ここでは小学生低学年までの子どもに読ませたい児童文学のランキングをお伝えします。
海外の大手WEBサイト「Ranker」の「Best Books for Kids」を参考にしました。
小学生低学年までのお子様向け
5歳くらいから1人で本を読み始め、9歳には完全に1人で読めるようになると言われています。
今回紹介する本は基本的には挿絵がついていたりと読みやすく、10歳くらいまでのお子様が楽しんで読める本ばかりです。
世界中で愛される本が勢ぞろい
1000万部発行の「シャーロットの物語」や、ティム・バートン監督によって映画化された「チョコレート工場の秘密」など、世界中の人々が幼い頃に読み、語り継がれている物語が選ばれました。
プレゼントに最適な絵本
Young female holding a book wrapped in golden paper with ribbon bow
子どもの頃に図書館に行って「次、どの紙芝居借りようかなぁ、あっこの本面白そう！」とワクワクした経験ありませんか？
絵本や本をプレゼントすることは新しい物語、新しい世界のページを開くことです。たった1,000円くらいの本と思っても、その価値は計り知れないものがあります。
大人もにも心の豊かさを与える作品
一緒に絵本を読んだ経験って一生忘れない思い出になるものです。お子様にもご両親にも。
これから紹介する本は、すべて大人も心の豊かさや、日々の生活で忘れていた子どもの心を思い出させるものです。
それでは、小学生低学年までのお子様におすすめする最高の20冊をご紹介します。
１位は「シャーロットのおくりもの」。ハムにされる子ブタを救う蜘蛛の物語です。命の大切さや、動物、昆虫など生命を持つものへの共感力が身につく傑作です。
１位 シャーロットのおくりもの（1952）
- 作者：E・B・ホワイト
- 高評価：156 低評価：36
- 値段：1,620円
解説
19カ国1000万読者に愛されつづけるロングセラー。
あらすじ
静かな農場の納屋に住む子ブタのウィルバーとクモのシャーロット。ある日シャーロットは、ハムにされる子ブタを救うため、「奇跡」を起こす。
２位 グリンチ（1957）
- 作者：ドクター・スース
- 高評価：147 低評価：26
- 値段：1,084円
解説
子供と大人の「こころ」をほんのりと温めてくれるベストセラー作家ドクター・スースの世界的名作。ジム・キャリーが主演で映画化もされている。
あらすじ
いじわるグリンチは、クリスマスが大嫌い。なんとか、クリスマスをぶち壊そうとしたグリンチは、ダレモ村から、すべての「クリスマス」を盗もうとしたが…!?
３位 ライオンと魔女（1950）
- 作者：C・S・ルイス
- 高評価：122 低評価：47
- 値段：734円
解説
「ナルニア国ものがたり」(全7巻)は空想上の国「ナルニア」の誕生から滅亡までを描いたイギリスの壮大なファンタジー。偉大なライオン、アスランのつくったこのナルニア国で子どもたちが大冒険をくりひろげます。
あらすじ
部屋の箪笥から知らぬ間にナルニアの森に入り込んだ４兄弟。偉大なライオンのアスランがおさめるナルニア国で、４兄弟が白い魔女と戦うファンタジー作品。
４位 キャット イン ザ ハット（1957）
- 作者：ドクター・スース
- 英題：The Cat in the Hat
- 高評価：155 低評価：25
- 値段：2,972円
解説
リズミカルな言葉とユーモラスなイラストにぐいぐい惹き込まれてしまう１冊。
原作者は、全世界販売部数４億５０００万部という、驚異的数字の絵本作家、ドクター・スース。夢と冒険に満ちたミラクルワールドを存分にお楽しみください。
あらすじ
ある雨の降る日に、「僕」と「サリー」はお家でお留守番。何もすることがなくて、退屈な時間がただ流れていくだけ。そんな日に突然あらわれた「キャット イン ザ ハット」！奇想天外な「ねこ」が繰り広げる楽しい遊びとは・・・？
５位 ロラックスおじさんの秘密の種（1971）
- 作者：ドクター・スース
- 英題：The Lorax
- 高評価：119 低評価：22
- 値段：756円
あらすじ
本物の木が1本も生えていない街、そして新鮮な空気はお金を出して買う街―それがスニードヴィルだった。空気を売る男オヘアは大儲けし、今では街一番の権力者だ。
そんな街で暮らすテッドは、ある日、あこがれの女の子オードリーが本物の木をほしがっていることを知る。
本物に木について知っているとされる老人、ワンスラーに会いにいくことにしたテッド。そこでテッドは、街の秘密と、木の代表者ロラックスおじさんをめぐる驚きの物語を聞かされるのだった。（映画版のノベライズ本バージョン）
