美園さくらが次期月組娘役トップに就任しました。
不在でも、海乃美月でも、他組からの組み替えで娘役抜擢でもなく、99期の首席美園さくらが選ばれました。
就任当日なので、率直に思った感想を書きたいと思います。
目次
美園さくらの良さってなに...?
あまり注目して見ていなかったこともあり、正直なところ美園さくらの良さがまだ分かりません。
良さという面で唯一私が言えるのは、「ダンスがダイナミック」。
ただ、演技・歌ともまだまだ課題が残るなと。
星風まどかのように〈若さ〉という勢いがあって、必死な感じが伝わってきて応援したくなる。というわけでもない。
まだ、殻に閉じている感じがするので、「ブレイクスルー!」ですね。なんてったって首席ですよ。
【関連記事】『月組トップ娘役〈珠城りょうの相手役〉には叶羽時を!』と強く思った理由~「雨に唄えば」の感想と評価~
美園さくらの歌は上手いのか下手なのか?
美園さくらは歌が上手いっていう意見を良くTwitterやブログで目にします。
歌唱力ですが、まず言えるのが元々持っている声がそこまで美しいわけではない。どちらかというと、「雨に唄えば」のリナ・ラモントのように、キンキンする感じ。
もちろん、濱田めぐみみたいに地響きのように聴き手の体の芯に音が広がってゆくわけでもないし、真彩希帆のごとく高い音がすんなりと通る感じもない。
高い声は出る。でも声に美しさがない。なので、テクニックを使わないと魅力ある歌を届けるのが難しい。
宝塚の娘役って別にテクニックを駆使して個性を発揮することが求められていないので。「The 宝塚娘役の歌い方」で魅力を発揮するのは厳しいと思う。
音域は広いので、「Close to you」みたいに、低い音で聞かせて、サビで高音がやっと出てくるような曲で美園さくらの曲聞いてみたいなと思う。
一概に歌唱力が低いとは言えないけど、宝塚で歌の魅力を発揮するは難しいと思っています。
美園さくらトップ就任の反応がイマイチな理由
Twitterで調べてみると、美園さくらの就任を喜ぶ人が少ないのに驚きました。
理由としては、海乃美月ファンが多いから。美園さくらのスキルがまだ娘役トップに匹敵していないと思う人が多いから。
そして、もう一つの理由に愛希れいかファンの存在がある気がします。
愛希れいかがまだ在籍しているのに、「雨に唄えば」で美園さくらが珠城りょうの相手役になりましたよね。
これ、愛希れいかファンはどう思っているのでしょうね。
それに、まだ愛希れいかが在籍しているだけあり、美園さくらと愛希れいかを知らずに比較してしまう人も多いでしょう。
私も自然と比較している一人だと思います。
不在にならなかった理由は多分次も美園さくらだから
単刀直入に言うと、次期男役トップスターの相手役にも引き続き美園さくらが就任するのかもしれません。
たまきちは2018年9月でトップ就任から2年が経ちます。珠城りょう退団後も、まだ99期の美園さくらが娘役に残ることが考えられます。
月組の男役は下の世代が順調に育ってきています。
珠城りょうが後1〜2年に辞めるとして、短いスパンで99期の首席を退団させることは考えにくい。
そうなると、「雨に唄えば」は、珠城りょうだけでなく美弥るりかとの相性もチャックされていたのかもしれませんね。
一方で、海乃美月と美園さくらのどちらを長く残すか考えた結果だとも言える
私の彼女は、海乃美月と美園さくらのどちらを次期男役トップスターの相手役にするか考えた結果だと言っています。
つまり、次期トップ候補の美弥るりか、または月城かなとの相手役として海乃美月を抜擢。
逆に、美園さくらは珠城りょうとの添い遂げ退団になると。
97期はどうなってしまうのか...
海乃美月、城妃美伶と期待されながらもトップ娘役にまだ抜擢されていません。
月組も花組も下級生に有望な娘役がいます。
星乃あんりのように、新人公演や東上ヒロインを経験しながらもそのまま路線から外れてしまう。
そんなパターンが正直なところ見え隠れしてしまう...
優秀な娘役多いですよね、新しいもう一つの組できないかな。
有沙瞳は礼真琴で決定かと
Twitterで「珠城りょうの相手役に有沙瞳」と噂されていましたよね。
見たときは、「いや、ないっしょ」と思いましたが、言われてみると「あるかもしれない...」と思うのが人間なのですね。
ただ、それがなくなった今。
有沙瞳は礼真琴の相手役に決定でしょう。
叶羽時...実は個人的に期待していた。
一度しか新人公演ヒロインの経験はありませんが、「雨に唄えば」の演技・歌・ダンスはどれもピカイチでした。
叶羽時の娘役トップ抜擢を夢見ていました。
多才な愛希れいかの跡を継ぐには、総合力で珠城りょうに劣らないような中堅タイプの娘役にするべきだったかと。