男役は我が道をゆくフェアリー系が就任することが多いです。その独特さゆえか、退団後に芸能界で活躍される方が多いです(大地真央、黒木瞳、天海祐希、涼風真世、紫吹淳、遼河はるひ、檀れい など)。

 

現トップスターの珠城りょうはその点、少し今までとは違うタイプ。

いわゆる月組人事らしい非常に若い学年でのトップ抜擢ではあったのですが、フェアリー系というよりはリアル男子系。そして『個性的』ではなく優等生タイプ。前トップ龍真咲や花組の柚香の現代的な魅力とは相反したクラシカルな王道の男役です。

相手役の美園さくらも娘役の中ではフェアリー系ではなく姉御系。筋肉質な美脚の持ち主で、珠城とは運動神経抜群系コンビです。残念ながら二人とも今冬に退団を発表しているのですが、サヨナラ公演『桜嵐記』は今一番人気の演出家上田久美子先生の演出とのこと。珠城りょう×上田久美子といえば、上田先生の演出家デビュー作であり、珠城のバウ初主演作品である『月雲の皇子』。この作品は小劇場公演ながらあまりの人気に東京で再演された、宝塚史上に残る作品です。あの『月雲の皇子』のゴールデンコンビが最後にもう一度実現するとあって、サヨナラ公演が楽しみで仕方ありません。

 

■雪組(現トップ:望海風斗/真彩希帆)

雪組は初代・宝塚大劇場(現代は2代目)が開場された1924年に設立。

『日本物の雪組』と呼ばれ、日本物、和物の上演が多いです。そのため雪組の生徒は「摺引き」や「袴」など、和物のお稽古に必要な用具を持ち揃えているので、他組の生徒が和物の上演が決まると雪組の同期にお稽古着を借りに行くというのはよく聞かれるエピソードです。ただ、現トップスターの望海風斗と真彩希帆は共に着物よりもスーツ・ドレスが似合うコンビ。そのため前トップコンビ・早霧咲妃の退団後は和物は少な目。トップ以外にも彩凪翔や朝美絢など、ジャニーズ系の現代的なイケメンがそろいつつあるのでしばらくは洋風推しかもしれません。

また、雪組は他組に比べて比較的なごやかな雰囲気が見られることが多く、男役も優しく広い心で娘役を包み込むタイプが多いです。それゆえトップコンビの仲がとても良いことが多く、平成以降、他組や専科に異動する場合を除き、すべてのトップコンビが同時に添い遂げて退団しています。現トップスターの望海と真彩も同様に2人そろっての退団を発表しています。

 

この2人の魅力はなんといっても歌。望海の伸びやかに響く歌声真彩のジブリ作品のヒロインのような癖のない声のハーモニーは史上有数の歌唱力コンビと言っても過言ではないでしょう。2人のサヨナラ作品はヴェートーベンが主人公。音楽にまつわる作品での退団というのもこの2人らしい。最後までその歌声を劇場に響かせてくれるのを楽しみにしています。

 

■星組(現トップ:礼真琴/舞空瞳)

星組は東京宝塚劇場の開場に合わせて1933年に4番目の組として新設されました。

組の特徴としては『エネルギッシュ』!星の名の通り、ギラギラと熱い組です。

その熱さゆえか、組の雰囲気は他組に比べてかなり体育会系で、トップ男役を中心に一致団結する力がすさまじいです。男役も体育会系が似合うリアル男子系が多く、娘役を持ち上げるリフトなど、パワーみなぎるダンスが見られることも多いです。

そんな体育会系をひとつにまとめるトップ男役には何よりも(時には実力よりも)、カリスマ性が求められます。それ故か、トップに就任するのは星組育ちの生え抜きスターが非常に多いです

 

現トップスターの礼真琴も星組の生え抜きスター。かなり若い頃からスター街道を歩み続けてきた、『歌・ダンス・芝居』三拍子そろった男役です。甘く優しいビジュアルを持ちながら、星組の一時代を築き上げた元星組トップスター柚希礼音に可愛がられていたためか、時折ものすごく体育会系なパッションが見え隠れしています。三拍子何をとっても癖のない、とても柔らかな表現をする素晴らしい男役です。

そして相手役の舞空瞳は花組から組替えしてきた可憐なビジュアルが持ち味の娘役。礼同様、音楽学校時代からずっと首席の優等生で、花組時代には某先生が「あの子は明日にでもトップに出来る…」と言っていたそう。

宝塚史上稀に見る優等生コンビ、安心して見ていられる二人だからこそ、大ミュージカルが見たい!今年予定されている『ロミオとジュリエット』は若く美しいこのコンビにぴったりだと思います。歌もダンスも芝居もビジュアルも癖のない魅力を持った2人なので、初めて宝塚を観る人にはまずこのコンビから見てほしい…!一人でも多くのファンを獲得するため、少しでも長くトップでいてくれることを願います。

 

■宙組(現トップ:真風涼帆/星風まどか)

宙組は1998年、5番目の組として誕生した新しい組。組の新しさゆえか、その特徴は『現代的』!男役は現代的でスタイリッシュ、長身で脚が長く、漫画から出てきたような王子様が多いです。また、娘役は細身でモダンな雰囲気。組は誕生して20年以上が経ちましたが、未だに生え抜きの男役トップスターは現れず、歴代のトップスターは皆、組替えや落下傘トップ(他組からトップとして組替えすること)です。

そういった背景からか、組全体が何事にも受け入れ態勢が出来ていて、組子たちもとっても自由。かつて某トップスターは宙組を「動物園」と表現してらっしゃいました。

 

現トップコンビは真風涼帆と星風まどか。真風も星組から組替えして、宙組でトップに就任しました。非常に宙組らしいビジュアルの持ち主でその長身・脚長のスタイルは軍服やコスチュームがよく似合います。また、一方には星組育ちらしい熱さも併せ持っており、それが今の宙組の雰囲気を作り出しています。

相手役の星風まどかは朗らかな雰囲気が魅力の娘役。宙組配属前から大役に抜擢されるなど、入団直後から大器の片鱗を見せていた娘役です。そして、宙組にとっては男役娘役合わせて初めての生え抜きトップスターでもあります。

真風星風コンビは身長差、年齢差が大きく、兄妹のような仲睦まじい雰囲気がとても宝塚らしく、「トップコンビ萌え」を味わうにはうってつけの2人。男役の中でもかなりスタイリッシュな男役らしい真風と、娘役らしい星風。「ザ!宝塚!」を見たい!という人には宙組をおすすめします!


 

今回は、トップから紐解く!宝塚各組「現在」の特徴についてお伝えしました。ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

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最後に宝塚歌劇団を含むミュージカルのチケット発売情報をカレンダー形式で表示してくれる、ミュージカルファン向けの最強アプリをご紹介します。

その名も「チケットカレンダー」です。

チケット争奪戦で一番難敵なのが「どうすればチケットの発売日を知ることができるか」だと考えています。

発売場所はわかっていても、チケット発売日は急に発表されます。

そのため、「今日実は発売日だったのか、知らなかった、、、」

ということがよくあります。

「チケットカレンダー」では、クレジットカードから公式サイトまであらゆるチケット情報をまとめて見られます。

例えば、東宝主催で上演された『マドモアゼル・モーツァルト』であれば先行抽選の情報がこのように掲載されています。

 

演劇・ミュージカルファンであればこの公演に限らずかなり使えますので、この記事を読む前にまずダウンロードしてみて、機能を試してみてください。

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