2013年に公開されたディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」がスペインの歌手ハイロ・シエロの「Volar」と類似しているとのことで、訴えられています。
この記事では、盗作・パクリ疑惑の真相についてご紹介します。
ディズニーが2013年に公開した映画「アナと雪の女王」がミュージカルでも続編でもなく、まさかの盗作したのでは?という疑惑でメディアを賑わせています。
ディズニーファンとしては「ありえないでしょ!」という気持ちですが、一応ご紹介しておきます。
ウォルト・ディズニー、イディナ・メンゼル、デミ・ロバートが訴えられる
盗作を訴えているのはスペイン人歌手のハイロ・シエロ。
訴えられているのはウォルト・ディズニー・スタジオ、またウォルト・ディズニー社だけでなく、エルサ役として劇中で「Let it Go」を歌ったイディナ・メンゼル、さらにサウンドトラックで「Let it go」をカバーしたデミ・ロバートも同様に訴えられています。
しかし、「Let it go」の作詞・作曲を手がけたクリスティン・
スペイン歌手ハイロ・シエロの「Volar」と類似
類似しているのはハイロ・シエロが2008年にリリースした楽曲「Volar」。「Volar」の歌詞はほとんどスペイン語ですが、ハイロ・シエロは「Let it Go」の元になっていると主張しています。
類似している点
また具体的な類似箇所についてですが、ハイロ・シエロは「音の組み合わせ、フレーズ、メロディ、歌詞、テーマ、演出、テクスチャ」が類似していると語りました。実際に聴いてみると、確かにハイロ・シエロの言おうとしていることも分からなくはないです。
しかし究極の問題は、彼がそれを法廷で立証できるかというただ一点です。
YouTubeでのコメント
また、YouTubeのコメントでは「どこが『Let it Go』と似ているの?」という意見もあれば、「実際似ているし、特にコーラスが一緒」という意見もあります。
ハイロ・シエロが勝訴した場合
「アナと雪の女王」は2013年にアメリカで公開され、世界中で12.7億ドルの興行収入を達成。主題歌「Let it Go」はアカデミー歌曲賞を受賞しました。また「Let it Go」の収録されたサウンドトラックも2014年までに1,000万枚販売されています。
そして、2014年に日本でも公開され大ヒットを記録した「アナと雪の女王」の人気を支えた一番の理由ともされる主題歌「Let it Go」。ハイロ・シエロは映画、音楽、グッズなど「Let it go」の関連したあらゆるコンテンツから利益を得るべきだと語っています。
多額の賠償金
もしハイロ・シエロが勝訴した場合、彼には億万もの賠償金が手に入り、一方でディズニーにとってはミュージカル化や続編も控えており、コンテンツとしての価値が高く、代表曲「Let it Go」の盗作が認められれば相当なダメージになるでしょう。ディズニーは多額の賠償金を払わざるを得ません。
「アナと雪の女王2」の内容変更
また「アナと雪の女王2」が2019年11月27日に公開予定です。もしハイロ・シエロが勝訴した場合、「Let it Go」を作中では使用できなくなり、映画の内容にまで関わってくる可能性が高いです。
曲を聴き比べ
では、その問題の「Volar」と「Let it Go」を聴き比べてみましょう。
「Volar」
https://youtu.be/qu-biRtYEcU
「Let it Go」