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愛すべき人:モーリス・ベジャール



 

愛すべき人:モーリス・ベジャール

モーリス・ベジャール/1927年マルセイユに生まれる、24歳の時に振付した「春の祭典」でその才覚を表し、「ボレロ」や「火の鳥」など数多くの優れた振付を通して世界でも最も有名な振付家となった。

 

ベジャールの主宰するベジャール・バレエ・ローザンヌの本拠地ローザンヌ市では、今なおベジャールの存在がローザンヌ市民の誇りである。

 


 

2007年にベジャールが亡くなるとローザンヌバレエ団の存続が危ぶまれる。

しかしベジャールの後継者であるダンサーのジル・ロマンはベジャールの残したある言葉を胸に、過去の作品を上演し続けるだけでなく、新しい作品づくりを始める。

 

ある言葉とは、

 

カンパニーは生き物だ、創造し続けなければいつか死んでしまう。

 

この言葉を胸にジルは進退を賭け、初振付作品「アリア」を生み出す。


 

後継者であるジル・ロマンやカンパニーのダンサーに向けられたベジャールの愛は素敵だ。

 

バレエ団にとって安全な道は過去の偉大な作品をベジャールの振付通りに上演し続けること。

 

でもベジャールはダンサーを死んでもなお育てようとした。

 

きっとベジャールは人を愛すことの上に作品が成り立つことを知っていたし、それが一番重要なこともわかっていた。(他者を他者以上に知らない人が良い振付をできるはずがない)

 


 

いくつかのベジャール作品や、ベジャールへのインタビュー映像を見て思うこと、それは世紀を超えてロングランできるカンパニー・作品の作り手に絶対必要な視点がとことん人を何かを愛すこと」ではないかということ。

つまり、ベジャールを愛する人がこの世の中に何万人といるように、見る人にとって「愛される人間」が良い作品を生み出すのではないだろうか。(そして見る側が愛していることに気付くのはいつでも死という障害を挟んだ時だ。)

 


 

じゃあそもそも「」って何だ?と深くなってゆくが、この果てしなくただ気が遠くなる問題について書くのはまた別の機会に……

 


 

でも、実は哲学や精神分析学の分野では「愛」とか「美」とかすごく曖昧な関係性に対してちゃんと答えを出している研究者もいます。

 

だから、このブログではそういった研究者の言葉も参考にして、普段踏み越えないもう一歩先のところから、巷で流行るエンタメや芸術について、どうして流行っているのかを探ってゆこうと思うのです。

 

しかも主催/役者、演者/観客における「愛」(貴族愛とか転移愛とか色々ある)の関係性って実は、宝塚とかテニミュのような興行で成り立っているエンタメにも共通することなのです。

 

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