【ミュージカル・演劇ファンの方へ】最強おすすめアプリ

https://apps.apple.com/jp/app/id1528279062

ブロードウェイ ミュージカル 音楽

「オン・ユア・フィート」朝夏まなと主演 感想・評判 『まぁ様に羽根見えたよ。』『私は黒燕尾が見えた。』


2018年12月8日より東京のシアタークリエで日本初演を迎えたミュージカル「オン・ユア・フィート」。元宝塚男役トップスターの朝夏まなとが主演グロリア役を務めています。

9日に観てきましたので、早速感想をお届けします!

 

「まぁ様に羽根見えたよ。」「私は黒燕尾が見えた。」


面白かったー

めっちゃ面白かったね
結構前の方で見たのだけど、とりあえずまぁ様かっこいいわ。

元々特別まぁ様のファンというわけではないけど、今回のミュージカルでまぁ様にぞっこんです。

ダンスの時は、可愛いグロリアからかっこいいアーティスト・グロリアにスイッチが切り替わって、キリッと観客を見つめる。元男役トップとしての輝きやスター性が半端なかった。

今まで宝塚で培ってきたことを、シアタークリエという中劇場でも存分に発揮している。

本当に輝いていた。羽根見えたよ。

私は黒燕尾が見えた。男役引っさげて群舞を踊っているトップスターみたいだった。
あらゆる面で、男に負けてないよね。

 

 

渡辺大輔には「元男役の相手役」の道を極めて欲しい

渡辺大輔はどうだった?
正直、私大ちゃん苦手なのね。
どうして?

テニスの時から観てるし、その時は好きだったんだけど、大劇場に立つようになってからも成長が見られないというか、いつまでテニス時代の腹式呼吸風の胡散臭い歌い方で通すんだろう?と思っていたの。それ大劇場では通用しないぞ?って。あと自信過剰な感じも苦手。

でも、今回はまぁ様をちゃんと立てていた。元宝塚男役を女性として立てることができる。彼がいることでまぁ様がより可愛く見える。

ビューティフルなど妻が有名になったり、逆に自分が力を持つと、腐ったり・浮気したりやりたい放題やる夫が多すぎる。ストーリーの痴情のもつれ色が増してしまう。

あれ陳腐だよね。そうではなくて、純粋にお互いを思いあう。そういう夫がやっと現れた!という感じ。

純粋に音楽が好きだし、純粋にグロリアが好きだし、邪念がない。純粋に自分の大切なものは大切であると突き通す。

渡辺のエステバンは、相葉には絶対にできないエステバン像だったと思う。

逆に今回は出られない相葉っちがどんなエステバンだったのか気になったわ。

大ちゃんは『バイオハザード』で柚希礼音の相手役だった時も合っているなと思ったし、元宝塚男役との相性が良いのかも。今後も「元男役の相手役」の道を極めて欲しい。

 

 

アンサンブルも出てよかったと思える作品

主役・アンサンブルの使い方が上手く、無駄な役割がなかった。

ダンス要員にはダンスの、歌要員には歌の見せ場がある。そして芝居でもそれぞれにちゃんとスポットを当ててあげる。

これは役者も出てよかったと思える舞台だと思う。出ることで評価が確実に上がる。

近くの劇場で上演されている作品は「この役この人である必要なくない?」のオンパレードだったので、どの作品を選ぶかって重要だね。

 

 

一路真輝が真摯に母親役に臨んでいて、素敵だった、、、

一路真輝が真摯に母親役に臨んでいて、素敵だったね。
まぁ様が演じるグロリアの母親として全く違和感がなかった。

歌手になる夢を諦めて、博士号をはく奪されて、夫があんな状態で戦争から帰ってきて、母親と娘二人と夫を食べさせていくためにどんなに彼女が苦労したか。なのにみんな自分から離れていく、奪われていく。悲しかっただろうな。

 

 

久野綾希子さんはさすがの安定性

久野綾希子さんが安定してた。さすがという他ない。
こんなおばあちゃんいたら幸せ過ぎる。

 

 

ただの歌って踊ってハッピー!な内容じゃなかった。

ただの歌って踊ってハッピー!な内容じゃなかった。
ほんとに。

みんなのバックグラウンドをちゃんと描くんだけど、描きすぎない。バックグラウンドにスポットを当てすぎると話が脱線していくけど、そうはなってなかった。

だから、今回はショーの要素と、お芝居の要素のバランスがよかった。

過去の出来事に、今ちゃんと向き合い、そこから成長しようとしている。ので、こっちも勇気をもらえる。

登場人物の誰にもがっかりしなかった。

一人一人が自分なりに正しいと思う考えを持っているので共感できる。一人も嫌な役がなかった。アンサンブルも含めて。

そして、ただ明るいだけのミュージカルじゃないのに、見終わった後は最高にハッピーになれる!

 

 

ミュージカルの三大要素がマッチした理想的なミュージカル

音楽が、歌がとにかく良かった。
歌が演技の一部としてちゃんと機能していたよね。

感情の延長線上に歌があって踊りがあるという、ミュージカルの三大要素がマッチした理想的なミュージカルだった。

ただのダンスメインのショーベースのミュージカルと思いきや、そうじゃなかった。

ブロードウェイの本格的なガスガス踊るラテンダンサーがアンサンブルに揃っていたら舞台の演出も印象も変わっていたのかもしれない。

そもそもラテンダンスで魅せる要素の大きい舞台のはずなのに、日本版は究極ラテンダンスがなくても満足できる・成立してる作品だった。もちろん、一組で頑張っていた本物のラテンダンサーは素晴らしかったけど。

そのくらい、全体のバランスがよかった。

 

 

ライトは買ってよかった!!!

ライトは買ってよかったね。
今回は前の席だったので特にそう思った。
前の方は必須、マジで舞台・客席一体になるので。

 

 

演出が良かった、特に場面転換

パッて一瞬だけ舞台に強烈なライトが当たって暗転になるシーンがある。あの演出はよかったね。
そうだね、ああいうのが演出の見せ所だよね。ああやって、わざわざ出来事を描写するのではなく、一瞬の光で出来事を理解させる。そして次のシーンに繋げる。

 

 

リピートはマスト

正直なところ、2018年に観た東宝の作品で一番面白かった。今年は期待しても想像以上のミュージカルが少なかったのだけど、最後の最後で巡り会えた。
チケットもまだあるみたいだし、これは必ずリピートしたいね。
絶対しよう。もう一度まぁ様が見たい。

公式サイト

Disney+ (ディズニープラス)

関連記事

YouTubeチャンネル開設しました!

https://www.youtube.com/channel/UCtCnMIKprvcpchnlTKjoNWw

エンタメ系企業への就職・転職情報サイトOPEN!

http://artconsultant.work/2018/04/02/musicaltenshokuwokwebsite/

http://artconsultant.work/

-ブロードウェイ, ミュージカル, 音楽

Copyright© アートコンサルタント/ディズニーとミュージカルのニュースサイト , 2024 All Rights Reserved.