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ミュージカル ロマーレ

ミュージカル「ロマーレ」率直な感想・評判 | 2018年東京芸術劇場プレイハウス 


ミュージカル「ロマーレ」率直な感想 | 2018年東京芸術劇場プレイハウス

 

3月23日より東京芸術劇場・プレイハウスにて上演中のミュージカル「ロマーレ」。

 

 

25日の日曜日に観劇してきました!

 

 

観劇後、一緒に観たミュージカル好きの彼女と色々語ったので、

そこから、率直な感想をまとめてご紹介します。

 

 

45歳花總まりと27歳松下優也の共演について

 

今回の主演ロマーレ役には元宝塚歌劇団トップ娘役の花總まり。現在45歳。

そして、相手役となったのが歌手として活躍する27歳の松下優也。

 

その差、なんと18歳!

 


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演劇は「としてみる」の芸術なのですが、

 

ふと現実に返ってしまうのでは?

 

と不安になりました。

 

しかし、なんかいい具合に姉さんな感じで、違和感はなかった。

むしろ、カルメンに翻弄されるドン・ホセの狂った感じが年齢差がもたらす落ち着きの差により、より引き立てられてたと思います。

 

花總さんも45歳か......可愛さは相変わらずだね、どうだった?
紅一点で、他に女性キャストは出ていなかったわけだ。それでも、他の女性はいらないと思わせる存在感はすごい。
それに、松下君は、45歳のふた回り近い女性と何度もキスシーンをしていたのだけど、花總さんで本当に良かったと思うよ

 

 

太田基裕について

太田基裕君の演技はどうだった?今回は途中からローレンスというイギリス貴族、2.5次元的な匂いを少し醸し出していたけど
正直、彼の貴族姿を見た瞬間に「このチケット代は彼のために払ったようなもの」と思った。

太田基裕は2幕でイギリス貴族として登場します。彼もロマーレに翻弄される運命をたどってゆきます...

 

歌に関してはどうだった?
高音になるとズレるんだよね。歌がもう少し上手ければマリウスもいけるのに
でも、彼の「Me And My Girl」聴いた時、すごく合ってるなと思った。

 

 

フラメンコチックな振付について

振付に関してはどう?
KENTAROさん演じるガルシアが登場シーンでいきなりフラメンコっぽいの踊ったのには驚いた。
確かに、急すぎて少し笑ってしまったよ。
私は、「踊れないなら踊るな」と思うの。
今回の演出は、そういう観客の気持ちを分かっていて、あえて「フラメンコを見てください」という振り付けはしてなかったと思う。
音楽劇「マリウス」みたいなのは嫌なんだね。自分は「あえて知られる」演出好きだけどね。批判も色々あると思うけど、エンターテイメントなので「あえてやる演出」は好きだな

 

 

音楽について

 

今回の作曲家は玉麻尚一。

ROCK MUSICAL BLEACH」や宝塚歌劇団「For the people -リンカーン 自由を求めた男-」、「HEADS UP!」などを手がけています。

 

今回生音じゃないと思っていたらなんと、カーテンコールでミュージシャンたちが登場。

 

生音じゃないと思ってたから、カーテンコールでミュージシャンが登場したのには驚いた
でもできれば、ミュージシャンは客席から見せて欲しい。作品がつまらなかった時、そっちを見る楽しみも増えるからね
私もよく見る
シアタークリエは、あえて見せるような演出が多いよね

 

作品がつまらないことは、しょうがないんです。どんな演出家や脚本家でも、全部が全部面白いわけではない。

だからこそ、役者を見る楽しみ、音楽を聞く楽しみを舞台上でできる限り最大限に残しておきたいところ。

生演奏を見る楽しみもライブエンターテイメントの魅力の一つだと思います。

 

あと、やっぱ福井晶一の歌が一番安定してました。

 

福井さんの歌を聴いて、やっぱし歌を自分は聴きに劇場へ足を運んでいるんだと再認識したよ。
福井さんはとても安定した歌だよね。

 

また、肝心の音楽ですが、【いきなり歌う感】が強かったです。

 

このミュージカル観ててテニミュを思い出したよ。一つ一つはキャッチーな歌なんだけど、いきなり始まって歌が孤立している
セリフで良いところを全部わざわざ歌にしている感じが否めない。厚みのあるセリフを語ることで、役に重みが出てくるのにね。

 

 

ラストシーンについて

 

教授と老人の会話から始まり、

 

老人からロマーレの話が語られる。

 

そして最後にこの2人の会話に戻ってくる。

 

ほとんどの物語が老人の記憶を頼りにしているのだけど、最後にどんでん返しがある......

 

最後のジャンが年老いたドンの認識を「本当はこうじゃないか?」って語るところは、ちょっと付け足しした感があって現実味がなかった。
ある意味、彼の勝手な想像が度を越してしまった感があったかな
結局、教授は10年以上もカルメンについて調べていたわけだ。そうしたら、彼女に関する情報もドンから聞く以外に何かしらあったと思う
「ドン、あなたはこう考えてる。でも、私の知る限り、こういう事実が残っているんだよ」というような研究による裏付けで、カルメンとドンの隠された愛の物語はもっと現実的なものになったんだよ

 


 

いかがでしたでしょうか。

簡単にまとめると、

 

歌う場面が多いので、出演者のファンは必ず行った方が良いと思うミュージカルでした。

 

【東京公演】

東京芸術劇場・プレイハウス

■3月23日(金)〜4月8日(日)

■S席 12,500円 A席 9,000円

 

【大阪公演】

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

■4月11日(水)〜4月21日(土)

■12,500円

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