さて、2019年も残すところあとわずか。今年は「ファントム」の観劇から始まり、本当に素敵な作品が目白押しでした。
そこで、今回はミュージカル好き夫婦が選ぶ【2019年宝塚歌劇団アワード】 | 主演男役賞から演出・振付・舞台美術賞まで。
印象に残った素敵な作品や、スター、スタッフをお伝えします!
主演男役賞
明日海りお『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』での演技・歌唱・ダンスにより
堂々とした立ち姿、スキル、後輩への想い、、非の打ち所がない。。。
主演女役賞
城妃美伶『花より男子』により
そういう事前の努力も踏まえて城妃美伶の気合がすごかったです。
助演男役賞
愛月ひかる『アルジェの男』により
その後、星組に組替えしたことが、どれだけ新しい星組に愛月ひかるが必要かを語っていると思う。
助演女役賞
乙羽映見『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』により
また、今まで見たカルロッタと比較しても舞咲さんが本当に上手かった。次で退団してしまうのが悲しすぎる。
正直かなりの激戦だと思う。
乙羽映見は、人間なのか神なのか分からないミステリアスな役。歌唱力と見た目の美しさという存在感で体現していたよね。いるだけで存在を示せる、役を表現できるというのはある意味究極だと思う。
歌唱賞(男役)
望海風斗『ファントム』により
歌唱賞(娘役)
真彩希帆『ファントム』により
ダンス賞(男役)
水美舞斗『シャルム!』により
礼真琴の身体能力の高さと、表現力も本当にすごいとか言いようがないし。
マイティのダンスは、バレエ仕込みの軸が中心にあるブレのないダンスとしなやかな動き。超自然的というか神秘的というか、そういう場面で映えるよね。
求められる振付やシーンにより、明日海りおがよかったり、礼真琴がよかったり、水美舞斗が良かったり。これも選ぶの難しいな。。
ダンス賞(娘役)
舞空瞳『ロックオペラ モーツァルト』により
新人賞
極美慎『ロックオペラ モーツァルト』により
あとは演技力を伸ばせば、本当に素敵なスターになれると思う。
最優秀ミュージカル賞
雪組『ファントム』
また、集団芸を求められるシーンも、雪組の底力を感じた。
最優秀レビュー賞
花組『シャルム!』
またパレードは明日海りお退団を悲しむような終わり方ではなく、幕が閉じるまでパッションのあるパレードで「祝祭性」があった。
明日海りおがまるで不死鳥でもあるかのようなパレードであり、またレビューだった。
楽曲賞
花組『CASANOVA』(ドーヴ・アチア)
良くも悪くも素晴らしい楽曲だった。
衣裳賞
花組『CASANOVA』
舞台美術賞
花組『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』
ロンドンやヴィッカーズの場面では現実的で作りこまれた舞台美術。
世界観の差を舞台美術で上手に表現していた。
ラストシーンでは立体的な白い薔薇が咲き誇り、「理想が現実になった」のかな、とか考えました。
演出賞
野口幸作『花より男子』により
音くり寿が豹変する場面などは違和感があったけど、そもそも野口先生的にはそんなに深く描こうとしたシーンではなかったのかも。音くりちゃんの役の作りこみが先生の想定以上にすごかったのだと思う。だからこそ、不自然な演出に感じたのかな、と。
最優秀コンビ賞
雪組・望海風斗、真彩希帆
それぞれのスキルが高く、それが二人合わせるとさらに力を増す。理想的なコンビ!
振付賞
花組『シャルム!』より「Nuit jungle」(振付:百花沙里)
ダンス力が問われる振付にちゃんと応えてくる明日海りおがカッコいい。
シャルムの中でも一番好きな場面。
あとは星組のボレロもカッコよかった。マーサ・グラハムっぽい衣装に振付。
繊細さとダイナミックさとキレ、すべてが揃ってる。
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