６位 あなたがぼくのおかあさん？（1960）
- 作者：P.D. イーストマン
- 英題：Are You My Mother？
- 高評価：109 低評価：21
- 値段：1,944円
あらすじ
お母さんはどこ？
赤ちゃん鳥はトコトコさがしてまわります。
７位 オズの魔法使い（1900）
- 作者：ライマン・フランク・ボーム
- 英題：The Wonderful Wizard of Oz
- 高評価：106 低評価：41
- 値段：734円
あらすじ
大竜巻に家ごと空高く吹き上げられた少女ドロシーは、愛犬トトとともに不思議なオズの国へ着陸しました。かかし、ブリキの木こり、おくびょうなライオンが仲間に加わって、一行はエメラルドの都をめざします。
オバマ大統領が人生で初めて読んだ本
８位 おやすみなさいおつきさま（1947）
- 作者：マーガレット・ワイズ・ブラウン
- 挿絵：クレメント・ハード
- 英題：Goodnight Moon
- 高評価：113 低評価：28
- 値段：1,296円
解説
アメリカで1000万部をこえて読みつがれている名作。オバマ大統領が“人生最初の一冊”とし、また雅子妃が“思い出の宝物”とされている絵本。
あらすじ
まだまだ眠りたくない子うさぎは、部屋の中のものすべてに「おやすみなさい」と言い、そして、おしまいにはあちこちで聞こえる音にまで「おやすみなさい」を言っていきます。きっと、子うさぎは、心穏やかに眠りに付くことができるのでは……。
全世界で2,000万部売れている児童図書のベストセラー。
９位 かいじゅうたちのいるところ（1963）
- 作者：モーリス・センダック
- 英題：Where the Wild Things Are
- 高評価：130 低評価：27
- 値段：1,512円
解説
かいじゅうの国をたずねよう。コルデコット賞を受賞し、世界中の子どもたちをひきつけてやまないセンダックの代表作。子どもの内面のドラマをみごとに描いて、今世紀最高の絵本といわれています。
あらすじ
主人公のマックスは、オオカミの着ぐるみを着てやったいたずらの罰に、夕食ぬきで寝室へ追いやられる。ところがびっくり、部屋はいつの間にか森になり、マックスはそこで思う存分あばれ、遊びはじめる…。そこはかいじゅうたちのすむところだった。
「かいじゅうの王様」になったマックスだが、家が恋しくなりはじめる。そして、自分の部屋に戻るとそこには暖かいご飯が待っていた。
2005年にはティム・バートン監督により映画化された心踊る名作絵本。
１０位 チョコレート工場の秘密（1964）
- 作者：ロアルド・ダール
- 英題：Charlie and the Chocolate Factory
- 高評価：135 低評価：32
- 値段：1,296円
解説
世界中で読み継がれるロアルド・ダールの傑作。
あらすじ
チャーリーが住んでいる町に、世界一広大で、世界一有名なワンカのチコレート工場がある。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場。そこへ、五人の子供たちが招待されることになった。招待状の入ったチョコレートは、世界にたったの五枚。貧しい暮らしをしているチャーリーはその招待状を引き当て大騒ぎ。招待日、とびらが開き、チョコレートの川、魔法のガム、クルミ室と奇想天外な工場見学がはじまる！
アメリカやイギリスでは知らない人はいないくらいの有名絵本。
１１位 おおきいあかいクリフォード（1963）
- 作者：ノーマン・ブリッドウェル
- 英題：Clifford the Big Red Dog
- 高評価：95 低評価：15
- 値段：770円
解説
アメリカ合衆国で40年間愛されている絵本。TV番組化され、日本でも放送された名作。
あらすじ
エミリーのおともだちは家よりも大きな赤いイヌ！
7さいの女の子、エミリー・エリザベスと、家よりもおおきく消防車よりも赤いクリフォード。この本にはふたりの友情ものがたりが描かれています。
１２位 せかいいち おいしいスープ（1947）
- 作者：マーシャ・ブラウン
- 英題：Stone Soup
- 高評価：67 低評価：50
- 値段：1,728円
解説
民話をもとにしたマーシャ・ブラウンの楽しい絵本。
あらすじ
はらぺこの三人の兵隊が、ある村で食べものをわけてほしいとたのみました。けれども、村人たちは首を横にふるばかり。兵隊たちは、しかたがないので、石のスープをつくるといい出しました。えっ、石からスープをつくるだって？！ いったい、どんな味がするのでしょう？
１３位 おばけ桃が行く（1961）
- 作者：ロアルド・ダール
- 英題：James and the Giant Peach
- 高評価：92 低評価：47
- 値段：1,296円
解説
1996年には「ジャイアント・ピーチ」として映画化された有名児童絵本。
あらすじ
両親をなくし、ぐうたらで意地悪な二人の叔母に引き取られたジェイムズ少年の毎日は、つらくて悲しいことばかり。そこへ、奇妙な老人があらわれて、奇妙なプレゼント。ある日、庭の桃の木に、りっぱな実が生って、みるみるうちに家一軒ほどの巨大桃になり、中にいたのは、これまた巨大で不気味な虫が七匹…。やがて、ジェイムズ君と虫たちを乗せた巨大桃は、木から離れ、断崖から海へ飛びこみ、はるかな冒険の旅に出発した。
１４位 大きな森の小さな家（1932）
- 作者：ローラ・インガルス・ワイルダー
- 英題：Little House in the Big Woods
- 高評価：68 低評価：28
- 値段：648円
解説
百年前の北米の森と草原を舞台に、少女ローラとその一家の開拓生活を描いた大河物語の一冊目。確かな生活の持つ迫力が読む者の胸に迫ってきます。
あらすじ
「インガルス一家の物語」は、開拓時代の北アメリカを舞台に、大吹雪やイナゴの大群、日照りといった自然の驚異にさらされながらもたくましく生きる一家の物語です。
丸太を組み立てて家を建て、パンやバターやソーセージを作り……、生活に必要なもののすべては、助け合って自分たちの手で作り出していきます。人間の生活そのものが、深い喜びとして生き生きと描かれています。
１５位 ビーザスといたずらラモーナ（1955）
- 作者：ベバリイ・クリアリー
- 英題：Beezus and Ramona
- 高評価：75 低評価：25
- 値段：1,296円
解説
やんちゃでききわけのない妹を持った、お姉さんのなやみをユーモラスに描いたゆかいな物語。
あらすじ
ビーザスのなやみのたねは、妹のラモーナです。まったくラモーナときたら、どうして、こう次から次へといたずらばかり思いつくのでしょう。すっかり、ゆううつになったビーザスでしたが…。
１６位 三びきのこぶた
- 英題：Three Little Pigs
- 高評価：67 低評価：17
- 値段：972円
解説
イギリスで古くから伝わる民謡が原作となっている有名児童文学。ディズニーの「三びきのこぶた」でもよく知られている。
あらすじ
自分の家をたてることになった子ぶたたち。「どんな家にしようかな」と考えて、一番上の子ぶたはわらの家、二番目は木の家、おとうと子ぶたはれんがの家をつくりました。そこにおおかみがやってきて…。
１７位 イソップ寓話
- 英題：Aesop's Fables
- 高評価：55 低評価：37
- 値段：2,808円
解説
イソップに学ぶ人の世のうらおもて。時をこえて読みつがれる寓話集。
１８位 ホビットの冒険（1937）
- 作者：J・R・R・トールキン
- 英題：The Hobbit
- 高評価：80 低評価：51
- 値段：1,296円
解説
北欧の叙事詩を思わせる壮大なファンタジー。
あらすじ
ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝を取り返しに旅立ちます。
１９位 グリム童話（1812）
- 作者：グリム兄弟
- 英題：Grimm's Fairy Tales
- 高評価：78 低評価：42
- 値段：1,080円
解説
やさしく、あたたかく、時につめたく、みにくい…おもしろいだけじゃない、ありのままの人間の「こころ」を知り、考えていくお話たちです。
あらすじ
赤ずきんは病気のおばあさんのおみまいに、ひとりでケーキとワインをもって、でかけます。ところが、森の中でおそろしいオオカミにであい…。「赤ずきん」「白雪姫」「ラプンツェル」など数多くの世界中で愛され読みつがれてきた名作集。
２０位 ジャングル・ブック（1894）
- 作者：ラドヤード・キップリング
- 英題：The Jungle Book
- 高評価：54 低評価：11
- 値段：864円
解説
「ジャングルの掟」とともに厳しく生きる者たちを描く永遠の名作。
あらすじ
森の洞穴に現れた人間の赤ちゃんは、母オオカミ・ラクシャに預けられて、オオカミの群れの中で育てられた。その少年モウグリを主人公に、ヒグマのバルーと黒ヒョウのバギーラ、モウグリを誘拐したサル族、知恵もので岩ニシキヘビのカー、人間を恨みモウグリの命を奪おうとするトラのシア・カーンなどとの関わり合いが描かれる。
小学生低学年までのお子様におすすめする最高の20冊でした。
また、絵本と同じく、良質なアニメーション映画も子どもの完成を豊かにします。
をぜひご覧ください。
